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第1・2回のまとめとこれから

アニマルメディスンっていったいなんなの?
動物占いとは違うの?
メディスンってどんな薬?

『アニマルメディスンブック』をどのように活用すればよいのか?
当初は、そんなお話からスタートできればと思っていました。

しかし、アニマルメディスンの本質を知れば知るほど、私たちの生活からはかけ離れていることを知りました。
北川らんさんとおはなしする中で、社会的な価値観の違い、自然に対する捉え方の違いが、浮き彫りになりました。

【現代人と圧倒的に違う価値観とは】

・所有の概念がない
なぜなら、今あるものすべてが、7世代先の子どもたちの借りものである。それはすべて、そのまま次の世代へと渡していかないとならない。

・すべての命は等しく、尊重されるべきものである
ただし、人間も生きるために他の物の命を奪うこともある。しかし、決して必要以上には取らない。自然界の食物連鎖の中に人間もいる。

・人間は動物の中で一番弱い存在である
だから神様は、人間に器用に使える手と考える頭を与えた。それを正しく使わなければならない。

・人間は、すべての生き物から学ぶ必要がある
彼から生き方を学ぶことで、一人ひとりが、頭と身体を正しく使い、善く生きることができる。

・絶対に嘘を吐いてはならない
間違ったことを伝えては絶対にいけないということから、文字を持たない文化であり、たった一つの嘘が部族の運命を左右することもあることから、絶対にウソをついてはならない。

・宗教がない
人間をコントロールする絶対的権力につながるような教義や神様というものがない。ネイティブアメリカンの世界にも、この世界をを創造した神様(グレートスピリット)と云われる存在はあるが、神様は崇めたところで人間に特別何もしてくれない。(すべての命は等しく平等だという考えがあるため?)
何をなすべきかは、自らが経験する以外にない。それが、生きることだということ。

などなど…。

このようなことを共通の概念として正しく実践し共同体として機能させるための取り組みもいろいろあるそうです。(これについては、回を重ねながららんさんにおはなしをしてもらいたいと思っています)

資本主義経済で暮らす私たちとは圧倒的にかけ離れた世界観ではないでしょうか。
でも、私たちの歴史の中にもきっとこのような世界があったはずです。

頭でアニマルメディスンを理解したとしても、それが必ずしも正しく使えるようになるには、本当にアメリカの先住民の人たちの暮らしをしないと難しいのではなでしょうか。

でも、でもです…。
物質的な豊かさをさんざん享受してきた私たち人類ですが、そのためにどれだけの命を犠牲にしてきたのか?

北川さんさんいわく、
「『自然と共生する社会』って、人間も自然から生まれたもでしょう?なのに共生ってなんなの?その考え方がすでに、人間と自然とを分けているって気づかないと!」

自然から離れた生活をしている私たちを示唆する言葉だとハッとさせられました。

【アニマルメディスンクラブの展望】

刹那に生きる人たちは、勝手に好きしたら…、と思っていますが、
私は、「この世界をあきらめたくない」と思っています。

いま生きている世界をより良くしたい。できるだけ次の世代に良いカタチで渡していきたい」
「せっかく得た知識を一人でも多くの人たちに伝え、みんなと一緒により良い世界に変えていきたい」

北川らんさんに出会い、一緒に本を作らせていただき、らんさんの伝えたい想い(ネイティブアメリカンのおじいさんが、ランさんに渡したこと)に感動したことは、私の人生を大きく変えました。
その感動と記憶は、深く私の心の中で、何かが芽生えました。

おそらく、『アニマルメディスンブック』を読まれた方、らんさんからお話を聞いたことがある多くの方々は、私と同じような感動を得たのではないでしょうか。
そして、そんな皆さんの心の中にも何かが芽生えているはずだと推察しています。

この世界をあきらめたくない。
「なんか、おかしいぞ」と思うことに、あがらっていきたい。

そんな人たちは、『長老(エルダー)』なんです。
いきなりですみません。

なにより、世の中がおかしくなっているのは、『長老(エルダー』がいないからです。(第2回のおはなし会のキーワードでした!)

「竜神がぁ~」とか、「開運パワースポットがぁ~」とか、そんなスピ系な話をする人が『長老(エルダー)』では決してありません。

もっと現実に即したカタチで、私利私欲ではなく真剣に物事に取り組んでいる人たちこそが、「長老(エルダー)」です。

アニマルメディスンクラブは、これから『長老(エルダー)会議』を実践していきます。

「自分は長老なんかじゃない」
そんな謙虚な人こそ、「長老」に向いています。

「長老(エルダー)」が「長老(エルダー)」を育て、しっかりと下の世代を見守っていく社会を築く。

大きな目標としては、そこまでを視野に入れた活動をしていきたいと思っています。

その過程で、「アニマルメディスン」があり、「心の中の森を育てていく」ことをしてきます。
さまざまな怪しげな情報や資本主義経済に振り回される時代から抜け出すのは、いましかない!

じゃこめてい出版公式LINEもしくは、メールにてご参加いただけます。

さあ、みなさん。
準備はよろしいでしょうか?


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