「味の大関 復刻版 しょうゆ味」
スーパーのチラシを見てみたら、びっくりするような値段のインスタント・ラーメンが掲載されているじゃありませんか!
『味の大関 復刻版』(まるか食品株式会社)
https://www.peyoung.co.jp/products/000130.html
そう、まるか食品といえばカップ焼きそば「ペヤング」のメーカーです。
そして5食パック199円!という破格な値段!
ここは多少の危険を承知で買うしかあるまい!と思い、素早くスーパーへ。
同インスタントラーメンの詳しいレビューはこちらのブログの方におまかせしますが、
No.7207 まるか食品 味の大関 復刻版
https://i-ramen.net/blog/2023/01/26/no-7207-まるか食品-味の大関-復刻版/
要するに、ラーメンを作る際、茹で湯とは別にスープ用のお湯を用意してね、ということですね。
僕は小学校3年生のころにマンガ雑誌のワンコーナーに「インスタントラーメンは麺を茹でたお湯と、スープは別のお湯にしたほうが美味しいよ」書かれていたのを見て実践し、それ以降、今の“ノンフライめん”が主流になっても必ず麺を茹でたお湯は湯切りしているので、特に作り方に戸惑いはありません。
ビリビリと外袋を破り、早速小鍋で沸かしたお湯に麺を投入。
推奨茹で時間は3分とありますが、ペヤングは麺がのびやすいのでここは2分15秒としよう。
ほ~、2分とちょっと麺を茹でると、あのペヤングを湯切りしたときのお湯のような、なんとも身体に良くなさそうな匂いがするじゃありませんか。
鍋を火から外し、麺を箸で押さえて素早く茹で湯を捨てます。
そして麺をすすぐような感じで軽く水道水でじゃぶじゃぶします。
そのすすいだ水を捨て、スープ適量(小鍋で麺ひたひた位の量)の水を加え、再度鍋を火にかけます。
水の量が少ないのですぐに沸騰しますので、沸騰したら火を止め、粉スープを投入。まぜまぜ。出来上がり。
むろん“どんぶり”などというような高級な器は必要なく、鍋から直に食べる“ナベジカ”方式をとります。
うん、うまい。麺の味はペヤングのそれだ。スープの粉末に予めコショウのような香辛料が入っている。
昔のインスタントラーメンを食べているような味です。
サッポロ一番よりもっと安っぽい感じ。
えーとですね、北海道ではお馴染みで、今はネット通販でどこででも買えるんですが、東洋水産が北海道地域限定で販売している『マルちゃん ダブルラーメン』に近いかもしれません。
https://www.maruchan.co.jp/products/search/211349.html
誠に安っぽい!
しかし僕は思いました。
「ああ、すまなかったな『ダブルラーメン』。すっかりご無沙汰になり、つい『マルちゃん正麺』や『昔ながらの中華そば』なんて買ってしまうけど、元々ボクは『ダブルラーメン』で育ったんだよな。これじゃあまるで太田裕美の『木綿のハンカチーフ』じゃないか……」
そう思ったボクは再び素早くスーパーに向かい、1パック5食入りの『味の大関 復刻版』を4パック追加購入したのでした。
めでたしめでたし。