『深淵のテレパス』の質問に回答する男
先日、ジュンク堂書店池袋本店様にて、オモコロ編集長の原宿さんとトークイベントをやらせていただきました。
そのときの模様を原宿さんに記事にしてもらったので、ぜひご覧ください。拙著『深淵のテレパス』をもっと楽しんでいただけるのではないかと思います。
さてここでは、その日に会場の皆様、および配信でご覧になっていた皆様よりいただいていた質問にお答えしていこうと思います。
……は?
正気か?
イベント8月だぞ?
今11月ぞ? 11月中旬ぞ?
もう質問してくれた方も自分が何を聞いてるのか忘れたころだと思いますが、もらいっぱなしなのも寝覚めが悪いので答えさせていただきます。僕はいつもこれぐらいの時間間隔で生きています。どうか慣れてください。
かなり長くなるので、気になるトピックだけツマミ読みしていただければと思います。
■『深淵のテレパス』の裏側の話
Q: 「光を絶やさないでください」←印象的なフレーズですが、パッと思いついたアイデアを採用してますか? じっくり考えたものですか?
基本的に内容もフレーズも、パッと思いついたものを採用していることが多いです。熟考苦手なので。
ただ、高山カレンの家で起こる超常現象は「これだ!」というものがなかなか思いつかず、決めるまでに紆余曲折あった記憶があります。YouTubeとオモコロで公開している「どねいと」という記事の中で使った3種類の”近づいてくる怪談”をほとんどそのまま使う案もありました。
最終的に怖い場面をうんうん考えていたなかで、「照明器具だらけの部屋」という異常性のある画が思い浮かんで、作中の形になりました。
Q: お話を考えるとき、最初はどういう着想からスタートしたのでしょうか?
「怪談会に行った人が次々呪われる」「怪談師が呪っていると思いきや、実はESP能力者による宣託だった!」というのがアイデアの核でした。
ESPということで超心理学的なテーマを盛り込んでいった結果「あしや超常現象調査」の2人が生まれたのですが、研究者ということにするには僕の知識が足りなかったので、心霊ドキュメンタリーの監督と助手という設定にしました。
のちに、「令和において”心霊ドキュメンタリー監督”という存在はちょっとリアルさに欠ける」という理由で彼らは副業YouTubeになりました。
Q: The Bright Roomにはどんな思いが込められているのでしょうか?
東京創元社さんの本は英題が付けられるんですよね。手元に創元推理文庫などあったら確かめてみてください。
『The Bright Room』は『パラ・サイコ』の改題案をうんうん考えていたときに考えていた没案の1つでした(実際には『ブライト・ルーム』)。
濁音の響きが気に入っていたのですが、ブライトという英単語は意外と一般知名度が低いのでは?という指摘があり没に。
せっかくなので英題として残すことにしました。
Q: 晴子、越野、倉元、犬井 頼りになるチームとヘタレチームでこれからも活動するシリーズは考えていますか?
頼りになるチームとヘタレチームっていう区切りいいですね!
犬井の自己認識は「頼りになるチーム」側なんだろうな。
続編は今苦労しながら書いておりますので、もう少々お待ちください。
Q: 今回の作品の構想は、いつ頃から持っていたのでしょうか?
2022年の11月頃に澤村伊智さんのツイートで創元ホラー長編賞のことを知り、そこから構想し始めました。23年の4月が〆切だったので、構想し始めてから書き終わるまでおよそ半年くらいでしょうか。
賞が1回きりの開催と聞いて、それがプレッシャーになり走り切れました。
Q: 食事にまつわるシーンがとても印象的でした。犬井の家に初訪問した際に、手土産を感慨もなく商品する犬井さんの姿や、男三人で中華屋で義務のような食事をとるくだりなどです。
不可解な現象を前に、日常の象徴とも言える食事を、タスクのようにおざなりに済ませるさまが、事件の深刻さを表しているようでした。それゆえにカレーのシーンはクライマックス前のブレイクとして愛おしさを感じました。「食」についても何か意識されてることはありますか?
熱量の高い感想ありがとうございます!!!!嬉しい!!!(一部抜粋にさせていただきました)
書いているとき福田里香さんの「フード理論」は少しよぎっておりました。あとは書きながらふと「あれ?この人たち朝から何も食べてなくないか?そろそろ食事シーンを入れよう」と気付いてカレーのシーンを組み込んだ記憶もあります。気に入っていただけたなら良かったです。
Q: 映画化キボンヌ 想像されてるキャストなどいましたら……(犬井は塚本晋也がいいな)
Q: 実写化したらどの俳優さんにやってもらいたいですか?
2問まとめてすみません。
俳優のイメージを作者が言ってしまうとキャラクターのビジュアルイメージが固定化されちゃうかなと思って言わないようにしています。が、発売前くらいに戯れに妄想で作ったキャスト表があります。これは封じ手にしておきます。
身の回りの人に「このキャラはこの人がいいな」と言われる機会がちょくちょくありますが、見事に割れていて面白いです。よかったら皆さんも妄想キャストをツイートしてください。シュバババっと見に行きます。
Q: 汚水が主となって物語が進むところが絶妙だと感心したのですが、もし汚水以外を物語で用いるならどのようなものでしょうか?
2作目ではまた違うモチーフを使った超常現象が起きますので、ぜひそちらをお待ちいただければ幸いです!
■ホラーについてのあれこれ
Q: 最近よかったホラー作品を教えてください。
イベントで原宿さんが言っていた白石晃士監督の映画『サユリ』を観ました。最高 of 最高。もともと原作者の押切蓮介がお母さんとの会話から「ホラーは負け戦が多い」と気付いて、「霊に逆襲する作品を作ろう」と描かれたのがサユリだったとのことで、凶悪な霊に真っ向からぶつかっていくさまが痛快でした。
小説なら澤村伊智さんの最新作『斬首の森』がめちゃ良かったです。カルト団体の合宿から逃げ出した5人が禁足地らしい森に迷い込んでしまい、一人ずつ首を落とされて死んでいく……というミステリーホラー。終盤で明らかになる事実が禍々しすぎてひっくり返りました。まだ世の中には怖くて面白いものがいっぱいある。
Q: 怪談会に行ったことはありますか?
ないんですよねー。YouTubeの動画とか、配信サイトの怪談番組は一時期結構見てました。その頃はよく深津さくらさんの怪談を入眠前に聞いてました。
怪談のリアルイベントには行ってみたいなとずっと思ってるので、良いイベントあったら教えてください。
Q: ホラー・オカルト系のイベントでは「最後に怖いのはやはり人間」と言う方が多数見受けられます。「最後に怖いのは人間」派ですか?
「最後に怖いのは人間」は超常現象の懐疑派、否定派にかなり寄った言葉だと思っています。もし超常的なものを信じていたら、自然と超常的なものの方が怖いと思うのではないでしょうか。
作中の高山カレンが言うように、人間の問題は最終的に対処できるけど、誰もいない家の中で赤ん坊の泣き声が聞こえたらどうしようもないわけじゃないですか……。
ただ、人間にまつわる「絶対に助からない状態」も、それはそれでかなり怖いなと思っています。最近、日本の死刑室の写真を初めて見たのですが、あまりに普通の公民館のような部屋で、そこで行われる「抗いようのない死」に底知れぬ恐怖を感じました。
Q:「怪談を浴びる」というフレーズが出てきました。もしかしたら好井まさおさんがお好き?
好井まさおさんもそのフレーズを使ってらっしゃったんですね、不勉強でした……! 好井まさおさんはバチェロレッテで鋭いコメントをするお兄さんという認識だったんですが、怪談家もされてるんですね、動画見てみます!
ちなみに作中の「怪談を浴びる」は映画『ジュラシックパーク』の毒を吐く恐竜からベシャッとべたべたの毒液を浴びるようなイメージで使っております。桐山ザウルス。
Q:「来る」観ましたか? 感想が知りたいです。
観ました! 早稲田松竹という名画座で、『ヘレディタリー』と2本立てで観たんだったかな。
ストーリーの面白さ&怖さは言わずもがなですが、中島哲也監督のCM監督出身らしいこだわりの強い画作りが印象深かったです。なにげない居酒屋のシーンがビールのCMみたいにキメキメだったり、終盤の橋の途中で電話するだけのシーン(うろ覚え)が車のCMみたいな画角だったり。女子高生がカラオケしてる様子がスローモーションで流れて、隣の部屋でカラオケしているパパ友たちが「隣女子高生っすよ!」みたいに言ってるシーンが異様にグロテスクだったのをなぜかよく覚えてます。娘がいるのにペドって怖いですね。
Q: ホラーに目覚めたきっかけは?
Q: 怖いお話は幼いころからお好きだったのですか?
2問まとめてすみません。
小学生のころから、学校の図書館にある怖い話の本は一通り読んでました。ただ花開いたのは高校生になって携帯電話を買ってもらってからかな。モバゲーの携帯小説プラットフォームみたいなものがあって、『次の日常』という連作怪談が大好きでした(どうにかして読めないものか)。
あとは同じころに2chのオカルト板まとめも読み漁ってました。師匠シリーズには絶大な影響を受けています。
Q: ホラー初心者がこれからホラーの世界に足を踏み入れるにあたって、おすすめの本や映像作品があれば教えてください。
マジレスすると、本ならアンソロジーが良いと思います。
朝宮運河さん編のこの2冊がオススメです。ホラーは好みが人により千差万別なので、これを読んで刺さった人の代表作に手を伸ばすのがいいんじゃないでしょうか。
あと株式会社闇の「ホラーの扉」とか、まさに入り口用の本ですよね。角川ホラー文庫の30周年アンソロジーもいいですね。
映像だとなんだろうな……。
入門編は怖すぎない方がいいと思うので『パラノーマルアクティビティ』とかいいんじゃないでしょうか。
Q: ホラー映画・ドラマで好きな作品を教えてください。
映画は『ノロイ』『キャビン』『死霊館』あたりが好きです。
ドラマは『心霊マスターテープ』シリーズとかでしょうか。
3作目の『心霊マスターテープ-eye-』の序盤に出てくる「一人暮らしの息子の遺体を発見してしまったお母さん」の演技がすごすぎるので、そこだけでも観てください。いや、全部観てください。
■創作一般について
Q: 執筆前のルーティンはありますか? なければ好きなキャラクターを教えてください。
犬井です。
Q: 私は以前ホラー小説を書いてみたのですが、怖いことが起こる場面をとにかく早く書きたくて、登場人物の人間性の描写が薄くなってしまいました。執筆される上で、「こういうシーンを特に書きたい」、反対に「書きにくい」と思われたシーンはありましたか? また、書きにくいシーンを完成される上で工夫されていることは?
イベント中にも四苦八苦しながら答えた記憶があります。ホラー小説を書いたことのある同好の士もイベントに来ていただけていたようで嬉しい限りです。
僕はまだ1冊しか書いていないので得意不得意も自分でよくわかっていないのですが、エモーショナルなシーンを書くのは難しいだろうなと思っています。今後出る本でウェットなシーンが出てきたら「がんばったなぁ」と思ってください。
工夫は……なんでしょうね……。そういえば『深淵のテレパス』はエモーショナルなシーンがほぼないですね。苦手なシーンがなくても一冊成り立つならそれはそれでアリなのかな? そんなことはないか。そんなことないです。
Q: 執筆中に流している音楽・映像はありますか?
イベント中では「Fear, and Loathing in Las Vegas」を聞いていた話をしましたが、執筆中にはヨルシカの『藍二乗』とかオーイシマサヨシさんの『uni-verse』、ずっと真夜中でいいのに。の『花一匁』などをよく聞いてました。このnoteもヨルシカ聞きながら書いてます。
Q: 会社員、Webライター、また小説家と何足ものわらじを履いていらっしゃいますが、1日の時間の使い方をどう工夫されていますか?(もしくは1週間)
Q: お仕事のかたわらで執筆をされるのは大変だったのではないかと思いますが、両立するうえで気を付けていたことはありますか?
2問まとめて失礼します。
両立、できてません。『深淵のテレパス』は書いてるときに割かし仕事が暇な時期だったという幸運がありました。また執筆中はオモコロも完全にお休みしていましたし、遊びの予定も入れないようにしていました。
僕はあまりマルチタスクが得意ではないので、タスクは各個撃破するようにしてます。
たまに並行でいろんなことができる超人もいますが、自分がそうではないという自己認識の人は、予定をがっつり開ける工夫をするのがいいのかもしれません。僕は2作目を書ききるために、12月は遊びに行かない誓いを立てました。誘わないでください。
Q: オモコロライターを始めたきっかけを教えてください。
やや激務よりの会社からホワイトな会社に転職して、夜の時間を持て余して発狂しそうになり、いろいろ手を付けていたうちの1つに「オモコロ杯への投稿」というものがありました。運よく銀賞をもらえてライターになれました。ネットの人気者になれば人生の多くの悩みは解決すると思っていたのだと記憶していますが、ネットの人気者にもなれなければ人生の悩みも解決しませんでした。でもオモコロライターは楽しいです。おすすめです。
Q: 作家として、ホラー以外で挑戦してみたいジャンルはありますか?
『深淵のテレパス』はミステリーっぽいとよく言ってもらえるのでミステリーは書いてみたいです。閉じ込められた館で死体が発見される……みたいなのは書けないと思いますが……。あとは歴史小説にもいずれ挑戦してみたいですね。
Q: Webページ(オモコロ記事)ならでは、小説ならではの魅力とはなんでしょうか。それぞれの媒体にどんな特徴を見出しているのか、創作の際にそれをどう活かしているのか知りたいです。
無料か有料かという違いは大きいと思います。無料で見られるWebメディアは、いかに途中で離脱されないかを考えて書きますが、ある程度の金額を払って読んでもらう小説は序盤に”タメ”ができる良さがあるんじゃないでしょうか。ただ『深淵のテレパス』はとにかく「離脱しないで!」という気持ちで書いてたので、「展開が早い」とよく言われます。それが良いか悪いかはさておき。
Q: 今回は初めて長編を書き上げたとのこと。執筆中に諦めそうになったことはありますか? どう乗り越えましたか?
創元ホラー長編賞は4月末締め切りだったのですが、
・1月にプロット完成
・2~3月で本編を書く
・4月に改稿
とどんぶり勘定でスケジュールを立てていました。結果プロットが書き終わったのが4月初旬。その時点でだいぶ諦めかけていて、そのあと8月締め切りの別の賞もあったので「もうそっちでいいじゃん……」と何回も思いました。
乗り越え方は……どうしたんだっけか……。
とにかく真っ白なWordの編集画面に向き合うとやる気をそがれるので、最初に最終章までの章頭の数字だけを書いて、そこで何が起きるかを1行ずつ書いておきました。そうすることで常にあと何章書けば終わるかが視覚的にわかって、マラソンランナーが「あの電柱まで走ろう」を繰り返して長距離走れる、みたいな理論で完走できました。
Q: フィクションもノンフィクション記事も幅広く書かれている印象がありますが、どちらの方が難しいなどといったことはありますか?
月並みですがどっちも別ベクトルの難しさがあります。が、フィクションは面白い展開が思いつくか不安、ノンフィクションの検証とか座談会とかは面白いことを現場で起こせるかが不安、というのが常にあり、そういう意味では根幹は同じかもしれません。
ただフィクションを世に出すときのほうが、圧倒的に緊張します。「おかんぎょさま」が出た日の正午前後(オモコロ記事が出る時間)は、ずっと心臓がバクバクしていました。
Q: 記事を書くときにどのようにネタを考えているか知りたいです!
自分が興味関心を持てないと絶対書けないので、興味関心があることを日ごろからメモしておいてネタにつなげるようにしています。……などと偉そうなことを言っていますが、8月に書くはずだった記事のネタがまだ浮かばずに何も書けていません。どうすればネタが思いつきますか?教えてください。
■その他
Q: 私はすぐ突拍子もないことで不安になります。謎のタイミングで不安になることはありますか? そういったときにどう乗り越えますか?
10年前~8年前あたりにパニック障害で服薬している時期がありましたが、なんだかんだ今は割と普通に生活できるようになりました。大学のときにちょこっとだけ勉強した「行動療法」が助けになりました。
エクスポージャーという治療法がありまして、たとえば電車に乗るとパニックになってしまう場合、まず「電車」という文字を見る→電車の絵を見る→電車の車内の画像を見る→動画を見る……など徐々に強度をあげながら「大丈夫だった」という成功体験を積み重ねていき、最終的に電車に乗っても大丈夫になる!というものです。
あとは体の内側から指先まで、徐々にぽかぽかとあたたかくなる、というイメージを持つことで不安を解消する手段を取っていたときもあります。意外と不安の克服法は体系化されているので、調べてみると面白いです。
ちなみに行動療法の「根源的な原因とかはどうでもいいから、症状さえ収まればヨシ!」という考え方は、晴子と越野の超常現象への向き合い方にも影響を与えています。
Q: ホラー小説の執筆中に身の回りで変な現象が起きたり、引き寄せちゃったな的なことは置きましたか?
そういえば、ホラー映画の撮影前にはお祓いに行く、なんて話もよく聞きますね。執筆前後にお祓いも何もしていないですが、幸い何も起きていません。
強いて言えば、登場人物の名前が身の回りの人にかぶらないようにしようと細心の注意を払って決めたのですが、執筆中に職場に2人も登場人物と同じ苗字か名前を持つ人が入ってきてしまい、発売後に釈明が必要になりました。これも引き寄せなんでしょうか。
Q: 「上司に適職診断をしてもらう」の記事が好きでした。あの後、仕事がしづらくなりませんでしたか?
この記事ですね!ずいぶん前の記事を話題に出してくださってありがとうございます!
この記事に出てくれた上司とは今も同じ部署で働いています(上司・部下の関係ではなくなってしまいましたが……)。というわけで僕はまったく仕事がしづらくなることもなく平和に暮らしていますが、記事に出てくれた神田さん、みくのしんさんは転職をしてしまいました。呪いの記事。ヤスミノさんは辞めないでほしいです。
Q: 『深淵のテレパス』楽しませてもらいました!! ロジックで怪異をねじ伏せる痛快さがある一方、ロジックだけでは拭き取り切れない気味の悪さが印象的です。
私はこの快楽さの裏に潜む不気味さに名となく引っ掛かりました。まるで初めてウニの寿司を食べたときのような幸福感と「とんでもなく不気味な食感だ…」という得体の知れなさが、この作品に似ていました。
もしお二人がこの作品を寿司で例えるなら何ですか?
最後の質問です。
これねーーーーー。イベント中には最後の1行しか取り上げられなかったので「なんだその質問!」と雑にイジってしまったのですが、帰ってから全文を読んだらめちゃくちゃ良い質問でめちゃくちゃ申し訳なくなりました。
『深淵のテレパス』を寿司に例えるなら、イベントで答えた通りマヨコーンです。マヨコーン大好き。
以上です!
8,000文字も書いてしまった……。ここまで読んでくださりありがとうございました。引き続き『深淵のテレパス』をどうぞよろしくお願いいたします。続編を書く作業に戻ります。
■おまけ
イベント中に話そうと思っていて、機会を逸して発表できなかった『深淵のテレパス』グッズ案を貼って終わります。
・「こういう時こそちゃんとしたものを食べた方がいい」深淵のテレパスカレー! 食べにくいフォーク付き
・嫌いなあの人の名前を書こう! 太村義一の火星鉛筆
・限定パッケージの「白い恋人」 1枚ずつティッシュに包んで販売
・アクリルスタンド3種 少年時代の犬井 アイラブ浅草のTシャツを着た桐山楓 道祖神を蹴っ飛ばす高山カレン
・光を絶やさない! 発炎筒
実際にこのなかから1つを東京創元社さんが作ってくれて、イベント現地参加者の皆様にはプレゼントさせていただきました。
どれが実現したのかな……?
(おわり)