2022年、特に好きだったオモコロ特集
年末で「何かをまとめたい」という欲望が高まっているので、今年読んだオモコロ特集の中で特に好きだったものを勝手に紹介させていただきます。
Web記事ってあんまり褒められないし、すぐ忘れられちゃうから、身内ぐらいはせめて褒め合っていたいじゃん? じゃん?
ランキングとかにすると、おこがましすぎるので、記事が世に出た順番で紹介します。
※見出しのライター名敬称略
サイコガンで肉を低温調理することはできるのか?(山下ラジ男)
コブラとレディが、腕のサイコガンで低温調理する記事。
古(いにしえ)のオモコロを感じて最高。「そうそう、こういうのが読みたかったんだよ」と読みながら15回くらい思った。尿ストビーフのくだりとか、ちょっと面白過ぎる。
記事を提案するときのオモコロ編集部とのやり取りとか、どんな感じだったんだろう。「コブラの格好してチャーシュー作りたいんですが」とか言ったんだろうか。
Tシャツ水戸黄門(オモコロ編集部)
↑ここで涙出るほど笑った。
巨大書店で宝の一冊を探せ!本屋ダンジョン(岡田悠)
池袋ジュンク堂で予算内で買い物する様子を見守る記事。
自分も本好き、本屋好きなので、他人の本屋巡回順路を知れてめちゃくちゃ興味深かった。他人の本棚もじろじろ見たい。
かなり緻密に企画を練っているのに、宝箱がスルーされ続ける展開も含めて味わい深い。動画でも見たいし、丸の内丸善編と神保町書泉グランデ編も見たい。
イルカの赤ちゃんにジャンプスケアを見せたい (彩雲)
かわいいイルカの赤ちゃんを自作し、怖い動画を見せる記事。
キュートアグレッションを謎の鉄の意志でやり切っていてすごい。イルカの赤ちゃんがちゃんとかわいいからか、謎のコンセプトが完璧に成立している。4~5回読んでしまった。
お前らの人生最大の恐怖体験を聞かせろ(城戸)
2chスレ風の創作ストーリー記事。
独特のノリや掛け合いの精度が妙に高くて、まとめサイトを高校の授業中にこっそり読んでた世代にはめちゃくちゃ懐かしい。と思って油断していると後半怒涛の伏線回収が始まって、最終的に不思議な感動に包まれる。
ポムポムプリン、175人、光(かとみ)
175人のポムポムプリンの顔や体型の違いを分析した記事。
凄いコレクションを紹介する記事かな?と思いつつ、かなり精度の高いロジカルな考察が始まり、妙に納得してしまう。と同時に公式が出してるグッズでこんなにブレがあってもいいんだという新鮮な驚きもある。
ポムポムプリン、グッズ展開が多くてうらやましい。アランジアロンゾのとかげもこれぐらい発展してほしい。
画像ギャラリーが最高。
国立新美術館に「間違った向きの作品」があると聞いたので確かめてきた(ヤスミノ)
タイトルの通り、間違った向きの作品を探しに行く記事。
実際に探しに行くまでの流れが巧みで、「どの作品が間違ってるの?」「どんな作品なの?」「なんで間違ってるの?」というのがめちゃくちゃ気になってしまう。
美術館に行ってからの展開では、この展示に限らず美術館そのものに行きたくなるし、作品を見る目も少し変わるだろうなというキッカケにもなりそう。
【アップデート】現役小学生にインタビューして、令和の小学校あるあるを完成させよう(ざわ)
令和の小学生あるあるを予想した後、本物の小学生に聞いて答え合わせをする記事。
予想あるあるの妙な精度の高さと、答え合わせパートの驚きで1粒で2度美味しい。あまり接点のない今の子供たちの価値観が、想像以上にアップデートされていて、嫌なことの多い昨今だけど未来は案外明るいのかもしれないと思わせてくれた。20年遅く生まれたかった。
おにかいぼ(梨)
学生団体のプレゼン資料を観ていくと……。
しょうもない学生団体の意識高いノリが異常な解像度で描かれて、そこから更に思いもよらない方向にツイストしていく……。
パワポのスクショで少しずつ違和感を抱かせていく手法に「この手があったか!」と純粋に感動しました。何があったか想像させる、後を引く怖さがさすが。
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紹介してない記事にもいいのがいっぱいありました。
書いてるうちに年を越しそうなのでそそくさと締めます。
来年もよろしくお願いします。
(加味條)
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