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【Jリーグ】自宅で"スタジアム観戦"の楽しさは再現できるのか?

皆さんこんばんは。加味條と申します。

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自粛生活、いかがお過ごしでしょうか。僕は今まで通り引きこもっております。

しかし、どうしてもツラいことが一つ…。

それは、スタジアムでJリーグが観られないこと。

僕は大のJリーグ好き、なかでも横浜F・マリノスのファンで、年に10回程度はスタジアムに行っていました。しかし残念ながらJリーグは現在中断中、再開は最短でも6月、最悪のケースでは10月以降と言われています。

スタジアムでJリーグが観たい…。

しかし家から出られない…。

そこで、考えました。

自宅をスタジアムに改造すればよいのでは?

つまり、こういうことです。

① スタジアムで楽しいと感じるポイントを自宅で再現する。

 ↓

② 楽しい。

早速やっていきましょう。


1.スタジアム(自宅)に到着(キックオフまであと2時間)

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改めまして、玄関から失礼します。

冒頭にもアップしたこちらの写真ですが、いつものスタジアムに行くときの装備品を身に着けておりました。この格好をするだけでも「スタジアムに来たぞ!」という気分になります。既にちょっと楽しいです。

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チケットも自作しました。観戦するのは、本日5月1日に行われるはずだった、鹿島アントラーズとの一戦です。チケットの指示通り「玄関ゲート」にやってきましたので、早速スタジアム内に入場したいと思います。

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まずは入口で荷物検査です。検査をしてくれるのはスタッフさん(妻)。この企画にあたり妻に「家をスタジアムにするので手伝ってほしい」と言ったところ、快く承諾してくれました。持つべきものはノリのいい妻です。

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と、カバンの中から缶が見つかってしまいました。

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入場前に、プラスチックコップに移し替えさせられます。

実際のスタジアムでも、缶や瓶はスタジアムに持ち込めず、コップに中身を移し替える必要があります。理由は、元気のいいファンが選手に投げつけると非常に危ないからですね。コップを持つと強制的に片手がふさがることになり、かなり不便ですので、飲み物はスタジアム内で購入するのがおすすめです。

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チケットをもいでもらい…

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入場できました!それでは早速スタジアム(自宅)内を散策していきましょう。


2.スタジアムグルメを食べる(キックオフまであと1時間45分)

そもそもなぜキックオフの2時間も前にスタジアムに来たのか?と疑問に思った方もいるでしょう。

実はスタジアムのサッカー観戦は、試合よりもそれ以外のいろんなことが楽しかったりするんです。映画館で映画を観るとき、幕前の予告編が面白そうすぎて、いざ本編が始まったときには何の映画を観に来たのか忘れている、なんてことはありませんでしょうか。無いですか。ではこの例えは忘れてください。

ただ、サッカー観戦もそれに近く、キックオフを迎えてようやく「ああ、そういえばサッカー観に来たんだった」となるぐらいに、スタジアムには魅力的な要素が多いのです。

その一つが、スタジアムグルメ。

マリノスの試合でも、スタジアム前に40台ものキッチンカーが集結し、様々なグルメを楽しむことができます。青空の下で食べるご飯って、何割か増しでおいしいですよね。

しかし今は自宅、キッチンカーは無いので、キッチンに向かいます。

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キッチンで働くスタッフさん(妻)。自宅スタジアムは、三密を避けるためワンオペなのです。

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迷った挙句、シウマイを注文。崎陽軒のシウマイ、美味しいですよね。

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冷蔵庫から取り出し…

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レンジでチン。隠し切れない生活感。

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シウマイが来ました!おいしそう!

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早速いただきます。アツアツのシウマイを一口でほおばります。まるで作り立てのようなジューシーさです。この日のために横浜から取り寄せた甲斐がありました。

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最高~~~!!!!


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ちなみにこちらは、今年2月のゼロックス杯(Jリーグの年一のお祭りみたいなもの)で買ったスタジアムグルメです。全国各チーム、スタジアムグルメには工夫を凝らしており、地方ごとの名産物や郷土料理が食べられて楽しいです。ぜひ事態が落ち着いたら、あなたの街のJリーグの試合へ足を運んでみてくださいね。

では、次に移りましょう。


3.グッズを買う(キックオフまであと1時間15分)

もう一つ、スタジアムならではの楽しみと言えば、お買い物です。

クラブのグッズを身に付ければ、より特別な気分で観戦を楽しむことが出来ます。最近は各クラブ、普段使いできるようなオシャレなアイテムも増えています。

なかでも僕が好きなのが、ガチャ

スタジアムでしか買えないレアなグッズが、ランダムで手に入るというものです。ランダムというのがトリッキーで、射幸心を煽りに煽られていつも大量の100円玉が吸い込まれていきます。

さて、このガチャ、自宅でも再現したいと思います。が、本物のガチャ本体を購入すると政府からもらう10万円が泡と消えてしまうことが分かったので、ここはK.U.F.U.~工夫~をしていきます。

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はい、作りました。段ボール製のガチャです。誰が何と言おうとガチャです。

つくり方はこちらのサイトを参考にしました。

いわく「子どもが大好きなガチャを、ぜひ自宅で作ってみてくださいね!」とのことですが、アラサーになってもガチャ大好きです。すみません。

このガチャ、ちゃっちいように見えて、ちゃんと回せます。


シーケンス 04_3

何が出るかな…

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キャプテン、喜田選手の缶バッチが当たりました。やったー!まあ、全部自分で仕込んだんで、中身もすべて私物ですが。

と、そこへ”あのお方”が……!


4.あのお方と遭遇(キックオフまであと1時間)

スタジアム(自宅)内をうろついていたところ、なんと、あのお方に遭遇!それは…

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マリノスケだー!

横浜F・マリノスのマスコット、小学5年生のカモメこと、マリノスケに会うことが出来ました。

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記念写真をパチリ。

実際のスタジアムでも、マリノスケやもう一人のマスコット、マリノス君と会うことが出来ます。某夢の国で某ミッキーマウスに出会えた時のような気持ちになれるので、ぜひ探してみてください。

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↑こちらが本物のマリノスケ(筆者撮影)。実際はこれくらいのサイズ感なのですが…

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スタジアム(自宅)ではこのサイズ感が限界でした。クラブ公式ショップでは全長150センチくらいの巨大ぬいぐるみも売っているので、興味があり、なおかつ家が広い人はそちらをお買い求めください。価格は10万円なので今ならちょうど買えますね。

さて、いろいろと楽しんだところで、そろそろ座席へ参りましょう。


5.席へ行く(キックオフ50分前)

今回は指定席を取ったので、このぐらいの時間帯にのんびり向かいます。

実際のスタジアムでも、慣れないうちは指定席がおすすめです。自由席だとかなり早めにスタジアムに来なくてはならなかったり、連席が上手く取れなかったりするので、ある程度慣れてきてスタジアムの雰囲気をつかめるまでは指定席が良いかなと思います。(スタジアムにもよりますが)

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今回はS(ソファ)席、1列3番…。

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ワンオペの係員さん(妻)にチケットを見せ、指定席エリアに入ります。

スタジアムに入ってからも、このようにチケットが必要になるので無くさないように気をつけましょう。

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席はどうやら、この親子連れの奥みたいですね。

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ちょっと前を失礼して…

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席に着きました。荷物が多い。

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座席からはスタジアムが一望できます。

ちなみにピッチは緑色の画用紙を繋げたもの、バックスタンドは模造紙に手書きで再現しました。両チームゴール裏は、テレビとパソコンのモニターに僕が過去に撮影した動画を流しています。

↑こんな感じで、スタジアムの両側からチャントが聞こえます。俄然スタジアムっぽいですね。っぽいですよね?付いてこれてますか?

実際のスタジアムでも、両チームサポーターによる応援合戦は大きな見どころの一つです。数百人、数千人が同じ服で、同じ歌を歌い、旗を振る光景は、他ではなかなか見られない迫力があります。こればっかりは言葉や映像では伝わらないので、ぜひ現地で味わっていただきたい!

すると…

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ウォーミングアップのため、ゴールキーパーのパク・イルギュ選手が出てきました。横に転がっているのはボールです。ボールに見えますよね?大丈夫ですか?

サッカーの試合をテレビで見る場合、選手入場→キックオフという流れがなじみ深いですが、その40分ほど前に選手たちは一度ウォーミングアップのためにピッチに出てきます。

ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手や、ガンバ大阪の元日本代表・遠藤保仁選手など、スター選手の動きをじっくり見られるのがウォーミングアップの魅力です。

サッカーの試合時間は90分ですが、そのうち一人の選手がボールを持つ時間は2~3分とも言われています。が、ウォーミングアップ中ならば、そんな選手たちのボールさばきやシュート練習をがっつりと見られます。ぜひこの貴重な時間を味わうために、少し早めに席についておくのをオススメします。


6.スタメン紹介(キックオフ10分前)


スタジアムDJ「お待たせいたしました!われらが横浜F・マリノス、スターティングメンバ―を紹介いたします!」

デッデッ、デッデッ…

デゲデッデゲデッデゲデッデゲデッ…

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スタジアムDJ「ゴールキーパー1番、パク!イルギュ!」

オーレ!

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スタジアムDJ「ディフェンダー13番、チアゴ!マルチンス!」

オーレ!

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…突然失礼しました。

キックオフ10分前になると、会場内のオーロラビジョンでスターティングメンバ―の発表が行われます。

上の僕が作ったGIF動画は「親指スターウォーズ」クオリティですが、実際は各クラブ趣向を凝らした、めちゃめちゃかっこいい映像が流れます。

この映像は中継では見られず、スタジアムでしか見られません。そして、クラブごとに決まった「合いの手」があり(マリノスでは、上のように「オーレ!」と叫びます)一体感を感じられる楽しい一幕です。

さあ、いよいよキックオフです!


7.キックオフ

さて、選手入場→試合ですが、さすがにこれは自宅内では再現できないので、大企業KONAMI様の力を借りようと思います。

使うのは「ウイニングイレブン2020」

「Jリーグの公式ゲームはFIFAだろうが!」というツッコみがどこかから聞こえてきそうですが、こればっかりはご容赦下さい。宗派の問題なので。

ただ、ウイイレにはJリーグが搭載されていないので、こちらのサイトで配布しているデータを使わせていただきます。

さらに、「監督モード」を使って、自分で操作せずに観戦します。下手なので。

というわけで、実際に対戦した映像がこちら!

(このあと写真+テキストでも内容を載せるので、動画は飛ばしても大丈夫です。)

■フルマッチ■(16分31秒)

■ハイライト■(2分13秒)


■以下、テキスト+写真による詳細■

シーケンス 05.00_01_15_09.静止画002

さて、試合が始まりました。

まずは前半25分、

シーケンス 05.00_04_50_35.静止画001

コーナーキックのこぼれ球を内田篤人選手が押し込み、鹿島先制!

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痛恨の、先制を許す展開に…。

その後、前半は押し込まれる時間が続き…

シーケンス 05.00_08_31_27.静止画003

前半終了。

なんと、マリノスらしからぬ「シュート0本」という結果に。

実際のマリノスは攻撃に狂ったチームですので、こういう展開はゲームならではかもしれませんね。

後半開始。

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後半55分、土居聖真選手のパスを中央で受けたエヴェラウド選手が、振り向きざまのシュートで追加点!

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マリノス、苦しい展開が続きます。

が……

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後半74分、マルコスジュニオール選手のパスを受けたエリキ選手が、4人に囲まれながらシュート、ゴール!!!

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やったー!思わず隣の親子連れと、ハイタッチしてしまいました。

スタジアムでは見ず知らずの人とこうしてハイタッチしたりするのも、楽しみの一つです。

※僕は「1点入ったときにハイタッチしたら、2点目が入ったときも同じ人とハイタッチしないと気まずくなるな……」と思ってしまうので滅多にしません。

そしてそのまま試合は終盤に。応援も熱が入ります。

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「エフーマリーノース!」

しかし、応援もむなしく、1-2のまま後半も終了間際に。

このまま負けてしまうのか…?

と、ここで!

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後半88分、喜田拓也選手のパスを右サイドで受けた仲川輝人選手が、中央に低いクロス!

ニアで受けたエリキ選手が、ワントラップしてシュート、ゴーーール!!!

エリキ選手のこの日2点目のゴールで、同点!!!

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やったー!!!

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このまま試合は終わり、2-2のドローに。(マリノスファン的に言えば、2-2のスコアレスドロー)

激戦の末、勝ち点1を分け合う形になりました。


8.試合を終えて

中継では試合終了とともに番組が終わりますが、スタジアムではもう少しだけ楽しみが続きます。

マリノスでは、選手たちがスタジアム内を一周しファンにあいさつをしてくれ、その際になんと、サインボールを客席に投げ込んでくれます

普段のスタジアムでは、なかなか運がよくないと自分のところにサインボールが飛んでくることはありませんが、ここは自宅。3席しかないので、サインボールがこっちにも飛んでくるはず!

来た!サインボール!

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キャッチ!!やったー!

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誰のサインかな?仲川選手かな?マルコス選手かな?

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木梨憲武が書いたペレのサインでした。


9.自宅スタジアムをやってみて

みなさん、長々とお付き合いいただきありがとうございました。

スタジアム観戦で「楽しい」と思う要素を片っ端から自宅で再現してみる、という試みでしたが、結果としてスタジアムに行きたい気持ちが100倍に増しました

早く事態が収束し、Jリーグのある日常が戻ってくるといいですね。そのために、手洗いうがい、外出自粛など徹底していきましょう。

また、もしスタジアム観戦をしたことないという方、これを読んで少しでも楽しそうだな、と思ったら、ぜひ収束後のレジャーにスタジアムへ足を運んでみてください。自信をもってオススメします!

ちなみに…

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自宅はめちゃめちゃになりました。

スタッフ役、撮影等をワンオペでこなしてくれた妻も疲れ果てています。

自宅でスタジアムを再現することは、まったくオススメしません。

ではまた。

(おわり)

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