2022年・ライブゲーム元年に起こったゲームの進化!ミラティブ、34億円の資金調達を行いました
ミラティブ赤川です。昨日、34億円分の資金調達の発表をしました。
世の中的には景気逆風下での資金調達活動となりましたが、特にライブゲーミングの爆発的な可能性・常時接続SNSとしてのミラティブ独自のクリエイターエコノミーの可能性に、MIXI・マルイ・KDDI・バンナム・セガと錚々たる皆さんが躊躇なくbetしてくださいました。この場を借りても御礼申し上げます。やるぞー!
ライブゲーミングの現在地=最新型ソーシャル
ライブゲーミングの可能性については、年明けからの連載noteで語ってきた点からブレておらず、目指す世界へこの半年強で順調に進捗した、という状況です。
特に9月に8タイトルがリリースされ、ユーザーさんの間で新しい配信上の遊びとして自然と浸透していった(のを観察し続けた)ことで、解像度が圧倒的に上がり、自信が確信に変わった状態での調達完了となりました。
売上や利用時間も順調に伸びていっており、何よりも「マジでこんなゲーム体験したことないな…」というイチ・ゲーム好き、イチ・新しいもの好きとしての興奮・発見がライブゲーム上で毎日起こっています。
ユーザーの自然な受け入れ方を見て改めて確信したことは、「10年後のゲーム実況でユーザーのできることがコメントだけのはずがない」というシンプルなことでした。
ゲーム市場は現28兆円が2030年には67兆円になるという調査もあり、10年後もゲーム実況はマーケティングチャンネルからコミュニティツールへと進化した上で必ず存在します。
その中で、視聴しているユーザーにさまざまな介入の仕方・参加の仕方が多様化していくのは必然です。10年後のスタンダードをミラティブは今まさに最前線で発明していっています。
ライブゲーム=「最新型ソーシャル」体験
このゲーム体験は「最新型ソーシャル体験」だともいえるのだというのも多くのタイトルを出して発見・確信に変わったことでした。
MIXIやGREE、Facebook、Twitter、モバゲー、LINE、Snapchat、ストーリーズ、TikTok、最近だとBeReal…と、2000年代半ばのWeb2.0時代からC向けインターネットの常に中心だった「ソーシャル」。その最新形です。
FacebookやMIXI上で「ソーシャルゲーム」が生まれてから10余年ですが、そもそもゲームは元来ソーシャルなものでした(「友だちの家でドラクエやってる感じ」に多くの日本人が共感してくれる由縁でもあります)。
一方で、「ソーシャル」の名を冠した「ソーシャルゲーム」は、当初の「SNS上でのゆるいコミュニケーションがゲームデザインに組み込まれている」という強みが、いつしか「フレンドリストからパラメータを借りる」ような側面にゲームとしての最適化がなされ、課金システムの面だけがフォーカスされるということも徐々に起こるようになりました。(結果、10年で日本だけでも1兆円単位の巨大市場ともなったわけですが)
ライブゲームは、ゲームを再び「ソーシャル」「コミュニケーション」に大きく揺り戻す営みでもあります。
常時接続時代のSNSであるミラティブの上で、ゲームやエンタメが本来持つ、「誰かと物語を共有する」価値の増幅がライブゲームによって発生します。
普通にゲームをしていたり、ただ暇つぶしでゲーム実況を見ていたはずが、気づくと配信者とのインタラクティブな交流が起こり、「ありがとう!」などの直接の感謝の言葉がリアルタイムで飛び交う…そんな光景が設計としてゲームデザインの中に組み込まれています。
ゲームをプレイしているだけで、画面の向こうで今そこにいる配信者と交流し、感謝しあい、周りの視聴者との間で粋に立ち振る舞い、満足感とともに自分の居場所が自然とできていくような、そんな体験になっています。
ぜひ体験してみてください。(私も「みんにゃで!ねこメダル」は直接プロデュースしています!!楽しすぎる!!)
↓実際のプレイの様子動画
事業性としては、1500-4000万円程度の低開発費・2-3か月の開発期間で、既に高いARPU(一人当たり売上)が出てきているのが大きな特徴です。
カジュアルゲームの上に、ライブ配信のマネタイズ機構が応用されています。
まったく新しいゲーム体験の中で、日々マネタイズのイノベーションも生まれています。今は数か月前と景色がまったく違う状態。既にいくつか見えてきた新型課金モデルもあり、今後、世界中で新しいスタンダードになっていくでしょう。
何より、ユーザーの反応をリアルタイムで見ながら新しいものを開発していく楽しさ・喜びは格別です。
先行参入してくださっているパートナーの皆さんや、興味を持って飛び込んできてくれる世界中の開発者の方々と、引き続きいっしょに新しいゲーム体験・ソーシャル体験を創っていければと思います。1本作ってみたい方、興味ある方は気軽にお問合せください!!
ゲームクリエイター・開発者たちとこの創造期の楽しさをわかちあいたい想いが溢れている
もうひとつの柱、クリエイターエコノミーの強化についてはまた次のnoteに譲るとして、何より今回の資金調達で成し遂げたいのは採用の強化です。
ミラティブ社も100名以上の社員を抱える規模になりましたが、ライブゲームのビッグウェーブに対して、もっとたくさん想いをもったクリエイターや開発者の力を借りたいです。
特にライブゲーム開発に飛び込みたいゲームプランナー/ディレクター、エンジニア、(2D/3D/UI)デザイナーにとっては、今がいちばん面白い時期と断言できます。
春に入社したプランナーは既に5本以上の自分プロデュースのゲームを市場投入し、実際にユーザーが触っている様子を目の前で観察しながら仕事をしています。AAAタイトルの開発とはまた異なる高揚で仕事ができているであろうと想像します。
大波のど真ん中に、ぜひ飛び込んできてください!イベントもやります!
登壇イベント!私も現場メンバーも赤裸々に話します!
(もちろんその他の職種も絶賛採用中です!採用資料・採用候補者さまへの手紙も更新しました!)
ミラティブは、これからもユーザーに向き合い、「好きでつながり、自分の物語が生まれる居場所」を創っていきます。市場の創造は、大変ですが他で代えがたい仕事です。共感してくださる方、ぜひ、スキやシェアや採用応募で応援くださいませ。
ライブゲームが爆発進化する2023年、お楽しみに!!
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