ＧⅢ 京成杯ＡＨ

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レース考察

中山 芝 1600m 外 右回り
開幕週、超高速馬場で前日の紫苑Ｓでは1:56.6のレコード。
2勝クラスの汐留特別では1:06.8の走破時計でG1級の時計が出るほどの超高速馬場。
外外回すと届かないが、インアウトなら外差しも十分に届く馬場で、内側が圧倒的に有利と言うわけではない。
メンバー的に流れそうで、インの好位か差し馬狙いにしたい。

短評・考察

◎サンライズロナウド  横山典弘  56kg  [差し]
安田厩舎のロマン砲。
気性の関係で全く調教できないながらも、OPまで登り詰め、重賞で好走し、果ては香港のG1にまで挑戦できるようになった。
目を見張る末脚を発揮する様になったのは六甲アイランドSで溜める競馬を教え、新興Sでは前残りの展開を大外一気でぶっこ抜き。
シルクロードSは伸びない最内を突いて4着。
阪急杯は中団の後ろ辺りから、ラチ沿いを通って上がり最速の脚でウインマーベル•アサカラキングと0.1秒差の3着。
前走の関屋記念はゲート出たが、2走前がスプリント戦だった為か折り合い欠いてたが引っ張って最後方付近を追走、直線半ばまで馬也で前に迫り、大外に持ち出してからは凄まじい脚で伸びて来て上がり最速32.5秒で6着。
内前有利の流れの中で、後方の大外から飛んで来たのに加えてノーステッキ。
明らかに試走だったと思うし、相変わらず調教は積めてないが前走使って更に良くなって来そう。
今回は前飛ばしてくれそうなので、開幕週でも差し届く展開にも期待できそうで、アスコリピチェーノらを目標に差し込めそうで本命。

◯ディオ  岩田康誠  57.5kg  [先行]
長く良い脚使うタイプ。
2戦連続でトゥードジボンの2着。
3連勝でOP入りし、昇級初戦の東風Sで快勝。
ダービー卿CTは使い詰めもあり度外視。
米子Sでは前が止まらないかつ、比較的内有利の中で外回しで上がって来て2着。
走破時計は1:31.8と優秀。
関屋記念もトゥードジボンが逃げ切ったレース、同じく外枠が響いてロスのある競馬になってしまい、届き切らずの2着。
展開を考えれば強い競馬してるし、中山では既に実績はある。
57.5kgがどうかだが、米子Sでは58kg背負ってるし、今回は枠も良く、鞍上も内の捌きは現役屈指。
オッズ妙味も考えて対抗に。

△アスコリピチェーノ C.ルメール 55kg [差し]
阪神JFの勝ち馬、桜花賞•NHKマイル2着
桜花賞は中団外目、ステレンボシュとポジションが入れ替わったのが痛く、4コーナーで上手く内からブロックされて、追い出しが一瞬遅れてしまった差で2着。
NHKマイルは先行策、外からジャンタルマンタルに締められてしまい進路を失う、内に強引に進路を取った結果で接触してしまい失速、最後は馬也に近い状態で内から2着に浮上してゴール。
あれだけ大きいアクシデントあったのに2着まで上がってくる辺り、スムーズだったらと思わずにはいられない内容だったかなと思う。
さすがにこのメンバーでは自力最上位、負けられない立場にいるが55.5kgとあまり馬群良くないタイプに思えるので、外回してどうか。

抑え候補

☆カテドラル  荻野極  58kg  [追込]
近走はハンデと年齢的な部分もあってか、なかなか良いところがないが、中山金杯〜大阪杯までは展開向かずとも大きな差はないレースだった。
小回りが得意で最内枠、ロスなく回って来たら飛び込んできても良さそう。

☆ジューンオレンジ  富田暁  53kg  [差し]
谷川岳S•メイSは全く展開向かなかったが、後方からいい脚使って追い込んできた。
前走はハイペースに着いて行って脚が溜まらなかったので度外視。
多少はズブくなって、今くらいの距離が良さそうで、ハンデと展開考えれば悪くなさそう。

☆タイムトゥヘヴン  柴田善臣  56kg  [追込]
ゲートが遅くいつも同じレースしかできないが、毎度いい脚は使っている。
京都金杯は内有利で外回ってしまったが7着、中山金杯はハイペースの前残りで6着、ダービー卿CTも展開不向きの中で上がり最速6着。
関屋記念も展開不向きながら、上がり32.9秒で0.9秒差と悪くない。
完全に展開任せだが向けば。

その他の評価

印発表

◎サンライズロナウド
◯ディオ
△アスコリピチェーノ
☆タイムトゥヘヴン
☆ジューンオレンジ
☆カテドラル