船とバギー【伊豆大島旅行記1】
今回のシリーズも1作目でちゃんと出発しない可能性の方が高いが、前回の佐渡旅行記の時のように「0」から始めるのは辞めようと思う。検索上あまりよろしくないからだ。
2022年4月になったばかりの頃だったと思うが、友人とZoomで喋っていて伊豆大島に行こうという話になった。どういう流れだったかなかなか思い出せないが、伊豆大島に行きたいと思っていたのは私で、色々教えたりお互い調べたりしているうちに、バギーのアクティビティを見つけたのが友人の心を掴んだ、というのは覚えている。かくして2022年5月下旬に2泊3日の伊豆大島旅行を計画することになった。
私は2021年の途中から船に乗ることが楽しくなってきて、御船印集めなるものに手を出してしまっていた。最初に乗った東海汽船の船はジェットフォイルのセブンアイランド愛、その時の袋がセブンアイランド結だったのだが、今回伊豆大島の往復では違う船に乗れるかもしれないなどとこの時は思っていた。御船印については前シリーズの佐渡旅行記でも触れているが、今回も公式HPを貼っておく。
伊豆大島は私の推しであるYouTuberスーツ(藤田裕人)氏も何度か動画で取り上げていて、訪れたいと思っていた島であった。
彼は何度か大島の動画を作成しているが、2021年に大島から正式な依頼を受けて一番しっかり作った動画がこれ「【伊豆大島】東京から100分で行ける火山島 大島1周旅行」である。3時間越えの動画は最近長時間化している彼の動画の中でも特に長く、かなり気合を入れて作成したことがわかる。画質もいいので興味のある所だけでも見て欲しい。
スーツ旅行 / Suit Travel
【伊豆大島】東京から100分で行ける火山島 大島1周旅行
次にこれは短時間滞在でさるびあ丸夜行便で大島、三原山だけ上ってそのまま熱海に移動し、熱海から鉄道で帰る、という旅の動画で2019年の動画だ。彼はこういう弾丸というか短期滞在の旅行は得意なように思う。旅へのハードルを下げてくれる動画をたくさん作ってくれているという点でも推せる。
スーツ旅行 / Suit Travel
【0泊2日】伊豆大島・熱海温泉ぶらり旅 7/12-101
そして最後にもう1本だけ紹介させてほしい。こういう格安でさっと行ってくる旅行を提案できるのは流石、という動画である。
スーツ旅行 / Suit Travel
【青春18きっぷ】伊豆大島の椿まつり&伊東温泉 コスパ重視の旅《東京駅~岡田港》
彼にこれだけ大島旅行を紹介されて行きたくならないはずがない(いや意味が解らない)。ずっと行きたいと思っていた聖地巡礼先だったのだ。せっかく都民でいる間に行っておかねば。
実は私が大島に初上陸したのは2021年9月のことである。滞在時間は15分、世に言う着発だ。こんな形で行くことになってしまったのは緊急事態宣言下だったからである。
スーツ氏はある時期から東海汽船ではプレス扱いで乗船するようになった。それは彼の動画のお蔭で乗船客が増えたことに気づいた東海汽船の依頼によるものだ。そのような中、2021年の夏、こんな発表がスーツファンのTLをざわつかせたのである。
船内誌は夏季期間9月30日までの期間限定、しかも船内誌なので船内でないと手に入らない、乗らないと手に入らないのである。しかし9月になって延長された緊急事態宣言、悩みに悩んだ挙句、朝一番のジェットフォイルに乗って大島へ行き、大島から朝一番で出るジェットフォイルで帰って島での滞在時間はほぼ無くし、一人でマスクをしっかりしていることで船内でも迷惑をかけないという条件下で船内誌を貰いに行くことにしたのであった。この時に往復乗船したのが東海汽船のジェットフォイルで、往路セブンアイランド愛、復路セブンアイランド結だったのである。(ジェットフォイルって何?という人は佐渡旅行記の1に適切な説明のリンクがあります)
ただでさえろくに写真が撮れないのに、当時はカメラ無し、ちゃんと撮る時間もないということでこんな大惨事になっている。帰りに竹芝客船ターミナルでは伊豆諸島のお土産を購入して、運賃以外にもお金を使わせてもらった。私以外にも別日にこれと全く同じ行程を決行した人、ここまでではなくとも日帰り大島旅行を決行して船内誌をゲットした人は結構いたようだ。
スーツ…恐ろしい子…!
・・・出発前にこんな長文をしたためる旅行記が他にあるのかは知らないが、背景くらいがっつり書かないとオリジナリティも無くなってしまうだろう(いいわけ)。もう十分に長いので出発は次の記事にしようと思う。