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コンサル大倒産時代から学ぶ起業で失敗しないコツとツボ
ジャイロ総合コンサルティングの渋谷です。
【緊急解説】経営のプロがなぜ倒産?残念すぎる理由とは。コンサル業界、経営悪化の背景【フリーランス・中小零細企業/経営破綻/起業の注意点・値付け・キャッシュフロー/安定・高収入/2025ニュース】
の動画を昨日拝見しました。
実際に周囲のコンサル会社でも経営が立ち行かなくなり、倒産したという話をちょくちょく聞くようになりました。とはいえ、すごく小規模なところが多い業界なので個人事業主でやっていたり、会社形態だったとしても年間売上1500万円程度のところが多いのですが、コンサルの仕事を辞めましたというお話を昨年の秋ごろから耳にするように。。。
山田真哉さんの動画を拝見して、納得した部分がキャッシュモデルの違いについて今日は少し解説。
キャッシュビジネスマトリクス
詳しくは動画を見ていただきたいのですが、商売には4つのタイプがある。コンサルティング業界は定期高収入型のビジネスだが、同時に競争も激しくなりやすい。ということです。
定期高収入(みんなこの分野を狙うが競争が激しい)
不定期高収入(◎)
定期低収入(◎)
不定期定収入(儲からないのでやらない方が良い)
山田さんが話していたのが、不定期高収入と定期低収入のバランスを取りながらキャッシュを安定させていくのが理想的という話です。安定収入でベースを作り、時々、大型の案件を獲得するようなモデルですね。
経営コンサルタントの倒産がなぜ増えるか?の理由ついては、山田さんのYoutubeを御覧いただきたいと思います。
創業スクールでお話していることとの類似点
僕が創業スクールでいつもお話していることですが、リスク分散が重要とお話しています。ひとつのビジネスに特化するとリスクが高い時代。だからこそ、3つ程度のビジネス展開を考えたほうが良いと話しています。
起業を考えている人の多くは、商売をひとつに絞りたがります。でも今まで商売をしたことのない人が思いつきで考えたたった一つのビジネスアイデアに固執するのはちょっと早計。複数のビジネスを検討し尽くして、最後に残った商売をしても遅くはありません。そして、その絞ったひとつのビジネスも伸るか反るかの商売ではなく、山田さんのようなキャッシュを安定させるビジネスを考えることが大切だと考えています。
例えば、お店を開きたいと創業スクールに参加された人には、店舗だけではなく、別の販路も作っておくことが大切ですとお伝えします。今は、様々な想定外の災害が毎年のように起こっています。店舗だけで商売をしているといざ店舗が開けない場合、収入はゼロになってしまいます。
他にもインバウンドがすごい!という話で、インバウンド需要一本で商売を振り切っていしまう人がいますが、コロナ禍でゼロになった経験をすっかり忘れていませんか?インバウンド需要は思っているよりも不安定な可能性があり、ゼロになる可能性も想定しておくことが大切。
先程の山田さんのキャッシュビジネスマトリクスで考えると、インバウンド需要は、不定期・高収入モデル。と僕は捉えます。一方、地域の人達に日頃買ってもらう地域密着型は、定期・低収入モデル。お店を運営するにしても、インバウンド対応と地元客対応という2つの切り口を持つことも大切ですね。
ちなみにですが、インバウンド需要は現在は定期・高収入モデルと捉えられますが、変化することも想定しておいてください。外部要因で一気に不定期・高収入モデルに変化することもあります。ですから常に、モデルの検証は必要ということです。
ですので、例えば法人向けの宅配事業やコンサル事業、ネット通販など別の販路やビジネスも持っておく。メインの事業が何かしらの問題が起こって収入が途絶えたとしてもほかで維持できるように考えておく。
コスト✕収入モデル
以下のようなマトリクスについても創業スクールでは時々お話しますが、起業時は、低コストパターンで2つのビジネスを考えて失敗した際のリスクを低減しておく。徐々に安定して軌道に乗ったら、高コストのモデルを作っていく。という風な感じです。
(起業時)低コスト・低収入(ネット販売)
(軌道に乗ったら)高コスト・低収入(店舗)
(事業時)低コスト・高収入(コンサル)
(軌道に乗ったら)高コスト・高収入(システム開発などの受託)
商売に成功はありませんが、キャッシュに関してだけはセオリーみたいなものが存在します。
収入の高低(単価)
コストの高低(固定費と変動費)
収入の定期性(継続性)
大事なことは、単一の商売に依存しすぎるとそれが無くなった時に一気に窮地に陥るということです。安定させる商売と時々入ってくる臨時収入を作っておく。この発想はとても大切だと思います。