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「フランソワ・ポンポン展」に行ってきました。
2021.09.18~11.14
名古屋市美術館で開催中の、フランソワ・ポンポン展。
サブタイトル「動物を愛した彫刻家」に行ってきました。
入口のフォトスポットスペースは、どの展示のときもすてき。光も含め。
つるんとして、丸っこくて愛らしいフォルムの作品が多いのですが、入念な観察を続けた結果なのです。想像で適当に作ったわけではなくて。
だから、とても心惹かれるのだと思います。
名古屋市美術館が作ったと思われる子ども向けのキャプションがまた素敵でした。
ほとんどの動物は、東山動物園にいます、ぜひ実物を見てね、というような。読んだときに、ちょっと泣きそうになりました。
美術館に足を運ぶような子どもたちは、動物園にも行くし、行ったら、しっかり観察するような気がします。それでも、単純にさえ見えるポンポンが生み出した作品たちは、くり返し観察した成果なのだということが、子どもたちにも伝わるキャプションだと思いました。
(大人向けのキャプションも)全部にふりがなが振ってあればいいのにね、と子どもに言っているお母さんがいました。子ども向けのキャプションはすべてにあったわけではないので。そこは読んであげても周囲の迷惑にならないと思いますよ、と思ったけれど、読むのが大変だったのかもしれません。
展示物は撮影不可なのですが、最後のシロクマは、写真撮影可能でした。
舘林美術館の収蔵物が多くて、これが終わったら舘林美術館に行けば見られるの?と思ったけれど、コレクション全てがいつも展示してあるわけではないですよね、よく考えたら。
どうして舘林美術館がフランソワ・ポンポンの作品を集め始めたのかが気になって公式サイトを見てみたのですが、「自然と人間」をテーマにした作品を収集することを基本としているようなので、それが理由なのでしょうか。
サイト内に、専用のページまでありました。
説明をぜんぶ読めていないので、もしかしたらそのあたりのことも、会場に書いてあったのかもしれません。もう1回行きたいくらいです。
フランソワ・ポンポン展 公式サイト(埋め込みできなかったのでリンクを)。
巡回展の情報を見たら、群馬(しなきゃだめですよね)と千葉も巡回するそうです。お楽しみに。
https://pompon.jp/
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