『ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展』に行ってきました。
愛知県美術館 2020.09.19 ▷ 12.06
びっくりするくらい怖がりなのに、行ってきちゃいました。
ありました、ミイラ。
最新の技術で研究した成果を見せていただくという贅沢な企画で、怖いとかそんな意識は一切なかったです。
ミイラに限らず、時空を超えて目の前にあることが信じられなくて、もうなにがなんだか。その技術を施したことも、保管状態も、研究の成果も。
ちなみにミイラがあったといっても包帯をはがされた状態ではないです。
CTスキャン映像を観ることができます。
古代エジプトにおける文明もそうですし、発掘、研究の過程や成果もそうですし、展示するにあたってどのような労力が必要だったのか、ということも考えてしまって、あまりの作業の細かさとスケールの大きさにクラクラしました。
古代エジプトもすごければ、ライデン国立博物館も、愛知県美術館もすごいです。語彙力なさすぎ。
怖さではなく、感動?驚き?で背筋がぞくぞくしてしまいました。なんという贅沢な展示。
土・日・祝日は日時指定制ですので、ご注意ください。
常設展も見て来たのですが、クリムトが戻り、新しく所蔵品に加わった作品もいくつか見ることができて、最高でした。
こちらは前からあったと思うのですが、秋岡美帆さんの作品がとてもすてきでした。お名前を忘れないようにしようと思ってリストをもらってきたのですが、種別が「絵画」になっていました。絵画…??写真では??
写真は、今年亡くなられた安斎重男さんの作品もあります。
彫刻・立体では、青野文昭さんの『なおす・代用・合体・侵入(震災後宮古で収集した衣料店床面/テーブル)』がいちばんガツンと来ました。テーマも、作品も。
令和2年度新収蔵作品の中では木村充伯さんの『あ、犬がいる!』が展示の仕方も含めていちばん好きでした。
ほかにもすばらしい展示がたくさんありますので、常設展もぜひ。