棟内歩行自立の判断に迷った際はどうするか?
1.客観的評価で自立できそうか検討する
FBS:45点以下は転倒のリスクが高い
S- FBS(sub item of FBS):FBSの下位項目4個
12.5cm以上前方リーチ可能、安全に2分間立位可能、上肢を用いれば安全に移乗可能、360°安全に回転可能
4項目全て境界点到達で自立可能
2項目以下では自立には不十分
SWWT:話しかけられた時の反応を評価
1.食事内容「今日の朝食(昼食)はなんでしたか?」
2.服薬状況「今はどんな薬を飲んでいますか?」or「今は何種類の薬を飲んでいますか?」
3歩行継続、2返答せずに歩行を継続、3歩行停止あり
S-FBSとSWWTを組み合わせてF&Sで評価!
S- FBS3項目とSWWT歩行継続→歩行自立
S- FBS3項目とSWWT歩行停止→要見守り
その他の評価
TUG:20秒以下で病棟内自立可能
転倒リスクが高い人の特徴
1.完全に立ち上がってから歩き始める
2.脚をクロスさせる、コーンに足をぶつける
3.足元ばかり見ている、引きずる
4.倒れこむように座る、時間がかかる
看護師との連携も必要!
夜間や朝方は評価することができない。
特に転倒が多いのは朝方とされている。
その為、確認するべきこととして以下のことが挙げられる。
睡眠薬は使用していないか、夜間のトイレの回数は多くないか、トイレ移動の際に靴のかかとを踏んでいないかなどもチェックする!
参考文献:できるセラピストと言われるために3年目までに知っておきたい115のこと
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