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三沢光晴を偲ぶ
6/13は三沢光晴の命日だ。
三沢の訃報を聞いたときのことは忘れもしない。
ちょうど僕が家を購入するために、いろいろと物件を回っていたときのことだ。
あるマンションの内見をして、帰るときの車内でこの訃報を聞いた。
特にプロレスファンではない嫁さんでさえ驚いていた。
なにせ嫁さんとは、付き合ってた頃にノアの試合を観に行ったことがあった。
2006年12月10日。日本武道館。
GHC王者丸藤に挑戦者三沢という構図。
ここで三沢が勝てなければ、完全に世代交代という大一番。
これは見逃せない、ということで当時彼女の嫁さんにも付き合ってもらって観に行った。
試合は雪崩式のエメラルドフロウジョンという超大技で三沢が勝った。
世代交代できなくて良かったのかな?と少し引っかかりながらも三沢を応援してた僕は喜んだ。
それから2年が経ってのリング禍。
その頃の三沢は明らかに練習不足で、かなりお腹が出ていた。
それでも激しい戦いぶりは変らず、受けの名手ということで相手の選手も遠慮はしない。
きつい技を受け続けた結果がこの事故に繋がったたのは明らかだった。
四天王プロレスのあの激しさ、死闘に僕らは歓喜して感動した。
だけど振り返ればあれは異常だった。
頭から落とすような技はほんとにやめてほしいと思う。
やるとしても年間最大の試合だけとかにしてほしい。
故人を偲びたかったけど、うちにはもう三沢の試合の映像が残っていない。
唯一GAORAのYouTubeに武藤敬司20周年の試合に出た映像があった。
三沢が亡くなったのは46歳のとき。
僕は今年46歳になる。
あのときの三沢と同じ年齢になった。
そして今年は15回忌。
節目の年に同い年になることに、なんとなく不思議なものを感じる。
試合の映像で見る三沢のエルボーは強烈だった。
ほんとに最高のプロレスラーだった。