決起会、そして地獄絵図
所属の課の決起会があった。
またしても二次会まで行く羽目になった。
逃げたかったが、僕が新しい課長になるということで逃げようもなかった。
今の課長は僕の後輩で、彼は退職してしまうので、その送別会も兼ねていた。
彼が挨拶したあと、僕が締めの挨拶。
あんまり好きじゃない一本締めを依頼されてやってみたり。
何か代わりの締めはないものだろうか。
二次会は同じ建物の別な店へ。
なんだかんだで10人いたっけ。
意外と飲むのが好きな人が多いのかな。
帰りはもちろんバスはなく、電車で最寄りの駅まで向かうことに。
乗り換えのポイントで、別の車両に乗ろうとして驚いた。
全身吐瀉物まみれで仰向けに倒れている男が車内にいたのだ。
その周辺も見るも無惨な汚れっぷりの地獄絵図である。
駅員は倒れた男を見てはいたが、見守ってるだけで何もしない。
これは…出発遅れるだろうな、と思っていたが、「7号車の床が一部汚れていますので、利用しないようにしてください」とアナウンスが流れて定刻通り電車は出発した。
おいおい。
決起会のすべての思い出がこの出来事で上書きされてしまった。
あれはいったい何だったんだろう。
とりあえず…飲み過ぎは注意である。
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