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感受性と、嫌な気分になるミステリー。
「湊かなえ」作品は全作購入しているけれど、湊かなえが好きとはあんまり認めていないじゃがりんです。
今日は本のお話。「ミステリ」というジャンルを好む人は割と多くて、これは伏線かな?とか考えながら読めたり、読み終わった後に爽快感を味わえる、これはやっぱりミステリならではなんよね。一回読みだすとやめられなくなったりするわけだ。
そんでもって、私は、ミステリの中でも「イヤミス」と呼ばれる「嫌な気分になるミステリー小説」がむちゃくちゃ好きなわけです。
湊かなえや真梨幸子、沼田まほかるなどが挙げられますが、どんな作品にもだいたいあるのが、「えぐい」描写。死に関わる描写のえぐさもあれば、ドロドロな人間関係、もうやめてくれ…って思うほどの暴力や性表現、一回本を閉じて深呼吸しなきゃ無理なほどの精神的にえぐられる表現。この本買って、なんとか読みきったけど、家に置いておきたくない!内容の本もあります。基本的に、元気な時に読むべきだとは思う。でも、しんどい時ほど本の世界に入り込めるから好き。ドMやねん。
感受性がおかしいので、普段から喜怒哀楽は激しいです。気分の上がり下がりも。物語に入り込むのは得意です。主人公になりきれる。すぐ乗っ取られる。そして、文庫本を3時間くらいで読んで、しんどくなって、ぐるぐるして、本を閉じて「ああ、私の世界はこの本よりマシ」ってなるのが最高に好きなの。そのために読みながら我慢してるの。いや、だからドMやねん。
私の身の回りでは殺人事件なんて起こったことないし、人間関係がドロドロと言っても、誰かが刺されたこともないわけで。誰かが誰かを憎んでいようと、それで警察沙汰にはなっていないわけだ。なんて素晴らしい世界、とまではいかないけれど、まだマシ。まだ頑張れる。
嫌な気分になるから、読みたくないって人はたくさんいると思うんだけど、一回手に取って欲しい。読みきれなくてもいい。イヤミスを読んで「こんなことを思う人もいるんだなぁ」って思ってくれたら、私はそれで良い。というか貸すから。なにがいい?むしろそんな場所をつくるか。図書館みたいな。
( Ꙭ ) ( Ꙭ ) ( Ꙭ )
日曜、夜。いかがおすごしですか。嫌な気分になる人も多いでしょう。私もです。朝になったら今まで住んでいた世界が動き出す。私だけを除いて。はやく場所を作りたい。私の逃げ場。社会からの逃げ場。ちょっとだけ、隠れられる、そしてそこに住み着いて、なんとか周りから目を背けて、生きていけるように、なりたいです。力と資格とお金が欲しい。時間はあるので。ふふ。
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