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学校に行けないあなたへ

タイトルが直球すぎるんよ。誰かに向けて、というよりも、私に向けてかもしれないね。

私は、学生時代に不登校になりたかったけれど、親に心配かけられないから毎日学校に行き続け、いじめてきていた生徒に負けたくないの一心で教室に存在し続けた女である。

さあ突然になるが、今、この時期になって、仕事をやめることになった。今までに転職は一度したけれど、前職を辞めた2日後から働き続けたから、「無職」という期間は今回初めてとなる。

これがまぁ、思ったよりも不安なもので。生きているだけでお金がかかるからね。金額面だけみたら、私が生きているだけでマイナスだ。一応扶養に入らせていただくし、保険証などもなんとかしてもらえそう。よかったねぇ、結婚してもらえてて。

仕事を辞めた理由、と言われても、自分が壊れてしまったから、としか言えないんだけれど、実は自分の中ではかなり回復してきたと思っている。しかし他人からみるとそうではないらしい。電車での視線の気にし方、昼は外に出られない、夜は寝られない、寝付いたとしても早めに目が覚めてしまう。

リハビリを兼ねて、5年くらい私を知ってくれてる人と会ったけれど、慣れ親しんだ人でさえ「やばい、こんなにしんどい」となってしまって。普通に、うるさいなぁこいつ、と思ったし。失礼やな、ごめん。言葉ってこんなに勇気出さんとでこんかったっけ?と思った。人の動きがすごく気になるし、人が多いところには寄りつきたくない。ご飯を食べるときに真正面に座っていたけれど、手元しか見られないし。目なんて合わせられない。ずっと下見てた気がする。

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今まで、不登校を経験してきた生徒と接することが多くて、私の心の中では「いいなぁこの子たちは。自分でその道を選べたんだ」と正直羨ましく思っていた。私ができなかったことをさせてもらえる環境にあったわけで。そりゃ、しんどいことがあったからその道を選んだんだろうけど。その子たちが、前向きに、じゃないけど、高卒資格は取っておきたい、って一心で必死で通っていたわけだ。それに答えられないのはすごく残念、だし悔しい。

元々年度末でやめるつもりだったし、「やめたくない」わけじゃなかったんだけれど、いざ「やめる」と決まると涙しかでてこなくて。ああしてあげたかった、こうしてあげたかった、今やってることをおいてきてしまった、とかそれはもうぐるんぐるんなわけですよ。でも、戻って働くというビジョンも見えない。まっくらよ、正直、未来なんてわかんない。明日がどうなるかわかんないんだもの。

この書き方が正しいのかよくわからないけれど。学校に行けなくなった私から、今学校という場所に行けない子に向けて何か書くとしたら。

とりあえず、一緒に生きてみよっか、ということ。だけ。

「え、やめたの、なんかしたの?」じゃないんよ、手は出してないよ。それは安心してね。被害にあった子なんて誰もいないの。いや、たくさんいるか。がはは。

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学校が動いている時間には、外に出られない生活が続く気がします。家でできる何かを見つけようと思いながら、「しんどかったね、お疲れ様」と言ってくれる菩薩に少しだけ甘えて生きてみようかと思います。お小遣いくらいは自分で稼ぎたいんだけれど。リハビリからはじめないと…まだ完全に社会に復帰するのは難しそう…イベントに参加して調子を整えていこうかなーと思ってはいます。ちょっと怖いね。あんまり喋れなくても幻滅しないでね、そんな時期かーって感じにしといて。

でも、「元どおり」にならなくていいよって言われたのがすごく嬉しくて。元どおりにこだわりすぎる必要もないのか、と。新しくなった新じゃがりんも、楽しんでもらえたらいいなって思います。変わらないところはきっとあるし。変わってしまったところもきっとある。はぁ、楽しみだな。誰かに会った時になんて思われるか。どきどきだぁ。

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じゃがりんP
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