スクフェス神奈川で心に火が灯った話
Scrum Fest Kanagawa -春の陣- (スクフェス神奈川)の参加記です。
スクフェス神奈川って?
明日からチャレンジする勇気を得るきっかけを作る。主催の正義さんは「心に火を灯す場」と表現されていました。良き。
参加者は、スクラムマスター、エンジニア、QAエンジニア、PO、EM、技術広報担当者、…と多岐にわたります。
私が所属するNstockは小さく、エンジニアが幅広く何でもやるフェーズです。様々な役割にスペシャリティを持って活動されている方と密に話せるのは新鮮でした!
スクフェス神奈川の全体感は↓の素敵なnoteにまかせて、私は自分のLTの振り返りをしようと思います。
エモいLTしたよ
もともとLTではスタートアップにおけるスクラムについて話す予定でした。ですが、スクフェス神奈川での経験があまりにも印象的で、感謝の気持ちを伝えることにしました。
エモいテーマで登壇するのは、私にとって初めての試みでした。緊張していて、登壇中のことは正直あまり覚えていません。思いに身を任せて、とりとめのない話をしたような気もします。
聞いてくださる方々が盛り上げてくれるおかげで、なんとか完走することができました。あんまりにも暖かくて、少し泣きそうになったりもしました。
すると驚くことが起きました。
私の発表を見て涙を流してくださる方がいたのです。
心が動くくらい、感謝の気持ちが伝えられたのかな。嬉しいな。勇気を出してよかったな。
勇気を出して…?
心に火が灯っていたんだ
ここから先は帰りに焼き肉したり、妻に楽しかった〜!と話すうちに気づいたことです。
前職のAWSでは登壇の機会に恵まれましたが、サービスの機能紹介がほとんどで、エモい話を話す機会はありませんでした。むしろそのテーマでさえ、「じゃがさんの発表って、構造はわかりやすいんだけど、感情の抑揚がないから、何が推したいことなのかわかりづらいよね」とフィードバックされていた程です。
エモい発表ができるひとはすごいなぁ、でもNot for meだな…と思う気持ちがどこかにありました。いま考えればエモに振り切った登壇をしたこともないのに、やる前から諦めてしまっていたのです。
そんな私がなぜ、ほとんど全員が初対面の場で、エモい話をしようと思えたのでしょう?
心に火を灯されたから、チャレンジする勇気を与えてもらったからなのだと思います。
いくおさんのキーノートやスポンサーLTで浴びた熱量。OST(Open Space Technology)や懇親会でお話した人、一人ひとりが本気で向き合ってくれたこと。
そうして培われた場への信頼に背中を押され、心を込めてエモい話をすることができました。
LTでは「学びの循環をしようと思う気持ち」を「心に火が灯った」と表現しました。改めて考えると、同僚に恵まれている私にとって、学びの循環は勇気を出さなくてもできただろうと思います。
でも、エモい話は、心に火が灯らなければやろうとさえ思わなかったでしょう。
スクフェス神奈川のおかげで、なんだか自分の殻をひとつ破れたような気がします。
さいごに
スクフェス神奈川はいいぞ。