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should と shouldn’t は少ないほどよい?

 なにごともきちんとしたがる。白黒をはっきりさせたがる。他人に対しても自分に対してもルール通りにならないと気がすまない。このような人は「should (すべきだ・~であるべきだ)/ shouldn’t (すべきでない・~であるべきではない) 」を多用する傾向があり,ストレスがたまりやすく,他人とのトラブルが多いかもしれません。


 この特徴を「強迫性」といいます。心理学的意味で「こだわり」と言ってもよいでしょう。「友達なのだから,来ないなんてありえないよ」とか,「高校生は部活と勉強を両立すべきだ」,「掃除当番はサボるべきではない」などのように,非常にまじめな考え方をします。


 ではどのように考えるとストレス軽減になるのでしょう? もちろん「should / shouldn’t」は意識して使わないようにします。その代わり「友達だから,来てくれると嬉しいな」だったり,「部活と勉強の両立は素晴らしい。できるように努力してみよう」だったり,「当番のみんなで掃除すれば,楽だし不満もでないよね」のように考えたりするのはいかがでしょう。これを「rational belief (合理的考え方)」と言い,自分も他人もストレスになりにくい考え方なのです。


 気持ちの問題は理屈では解決しないことが多いようです。人の気持ちには様々な「しくみ」があります。今後も紹介しますので,よろしくお願いいたします。

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