今週注目の中国スタートアップ
執筆者 山田 悠輔
facebook: Yusuke Yamada
twitter: yusukeshantian
ニーハオ!
1月第3週の資金調達、M&Aニュースから注目の中国スタートアップを紹介します。
summary
1.Fordeal / 中東地域特化EC
2. Wel鲸鱼轻烟(ジンユーチンイェン) /電子タバコ
1.Fordeal / 中東地域特化EC
設立年:2017/08
調達先:高瓴资本等
ラウンド:シリーズC
調達額:20M USD≒2.2B 円
中東地域で総合ECを展開するFordealがシリーズCで約22億円の資金調達。
同社のファウンダーは蘑菇街のアルゴリズムシステム部門VPを務めた人物でEC領域のプロ。
中東地域のEC市場はここ十年で1500%成長しており、15-28才の世代が人口にしめる割合は28%の1.2億人と大きなマーケットとなっています。
アラブ首長国連邦やサウジアラビアの国民は半数以上が国外のECサイトを使い商品を購入~発送しており、同地域に特化した強いプレイヤーがまだまだ少ない様子。
中東ECの雄といえばSouqですが、noonに続いて同社が名乗りを上げたという感じで、今後に注目です。
2. Wel鲸鱼轻烟 /電子タバコ
出典:https://itjuzi.com/company/34012163
設立年:2019/01
調達先:非公開
ラウンド:プレシリーズA
調達額:10M 元≒160M 円
電子タバコを開発する鲸鱼轻烟がプレシリーズAラウンドで約1.6億円の資金調達。日本で言うとIQOSのようなカートリッジ式のタバコと、VITAFULの様なフレーバータバコをメインに製造しているようです。
世界最大のたばこ市場は中国で、世界のマーケットの44%を中国煙草が抑えています。中国煙草は売上の99%を中国であげており、文字通りマーケットの覇者。VAPE自体も中国の発明ですので、別の切り口でマーケットを切り開くプレイヤーが出てくると面白いですね。
今週は以上です!
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