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今週注目の中国スタートアップ
執筆者 山田 悠輔
facebook: Yusuke Yamada
twitter: yusukeshantian
ニーハオ!
9月第1~3週の資金調達、M&Aニュースから注目の中国スタートアップを紹介します。
1.小黑鱼(ブラックフィッシュ)/会員制生活総合サービス
設立年:2017/03
調達先: JAFCO Asia、Rakuten Ventures、Lightspeed Venture Partners、华创资本、沸点资本、光速中国、晨兴资本、戈壁创投、丰盛集团
ラウンド:シリーズA+
調達額:50M USD≒5.5B 円
会員制サービスを提供する小黑鱼が約55億円のファイナンス。
年会費約5,000円弱の会員になることでホテル、映画や電車のチケット、日用品全般、などがお得に購入出来るとともに、クレジットなどの金融サービスも提供しています。
サービスリリースから2ヶ月を経ずに10万ユーザーが会員登録をしており、提供する商品は3,000を超えています。
CEOはOTAサービス大手途牛の元COOの严海峰さん。
今回ファイナンスではJafco Asiaをはじめとして楽天ベンチャーズ、Lightspeedなどが出資。
Jafco Asiaは前回ラウンドからの追加出資となります。
2.熊猫签证(シオンマオチエンジュン)/ビザ取得代行サービス
出典:https://www.11visa.com/#/home
設立年:2014/07
調達先: 博汇源创投(リード)、原创资本
ラウンド:シリーズB
調達額:0.6M 元≒1B 円
ビザ取得の代行サービスを展開する熊猫签证がシリーズBで約10億円のファイナンス。
発展したとはいえ、日本人とは違いまだまだビザ取得が必要な国が多い中国ならではのサービス。
サイトを見てみると○○地域の戸籍の人は無理ですとか書いてあって、改めて地域格差を感じました。
昔タイのビザが緩和された影響で、馬鹿みたいな数の中国人がタイ旅行に行くということがおきましたが、面倒ささえなくなれば中国人はもっともっと外にいく好奇心と購買力があると思います。
日本も中国人向けの規制を数年前に緩和しただけでインバウンド爆増しましたからね、今後に期待です。
4件紹介すると読み終わる前に疲れると何人かから言われたので2件に切り替えました。代わりに、隔週投稿→毎週投稿に切り替えます。
ではまた来週。
気になることあれば以下SNSから気軽にご連絡ください。
執筆者 山田 悠輔
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