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【技術系スタートアップ】2018年9月の資金調達情報

2018年9月に国内VCから資金調達を行なった技術系スタートアップを紹介します。

個人的に気になった3社をピックアップします。また末尾に9月の資金調達リストを掲載します。

1. SenSprout

設立年:2015年1月
調達先:Spiral Ventures、GMO Venture Partners、ABBALab、三井住友海上キャピタル
調達額:1億4500万円

SenSproutは、農地に埋め込むことで土壌水分量や地表面温度を計測し、取得したデータを分析することで水やりの効率化をサポートするIoTデバイスを提供している。土壌に埋め込まれたセンサーから取得したデータはゲートウェイを通じてクラウドへ送られ、リアルタイムでの管理や条件に応じたアラートの設定ができる。

同社は、東京大学発の電子回路を印刷できる技術「プリンテッド・エレクトロニクス」を応用することにより、センサーの低コスト化を実現している。


2. seven dreamers laboratories

設立年:2014年7月
調達先:パナソニック、大和ハウス工業
調達額:10億円

seven dreamers laboratoriesは、「世の中にないモノを創り出す技術集団」であることを目指し、様々なデバイスの開発を行っている。

特に注目を集めているのが、世界初の全自動洗濯物折りたたみ機「ランドロイド」。ユーザーが入れた洗濯物を、ロボットアームが摘み上げ、広げ、畳み、最終的に取り出しボックスへ崩れないように積み上げる。独自開発のAIが複数の衣類を画像認識することで、アイテム別・家族別に仕分けることを可能にしている。


3. ウミトロン

設立年:2016年9月
調達先:未来創生ファンド
調達額:3億円

ウミトロンは、シンガポールと日本を拠点に水産養殖技術の開発を行っている。

同社の提供するIoTデバイスUmiGardenは、生け簀に設置することで魚の遊泳行動をリアルタイムに観測することができる。これにより、魚群データ解析に基づいた給餌をすることができ、水産養殖において事業運営コストの50%以上を占めるとされる給餌コストを最適化することが可能になる。

また、同社は今回の資金調達を機に、水産養殖保険を提供するためのデータサービスの実証を開始した。IoTや衛星データの技術を活用して魚の資産価値や環境評価(赤潮などのリスク)を定量化し、水産養殖保険に必要な信頼性のあるデータの提供を行う。自然災害などの環境リスクに直面する養殖経営のリスクを削減することが狙いだ。


9月の資金調達リストまとめ

以上の会社の他の資金調達情報をまとめます。(調達日時順)

会社名:アロマジョイン
調達額:1.5億円
調達先:Samsung Venture Investment、三井住友海上キャピタル
会社名:NUProtein
調達額:1億円
調達先:SRCマネジメント
会社名:タッチエンス
調達額:1.1億円
調達先:DEFTA Healthcare Technologies, L.P.
会社名:U-MaP
調達額:非公開
調達先:日本ベンチャーキャピタル
会社名:キノファーマ
調達額:10億円
調達先:日本成長投資アライアンス
会社名:WHILL
調達額:50億円
調達先:多数
会社名:日本積層造形
調達額:1.44億円
調達先:東北大学ベンチャーパートナーズ



今後も定期的に国内VCの技術系投資先情報を更新していきます!
ご質問等ございましたら、お気軽にご連絡ください。

執筆者:川勝 壮馬(19卒内定者)
Facebook: soma.kawakatsu
Twitter: @david_smakwkt


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