JAEAの先輩職員をご紹介!(技術職)
友田 光一
新型転換炉原型炉ふげん 廃止措置部 計画管理課
2019年度入社。福井県敦賀市にある「ふげん」にて廃止措置の計画管理等に係る業務に従事。
入社の経緯
JAEAの全体説明会に参加した際に原子力発電所の廃止措置の存在を知りました。ふげんの職員の方から熱い説明を受けて、廃止措置は様々な学生を求めているといったことを知り、原子力専攻でない自分でも貢献できるかもしれないと考え、入社に至りました。なお、その時に説明してくれた方が、配属後の直属の上司でしたので驚きました。今は別の部署ですが、一緒に仕事をしています。
現在の業務
「ふげん」は、2008年から廃止措置に移行しており、他原子力発電所に先行して廃止措置を進めています。
私の担当業務として、廃止措置計画に基づき、廃止措置がスケジュールのとおりに進んでいるかを、年間を通して確認しています。担当になった当時は、各工程間の関係が分からなかったりと大変苦労しましたが、所属課長だけでなく他部署の上司からフォローいただくことで、徐々に所内全体の動きを理解できるようになり、仕事も面白くなってきました。
また、廃止措置は、数十年にわたる超長期のプロジェクトであるため、技術・知識を世代をわたって継承する必要があり、また廃止措置業務を円滑に進められるように、そのためのシステム導入にも携わっています。
入社当時は様々なルールに悩まされました…
入社当時には、ルールの多さに戸惑いました。ふげんは原子力発電所ですので、法令や品質関係の規則といったルールに基づき仕事を進めていく必要があり、何をするにしても何に基づいて仕事しているのかを求められ、ルールを理解し実行することに大変苦労しました。ただ、仕事を進めていくうちで段々と理解することができるようになり、自身の身になっていく喜びを感じています。
JAEAに入社して良かったこととしては、仕事だけでなくプライベートも充実できることです。年間の有給休暇だけでなく夏季休暇もあり、平日のアフターワークから休日までプライベートを充実させることができます。
廃止措置は様々な素養を持った学生を求めています!
大学院では、医学物理系の研究室に所属し、放射線治療システムに係る研究を行っていました。入社当初から、長期にわたる廃止措置プロジェクトを円滑に進めるためのシステム導入に向けて取組んでおり、システム導入のための環境整備において学生時代の知識を活用することができました。また、入社してから年数が経つにつれて、携わる業務の幅が広がり、必要な知識や技術は上司からの指導や研修等によりキャッチアップしています。なお、廃止措置は様々な素養を持った人材が活躍できる場ですので、学生時代の専攻に囚われる必要はありません。
就職活動の振り返って
自分の能力を生かせそうな企業に絞って就職活動しましたが、内定を得るのに時間がかかり、不安を感じながらの就職活動でした。ただ、採用の判断は相手あってのことですし、最終的にはご縁のある企業に就職できるのではないかと思いますので、気負わずに就職活動頂けたらと思います。また、学生時代に考えていた以上にJAEAでの仕事の幅は広いので、少しでも興味を持った方は応募してください!