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JAEAの先輩職員をご紹介!(技術職)
宮嶋 星弥
大洗研究所 放射線管理部
環境監視線量計測課
2024年入社。茨城県大洗町にある大洗研究所の環境監視線量計測課に所属。個人被ばくの管理に係る業務に従事。
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入社のきっかけ
私は幼いころから東海村に在住しており、原子力科学館に足を運んだりしていました。2011年に発生した福島第一原発事故当時、私は小学1年生でしたが、これまで何となく便利な技術だと捉えていた原子力も適切な対応を取らなければ危険性があるということを知り、興味を抱くようになりました。学生時代に開催された企業研究会にて機構内組織について説明を受け、放射線管理部が放射線障害発生の防止に携わっていると知り、とても責任感の持てる業務であり、社会貢献に繋がると思いました。また、原子力専攻以外の方も多く入社し活躍されていると聞き、学生時代に専攻した化学の知識を活用できると考え、志望に至りました。
個人の被ばく管理とは?
私は放射線管理部の環境監視線量計測課に所属しており、大洗研究所で放射線業務従事者に指定されている方々の被ばく管理を行っています。被ばくには外部被ばく・内部被ばくがあり、それぞれ管理方法が異なります。現在の私の担当業務として、外部被ばく管理については、着用した個人線量計により実効線量、目の水晶体と皮膚の等価線量の評価を行っています。一方、内部被ばく管理については、体外計測法、バイオアッセイ法(生体試料分析)や計算法にて評価を行っています。これらの被ばく評価結果を基に個人通知、国や自治体等への報告を行っています。また、体外計測法で用いるホールボディカウンタ等設備機器の保守管理も行うなど幅広い業務に従事しています。入社1年目ということもあり、周囲の方々の手厚いサポートを受けつつも確実な成長を実感できており、人々の健康を守るというやりがいを持って業務に取り組んでいます。
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JAEAのいいところ
まだ入社してからそれほど経ってはいないものの、年齢や性別に関わらず、職員一人一人が自身の業務に誇りと探求心を持ち取り組んでいると実感しています。また、有給休暇の他に夏期休暇が取得できるなど、趣味を充実することができる環境にあると思います。
学生時代の経験を活用しています!
学生時代は化学を専攻しており、溶液中無機元素の定量に関する研究を行っていました。現在行っている業務で関連する内容としては、バイオアッセイ法の評価方法の検討があります。尿中の放射性物質の濃度から実効線量を算出する場合、核種毎の尿中排泄率や同位体の組成比等を考慮する必要があり、これらの計算を行う際に専攻していた化学の知識が役立っています。また、知識以外でも、研究活動で培った課題を解決するための方法を模索する能力等を活用できています。
就職に向けて
私はインターネットやオンライン説明会で情報収集を行ったり、同窓生で機構に勤められている方と連絡を取り、施設や業務紹介をしていただく機会を得ました。機構には様々な部署が存在しており、業務内容もそれぞれ異なるため、インターネット等の情報だけでなく、インターンシップや見学会に参加することで職場の雰囲気を掴んだり、就職後に自分が行う業務についてのイメージを得ることが大事だと思います。また、ジョブマッチングのため自分の性格の特性を分析しておくことも重要であると感じました。
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