トンボのつぶやき 39 (孤独という自由)
休み時間なのに教室の片隅でポツンと1人で過ごしている子どもがいます。
その場面だけをみてしまうと、友達がいないのかな、寂しそう、いじめられていたりしないかな、学校が楽しくないのかな・・・と心配になってしまいます。
でも、長く付き合い、しっかりと話を聞いてみると、実は一人で空想の世界に入ることがあって、本人にはとて幸せな時間だったりするのです。
頭の中には自分の自由な世界があって、そこで好きなことをしてるのだそうです。現実の世界が辛いとかそういうことではなく、空想の世界も好きなのだということ。
「どうしたの?」「こまったことでもあるの?」「いじめられたの?」などなど、心配しないでそっとしてあげたほうがいいのですね。
見極めは難しいけど、「孤独という自由」を楽しんでいる子どももなかにはいるのです。