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Maximum Power Rock Today 2024(ロニー・アトキンス&ウリ・ジョン・ロートのメッセージ)

※著作権上に問題がありましたら即時削除いたします。
※政則先生の翻訳を元に「てにをは」レベルの変更と一部原文の要素を加えたものです。

■ロニー・アトキンス メッセージ(翻訳版)

やあ、Bay-FM Masa Ito Maximum Power Rock Todayを聴いているみんな、ロニー・アトキンスだよ。

日本では成人の日が来るんだね。
デンマークで俺が18歳になった時のことについて話すよ。
一人前の大人になったから、運転免許も取れる、自分がやることについて両親にあれこれ言われなくて済む。
そこは自分で決めるんだよね。

バーに行ってお酒を飲むこともできるし、選挙で投票することもできる。
正式に大人になったわけだけど、それでもやっぱりまだティーンエイジャーだったといえるな。
俺はそうだったよ。

俺が18歳だったころ、デンマークには失業者が本当にたくさんいたんだ。
だから、父親に教育を受けるように強要された。
「手に職をつけるために何らかの教育を受けてくれ」と。
そして結局俺は、本屋、事務用品を売る書籍販売人のような仕事をするための教育を受けたんだけど
実は当時すでにプリティメイズというバンドを始めていた。
18歳の時にプリティメイズの最初のEPをレコーディングしていた。
どういう人生を送りたいのか、すでに俺にはもうわかっていた。
10歳の時にTVで初めてロックスターを見てからというもの
ロックミュージシャン、シンガー、ボーカリストになって
「自分の音楽」をやりたいということがわかっていた。
そのあとの事は、みんなが知ってる通りだよ。

というわけで、2月8日、9日には川崎のクラブチッタでコンサートをするから
日本のファンに会えることを本当に本当に楽しみにしているよ。

素晴らしいものになるだろうから、早くやりたくて仕方がないんだ。
俺も、ロニー・アトキンスバンドのメンバーもみんな、日本でみんなにあうのを楽しみにしているよ。

それまで元気でね。
またね!


■ウリ・ジョン・ロート メッセージ(翻訳版)

コンバンハ!
特別番組Masa Ito Maximum Power Rock Todayを聴いている
親愛なる日本のリスナーのみなさん、成人の日おめでとうございます。
ウリ・ジョン・ロートです。
イングランドからご挨拶申し上げます。

我々の暦に「成人の日」というものはないけど
存在すべきだと、私は思います。
一生に一度のとても特別な日を祝うというのは
素晴らしいアイデアですね。

私はドイツで育ちましたが、ドイツでは18歳になると成人を迎えます。
私自身、18歳になった時のことをいまだに鮮明に覚えています。

もう大昔の事、1972年12月の事です。
あれは私個人にとって重要な変化の時でした。
そして、早く成長する必要のある時期でした。
その2か月前に愛する父親が亡くなったばかりで
それが私の家族のすべてを変えたのです。

私は運転を習い始めていて数か月後には運転免許を取得したので
これが大いに役に立ち、私にさらなる自由を与えてくれました。

当時、私はまだハイスクールバンド「Dawn Road」をやっていましたが
1973年の夏、18歳でスコーピオンズに加入しました。
そしてそれが、私を全く別の旅へと誘っていったわけです。

実は、その旅は君たちの国である日本で終わりました。
5年後1978年私はスコーピオンズを脱退したのです。
私にとっての初めての日本ツアーは、あのラインナップでの最後のツアーでもあったのです。

それが中野サンプラザで行われたライブアルバム「東京テープ(Tokyo Tapes)」へとつながっていきました。
悲しいことに中野サンプラザはもうないと聞きました。

私が初めてMasa Ito-Sanと会ったのもその頃でした。
当時のMasaは東京で若いリポーターをやっていて
ホテルニューオータニのロビーで私にインタビューをしてくれたことを今でも鮮明に覚えています。

そして、その何十年後(※2001年5月)に中野サンプラザで行われた
日本での私の初めてのソロライブでMCを務めてくれたMasa Ito-Sanに
この場を借りて改めてお礼を申し上げたい。

18歳になるというのは、とても大事なことです。
我々に多くの個人的自由と可能性をもたらしてくれるからです。

それと同時に大人になると、責任と義務も生じてくる。
とても深刻に聞こえるかもしれませんが、実際には解放されることなのです。

ずっとその年齢のままでいたい、年を取りたくないと思う人もいますが
私個人としては、大人の仲間入りを果たしたことがとてもうれしかった。
これ自体がまた、大いなる旅であるからです。

子供時代、青春時代とはかなり大きく異なるものです。
人生は自然な成り行きで様々な経験の段階を経ていくものです。
各段階と局面が何らかの変化をもたらしていきます。

それは、肉体のみならず頭の中の精神的変化をももたらしていきます。
後者、つまり精神的変化は肉体の変化と同じか、それ以上に重要なことです。

うまく立ち回ることができれば我々は成長し
過ちから学び、より良い人間、価値のある社会の一員になることができます。

成長し、大人の仲間入りを果たすということは
新たな挑戦とともに新たな機会をもたらします。

秘訣は、次の段階の準備が整ったら
自然、かつ潤滑にすべての新たな段階に順応することだ。

思い出を大切に心にしまっておいて
過去から学ぶべきことができるのなら
古いものにあまりしがみつくよりも
新しいものを受け入れるとよいのです。
それが最も重要なものなのではないかと、私は思う。

今年成人を迎える諸君にはお祝いの気持ちと将来への激励を送ります。

世界は私が育った時代とは
全く趣きが異なっているけれども
心の奥底には常に変わらぬものがあります。

また、日本のすべての友達とファンにも心を込めて挨拶を送りたいと思います。
日本は私が愛し、尊敬し、大切にしている国です。
今年中に日本ツアーで君たちに会えることを願っています。
スカイギターアカデミーも開催出来たらと願っています。

それまでお元気で。

ドーモ アリガトウ!

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