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2024.8.4九州プロレス福岡国際センター大会観戦

『九州超元気祭』九州プロレス設立16周年記念大会@福岡国際センターを観戦してきました。観衆は公式発表で3425名。3階席に空きがあるなぁというぐらいで、満員と言っても差し支えない入り。しかし、椅子が狭かった…。あの暑さであの席はかなりキツいものがありました。前の席のおじさんが「ツレが2人来なくなったからよかったらこっちにどうぞ」と誘ってくれたんで助かりました。
リザルトは公式参照。
https://www.kyushu-pro-wrestling.com/schedule-and-result/post-184098/

試合開始5分前に汗だくで会場入り。前の道路も周辺駐車場も激込み!
カード表。全6試合、大阪プロレスやレイザーラモンRG&HGの参戦もあり、超豪華!

今回は時間読みを見事に失敗し、会場に到着したころにはばってん選手による前説終わって、既に全カード紹介の煽りVが流れていました。前の道路や会場入り口付近の状況見る限り、滑り込みで入場した人は結構多かったように見えましたが、いや、反省。。。

で、筑前りょう太社長、大会アンバサダーの博多大吉さんの挨拶、恒例の全員コール終わって、早々に試合開始。

第1試合のカードはジェット・ウィー&ジャック・ランダースVS TAJIRI&ジョージ・コーカス。初見の外国人が2人もいる美味しい試合ですが、注目はやはりシリア難民レスラーのジョージ・コーカス選手か。
ジャック・ランダース選手の独特の飛び技、ジョージ・コーカス選手の独特の佇まいと粗削りなパワーファイトが見どころでした。最後はジェットがコーカス選手をフォール。ジェット勝利パターンは初めて見たので興奮しました!大会場なのでTAJIRI選手の大技見れるかなぁと期待してましたが、グリーンミスト誤爆見れたからまぁいいかw

第2試合は佐々木日田丸VS梅田公太。
バッチンバッチンの蹴り合い・エルボー打ち合い・しばき合い。えらく手が合うなぁと思ったら、タッグ組んでたんですねこの二人。しかも前王者組。
お互い一切遠慮なしのしばき合いの結果は、ダブルノックダウン寸前に立ち上がった梅田選手の勝利。日田丸選手のほうが終始余裕ありげに見えてただけに、なかなか驚きの決着でした。

第3試合は超豪華ゲスト、RG&HG。入場からお得感満載。ばってんwithばってんキッズのほのぼのした入場、RGの北酒場、ばってんVSRGの罵り合いからの「あるある言いたい(北酒場Ver.)」が始まったときには、心からの『今日は来てよかった…』の声が洩れましたw
あるあるを途中で遮るようにゴールドフィンガー’99に乗ってHGが登場、試合開始。往年のハッスルの時そのままのお下劣ムーヴ連発で『令和のコンプラじゃダメだろこれ』というツッコミを心の中で入れつつも試合は進み、ロープ渡り合戦からのダブル股間痛打など織り交ぜつつ、最後は覚醒したじいちゃんの高速ラッシュでRGを殊勲の体固め。じいちゃん恐るべし。楽しい試合でしたが、最後はじいちゃんに全て持っていかれましたね。杖の使い方といい、緩急のギャップといい、本日のオレ的MVP。

第4試合は6人タッグ。めんたい・玄海・筑前組VSビリーケンキッド・HUB・ゼウス組。めんたいキッドが熱望したカードとのこと。社長同士・マスクマン同士・いかついベテラン同士の絡みなどいろいろ見どころあり。
大量のうまい棒レイに阻まれてのリングインやりなおし、社長同士のタックルでの意地の張り合いや、HUB無双などありつつ、最後はめんたい選手が3人に捕まりゼウス選手に仕留められて終了。お互い健闘を称える中、玄海選手とゼウス選手が試合終了後も不穏な空気を出してたのが、両選手らしくてイイなと感じました。うーん、引退ロードの試合としてはもう少し元気のいいところを観たかった気も。ゼイタクですかね。

ここで20分の休憩。隣の席のおじさんとちょこっと会話。なんと、対馬からわざわざ観戦に来られたそうで。コロナ前に筑前社長に対馬で講演してもらったんだって。お話うまいからなー。流石だなぁ。こうやって人の縁を地道に繋ぎ続けての16周年なんでしょうね。
休憩時間中にはエントランス手前のテントでばってん選手とジョージ・コーカス選手がサインや撮影のサービスをやってました。

で、セミファイナルはタッグタイトル戦。王者・土肥羆VS挑戦者・活火山コンビ。パワーと安定感のある王者組を倒すならこのコンビ、何より阿蘇山選手のパワーに王座奪回を期待。
試合展開はやはり序盤パワーで劣る桜島選手が終始捕まり気味、しかし桜島選手のガンバリにより温存していた阿蘇山選手のパワーが爆発、一時はこのまま押し切るかに思われたところ、桜島選手への誤爆がキッカケでチームワークが乱れ、王者組得意のバックフィリップのランデブーも出て万事休す。最後は阿蘇山選手が粘ったものの、ラリアットからの体固めに轟沈。
いやぁ、このベルト、どうやって奪還するの。強過ぎるよ現王者。

そして本日のメイン。王者・関本VS挑戦者・野崎の九州プロレス選手権試合。至宝であるシングルのベルトこそ取り返したいところですが、怪物王者からの奪回は可能なのか。
試合開始から全力の激突に、会場全体から大きなどよめき。開始5分ほどで野崎が場外にエスケープ。息が切れてしまったように見え、『今回も王者のペースか』。しかしその後野崎も盛り返し、王者・関本が呼吸を乱す場面も。力比べ、張り合い、コーナーからの投げなど、幾度となく『これで決まるだろう』という展開からのエンドレスバトル。20分に迫ろうかという長丁場の決着は、野崎の絞り出すような砲弾スピアーからの体固め。
終盤、野崎を担ごうとした王者が再三再四に渡って担ぎなおしていた場面がこの試合を象徴していたと感じました。あそこで野崎が呼吸を整えなおしたのがラストの勝機に繋がった感じで、野崎選手もコメントしていましたが本当にどちらが勝ってもおかしくない試合でした。関本選手は尊敬すべき素晴らしい王者でした。おめでとう、新王者!

筑前社長もお気に入りらしい、16周年記念パンフレット(税込1000円)。ガイジン情報が豊富!

ラストを締めた野崎選手のマイクも素晴らしく、大会全体とても満足度が高かったです。来年の『九州超元気祭』も4月に開催が決定してるとのことで、絶対見に行こうと思ってます。福岡ドームで予定されているという2028年の20周年大会まで、どれだけ九州プロレスが成長していくか、楽しみに応援していきましょう!
もっとたくさんの人に、九州プロレスの魅力を知って欲しいな~

以上、ジェット・ウィー選手の入場時にいつも「ジェットー!」と叫ぼうと思ってタイミングを逃すじぇど。でした!

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