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真の牧会者:ドナルド・トランプ
朝に投稿した、以下の記事。
この時は、youtube動画のリンクを貼っていましたが、本日15時台に削除されました。
その後、同記事に、流弾さんがコメントをくださり、別サイトのリンクを教えられ、そちらのリンクを貼りました。
こちらにも貼りますね。なぜか、直接リンクができないので、URLをコピペしてください。
https://www.pexels.com/ja-jp/video/7114833/
ネタバレはしたくないのですが、敢えて取り上げたいところがあったので、記事を書くことにしました。
トランプ大統領が警護人にかけた言葉
アメリカ大統領のシークレット・サービスに対して、大統領経験者がピザを届けるという話が出てきます。
この後、英国王室警備員に、トランプ大統領がかけた言葉が紹介されます。
彼は、警備員にこう言いました。
"私は貴方たちを愛しています。貴方たちが目撃しなければならなかった事、それが何であったか、私には想像もつきません。
ただ、貴方たちにはもう助けが来ます。それが良い助けであることを知っておいてください。"
これが、王室警備員にとって、また米国大統領のシークレット・サービスにとって(他国の同様の任務に就かれている方にも)、どれほどの慰めになったか。
これこそ、真の意味の牧会、魂への配慮です。
牧会とは魂への配慮である
牧会はドイツ語で、ゼールゾルゲ(Seelsorge)、魂への配慮と書きます。
牧会とは、キリスト教会において、牧師・司祭、またその職務に準じる者が、苦悩を抱える者に寄り添い、聖書の観点に基づいて、助言、勧め、励ましを行うことです。
カウンセリングに加え、相手の魂まで射程に入れた関わりが求められます。
高度な知識、深い見識と柔軟な人間理解、物事の本質を見通す目を必要とする、尊い務めです。
(残念ながら、私自身は、優れた牧会者に、たくさん出会うことはありませんでした。
相手をコントロールする黒魔術牧師にはできないことです。全ての人がそうではありませんが)
警護人たちが人知れず抱えていた苦悩
各国要人の警護に当たる方たちには、守秘義務が課せられます。任務中に知り得たことは、退職しても口外しないという契約があるはずです。
おそらく、ほとんどの、良識を備えた方たちは、誰にも相談できず、神に祈りながら、日々の職務を遂行していたはずです。
カトリック信徒であれば、教会で告解、またプロテスタントの信徒であれば、牧師に話を聞いてもらうという選択もあり得たかもしれません。
しかし、非常にリスキーな話であるのと、万が一、相談相手から「敵」に漏れた場合のリスクを考えて、多くの人は、外に助けを求めることもできなかったことが推察されます。
特に、告解を聞くのがイエズス会司祭だった場合の危険度は、とてつもないものになったであろうことは、おわかりいただけるかと思われます。
王室警備員もシークレット・サービスも、要人警護はとても危険な任務であると同時に、とても名誉な仕事でもあると思います。
多くの人はこの職務に就いた時、喜びと誇りを感じたはずです。
しかし、警護する要人たちが、幼い子どもたちを残虐に傷つけているのを目の当たりに見た時、悪夢を見ているような思いに駆られたでしょう。
そして、多くの警護人は、誰にも相談できず、助けを求めることもできず、悪を止めることもできず(自分や家族を危険にさらす行為です)、良心の呵責を感じながら、悩み、祈りながら、過酷な任務を、日々担ってきたと思われます。
精神を病んだり、心が壊れてもおかしくないような任務です。
彼らの心中を思うと、胸がつぶれる思いです。
その彼らに、トランプさんは、「貴方たちを愛しています」と言葉をかけたのです。
警護人に従事している人たちは、全員、こう感じたはずです。
「ああ、この方は、私たちの苦悩を、痛みをわかってくれている。そして、助けはくると言ってくれた。希望はあるんだ」と。
トランプさんのすばらしい点は多々ありますが、キリスト者として、私はこのエピソードが最も胸を打つものだと、感じました。
凶悪な力に強いられて仕事をしていた人たち
もう一つ注目すべきは、「貴方たちが目撃しなければならなかった事」と、トランプさんが述べている点です。
警備員には拒否権がなかった。
外道な要人の行いから、目を背けたいと思っても、それを許さない力が働いていました。
彼らが、とてつもない脅威にさらされながら職務に当たっていたことを、トランプさんは見逃しませんでした。
トランプさんは、声を上げられないけれど、痛み苦しんでいる人の、悲痛な叫びを聞く耳を持っていることが、このエピソードからはうかがえます。
短いですが、とても多くのことが詰まっている言葉です。
愛について饒舌に語る者は多い。
しかし、言葉と存在で、愛を体現できる者は稀だ。
その稀な人が、大統領をやっているのは、実に驚くべきことです。
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