全訳ハトホル⑯「Earth's Magnetic Field(地球の磁場)」
トム・ケニオンによる高次存在ハトホルの、16番目の惑星メッセージの翻訳をお届けします。
記事の概要
この記事で扱っているのは、以下のことです。
多分、今でも当てはまることもあるように感じます。
・地球の磁場の変動により、疲労感や倦怠感の増加を感じる人が増える
・地球の磁場の変動は、宇宙からの深いエネルギーに、磁場そのものが反応しているために起きている
・地球磁場の乱れによって、短期記憶の異常が増えることが予想される
・脳は、自らの構造体の微細な重力場と非重力場を介して情報を処理しており、地球の磁場の変動に直接影響を受けている
・こうした状況を、自分が進化するきっかけとして見ることができる
・地球の磁場の変動により、知覚のカーテンの向こう側にある現実を垣間見る機会が出てくる。
・私たちをコントロールし、情報操作する勢力がいるが、それはますますむずかしくなっている。また、彼らは地球の磁場を操作できない。
・こうした状況に対処するには、地球のコア及び銀河のコアとのつながりを築くことが大事
・地球のコアと精神的に共鳴することで、エネルギー的な安定を得られる。また、誤った情報や操作、マインドコントロールによって人類の思考の流れを支配している勢力に、コントロールされにくく、「操られにくく」なる。
・私たちの一部は、肉体の時間と空間に制限されていない(コメント:想像の中では、私たちは一瞬で、どこにでも行けます)
今も有用な指摘
この記事を見る限り、私たちが、情報操作やコントロールをする勢力の洗脳から目覚めるのは、必ずしも、私たち自身の自助努力だけが理由ではないということです。
深い宇宙からのエネルギーの影響と、地球の磁場の変動による影響、またそれに私たちがいかに対処するかも、関係してくることを、ハトホルは示唆しています。
そう考えてみれば、早めに「目覚めた」ことを、自慢気に捉えるよりも、もう少し謙虚になった方がいいのかもしれません。
また、ハトホルたちは、興味深い指摘をしています。
「周りの人がまだ眠っているのに、あなただけが目を覚ますという非常に奇妙な経験をするかもしれません。」
これは今でこそ、珍しくなくなっていますが(もっとも今でも当惑を覚えることではありますが)、ハトホルたちはこれを2008年に示唆しています。
そして、「目覚めた意識」で何をするかは、一人一人の選択にかかっているという指摘は、今も、深く顧みることのように感じます。
つまり、「眠っている人」をバカにするのか、あるいは、出来る限り、目を覚ますように働きかけるのか。また、絶え間なく変転するニュースに意識を向けるのか、この困難な時期をうまく乗りきれるように、自分自身とワークする時間を設けるのか。
私自身、いずれも後者でありたいと思いますが、容易でない時もあり、日々、チャレンジをしていると受け止めています。
ハトホルの記事の四タイプ
A:「物事の全体的な理解を与える」
B:「意識や視野を拡大する、地球にまだない概念の紹介」
C:「地球規模の変容の波にうまく乗る、あるいは影響を軽減するワークの紹介」
D:「ワークショップやイベントの紹介」
このハトホルの四つのタイプの内、今回の記事は、A・B・Cを扱っていると思われます。
Earth's Magnetic Field(地球の磁場) 2008/03/24
翻訳者:jacob_truth 翻訳完了日:2021/08/05(木)
原文:
私たちが見ている現在の惑星の状況を概観してみましょう。
地球の磁場には乱れ(perturbation)や変容が起きています。これは次元間的に行われています。その結果、磁場の振幅や強さが、少しずつ大きくなっています。この地球磁場の変動は、非常に速く上昇したり下降したりする波のようなもので、その振動は微細ですが、はっきりしています。これが人間の意識、特に生物としての経験に、非常に奇妙な影響を与えています。多くの人が、疲労感や倦怠感の増加を実感しています(これまでの通信でもお伝えしたように、これらの症状は、深宇宙からのエネルギーが銀河系や太陽系を通過する際の動きによっても起こります)。
しかし、これ(乱れ)は、異なるカテゴリーのものです。これは、宇宙からの深いエネルギーに反応している磁場そのものが原因です。それは、地球の溶けたコアそのものの反応です。比喩的な方法で考えてみるならば、磁場は宇宙と会話をしている、と言えるでしょう。皆さんの科学ではこのような見方はしません。しかし、私たちの視点では、磁場は宇宙からの訪問者、つまり、深宇宙からのエネルギーと会話をしています。そのエネルギーは、本来、靈的進化の触媒となるものです。
あなた方の磁場の乱れに直接関係するもう一つの症状は、短期記憶を保持する方法の明確な変化です。記憶は、あなた自身の神経系と地球の磁気による機能です。脳は、自らの構造体の微細な重力場と非重力場を介して情報を処理しており、地球の磁場の変動に直接影響を受けています。それにより、短期記憶の異常が増えることが予想されます。例えば、文章を話しているときに、突然、言葉が出てこなくなったり、通常の構文とは異なる言葉が混じってしまったりすることがあります。これが脳の病気の兆候である場合もありますが、一般の人々の間でもこのような現象が増えてきています。集団的な短期記憶の「不具合」がエスカレートすると、人類(humanity)は最も奇抜な状況に陥ります。この状況は、対処の仕方次第で、チャンスにも呪いにもなります。
この機会に、自分で作った「精神的なマトリックス」を見通すことができます。つまり、頭の中でいつものように「ストーリー」を進めることができない時には、(知覚の)カーテンの向こう側にある現実を垣間見る機会があるということです。遮蔽幕を作ったのはあなた方です。自分が直接見たり体験したりしたくないもの、場合によっては、他人が直接見たり体験したりして欲しくないものから自分を遠ざけるために、そうしているのです。ここでは、あなた方の集合的現実を操る、経済的・政治的権力を掌握している、不可視の操作者を指しています。
あなた方の惑星には、靈的進化を求める衝動に、積極的に抵抗する勢力が存在することは、先に述べたとおりです。彼らは、あなた方をコントロールするために、情報を用いて、嘘を続けることに投資しています。ただ、彼らの仕事は、ますます難しくなっています。
磁場の乱れによって、人間のマインドの中に投影された心の現実を作り出すことにギャップが生じるため、彼らの仕事は難しくなっているのです。彼ら――つまり、あなた方を支配し、操ろうとする人たち――は、膨大なリソースを持っていて、その全てを意のままにしています。しかし、地球の磁場をコントロールすることはできません。あなた方は、このことには感謝しなければなりません。
地球の磁場に影響を与えている衝動は、彼らの影響範囲を、はるかに超えたところから来ています。超次元物理学の理解に基づき、今後数年間は磁場の乱れが大きくなっていくと、私たちは予想しています。エネルギーに敏感な方々は、今、このことを最も強く感じていると思います。もっとも、今後2~3年の間に、ほとんどの人が、理由はわからなくても、何らかの形で意識的に気づいて、この影響を受けることになるでしょう。
私たちは、この状況に対処するための、いくつかの提案を持っています。
最初の提案は、最も簡単なものです。それは、地球そのもののコアとのつながりを理解することです。エネルギー的な存在であるあなたは、生身の人間であるのに加えて、地球のコアと意識的なエネルギー的関係を結ぶことができます。
この理解や方向は、あなたが地球の磁場に浸され、囲まれているということです。地球のコア(地球磁場の発生源)と精神的に共鳴することで、あなたは、エネルギー的に安定します。意識的な存在である地球は、あなた方の文化には言葉がないため、説明するのが難しい方法で、自分自身を明らかにすることができます。そして、あなた方は、このことを意識しないように操られ、コントロールされてきました。しかし、それ(地球のコアと意識的につながれること)は、あなたの最大の強みでもあるのです。
地球のコアと共鳴することによって、「生ける意識存在」としての地球に、より意識的になります。このリンクを通じて、地球の混沌とした状況の中でも、一種の「エネルギー的な確かさ」を受け取ることができます。
しかしながら、奇妙なことに、言わば、自分を正気に戻すことで、あなたは、誤った情報や操作、マインドコントロールによって人類の思考の流れを支配している勢力に、コントロールされにくく、「操られにくく」なるのです。
つまり、地球のコアとの直接的で意識的な関係を築くことで、いわゆるライフ・ネガティブ・テクノロジー(life-negative technologies)の影響を回避することができるのです。
地球のコアと精神的に共鳴することに加えて、何かをしたい場合は、頭上から体の中心を通って地球に至る、微細なエネルギーチャンネルであるプラーナ管を使うことをお勧めします。この管、あるいは、チャンネルは、地球の奥深く、コアそのものまで、そして頭上の方は、宇宙まで広げることができます。この方法では、頭のてっぺんから先にチャンネルを伸ばすことはしません。その代わりに、地球のコアにチャンネルを拡張するだけです。
しかし、本質的なことは、このチャンネルを地球に送り込むことではありません。本質的なことは、あなたがそれを「知っている」だけで、地球のコアと共鳴しているのを理解することです。これは、混沌の増していく中にあっても、安定した感覚を与えてくれます。それは、あなたの感覚を目覚めさせるでしょう。地球との関係を、より意識的なものにすることができます。また、注意しなければならないのは、それは、催眠状態からあなたを脱け出させ、外側からあなたをコントロールできない状態にさせます。そして、あなたは、自分の周りにある嘘を、よりはっきりと見抜くことができるようになるでしょう。
2つ目の提案は、銀河系のコアとの関係を意識的に築くことです。
つまり、地球のコアと共鳴するのと同じように、あなたがブラックホールである天の川銀河のコアと共鳴することで、銀河系との関係を安定させることができることを、理解して下さい。
もしあなたにその能力があるなら、この説明を聞くだけで、どうすればいいのかという知識が活性化されます。それは、複雑なことではありません。極めて単純なことですが、自分の一部が、肉体の時間と空間に制限されていないことを理解する必要があります。
それには、意識は時間と空間のどこにでも、瞬間的に拡張できることを理解する必要があります。銀河系のコアに意識を拡張することによって、銀河系との関係が安定するのです。
「理想は、地球のコアと銀河系のコアに、同時に関係することです。」
そうすれば、深宇宙からのエネルギーの波を、より巧みに乗りこなすことができるでしょう。
しかし、注意していただきたいのは、この方法では、あなたをコントロールしにくくなり、催眠術をかけるのが難しくなります。また、周りの人がまだ眠っているのに、あなただけが目を覚ますという非常に奇妙な経験をするかもしれません。この目覚めた意識で何をするかは、もちろん、あなたの選択であり、あなたの対応能力(責任)です。
ハトホル 2008/03/24
トムによるいくつかの明確な考え
プラーナ管をご存知ない方のために、簡単な御説明をします。
プラーナ管とは、頭頂部のクラウンチャクラから体の中心を通り、会陰部を通って大地に至る、管状の微細なエネルギーチャンネルのことです。会陰とは、性器と肛門の中間にあるポイントです。
親指の先と2本目の指の先を合わせると、「自分の」プラーナ管の大きさに相当する円が見えてきます。いくつかの秘教的な伝統では、プラーナ管は「中央柱(Central Pillar)」、または「中央導管(Central Column)」と呼ばれています。
チベット仏教のヨギやヨギーニの系統の中には、プラーナ管の中心を通る、人間の髪の毛ほどの大きさの非常に細いチャンネルに働きかけるものがあります。このエネルギー経路は「シークレット・チャンネル」と呼ばれています。ヨギやヨギーニの体内の微細なエネルギーに影響を与えるために、ある種の秘教的なヨギの修行に使用されています。これは、そのような修行をすることで、靈的な光明(spiritual illumination)や悟り(enlightenment)が、より早く展開されるという考えに基づいています。
一般的に、プラーナ管は(よほど地に足がついていない人を除いて)、足の下の大地に5~7cm、頭の上にも5~7cm走っています。プラーナ管は繊細なエネルギーであるため、ニュートン物理学の法則には従わず、量子力学の制約の中に存在します。そのため、プラーナ管を地球の奥深く、惑星の核の中、あるいは宇宙の彼方まで延長することができるのです。
このような概念が突飛であると感じる読者は、私が書いた「Thoughts and Observations from the Channel(チャンネルについての見解と考察) 2007/12/26」という短い記事をお読み下さい。
プラーナ管を、想像上の装置だと思う方が助けになるかもしれません。そうすれば、そのようなことが、本当に可能かどうかを判断する必要はありません。あなたは、プラーナ管の効果を、自分で確かめることができます。
プラーナ管は、思考と意図に影響を受けます。地球や宇宙へとチャネルを拡張するのに必要なのは、そうするという意図だけです。慣れないうちは、何となくそう感じているだけかもしれません。慣れてくると、意図した通りに伸びたり縮んだりしているという、明確な印象を持つようになります。
今回の惑星メッセージで、ハトホルたちが提案した方法でのプラーナ管の使用は、単に地球と精神的に共鳴するだけでなく、「何かをしたい人」のためのものです。ある人は共鳴者であり、ある人は起動者です。両方を兼ね備えている人もいます。自分以外のもの(地球のコアなど)と共鳴することは、基本的に受動的な行為です。これがうまくできる人もいれば、何かをしなければならない人もいます。共鳴しながら何かをしたい人にとっては、プラーナ管は優れた装置です。ですから、自分に合った方法を選んでください。
重要なことは、どのようにするにしても、地球のコアと精神的に共鳴することです。そして、もしそれが可能であれば、銀河系のコアとも共鳴することです。
以前の翻訳記事はこちらをご覧下さい。