全訳トム・ケニオンCD『ライトシップ』ライナーノート
ハトホルのチャネラーであり、サウンドヒーラー、エリクソン催眠療法家のトム・ケニオンのCDのライナーノート全訳をお届けします。
船の音のような機械音(但し、これはトムの声)が一時間ほど続く音楽作品です。
この『ライトシップ』と『インフィニット・プール』は、トム・ケニオンのCDの中でも、よく聴く作品です。
トム・ケニオン作曲
CD『ライトシップ』ライナーノート
原文:
翻訳者:jacob_truth 翻訳完了日:2021/10/12(火)
私がこの録音を「ライトシップ」と名付けた理由
私はよく、一緒にワークをする人たちに、「架空の箱」を傍らに置くように言っています。私の言っていることが意味をなさない場合は、それを、その箱に放り込んで下さい。私が話している概念は、もしかしたらいつか意味をなすかもしれません。もしかしたら、決して意味をなさないかもしれません。大切なのは、誰かに言われたことを、自分の人生経験や論理、そして、とても重要な自分の価値観というフィルターにかけるまでは、真実として受け入れてはいけないということです。
これからお話しすることは、この録音の制作に直接関わった個人的な体験です。今日まで、この体験の本質が何であったかを語ることは、私にはできません。私はただ、起こったことを報告するだけです。
もしあなたにとってあまりにも遠い存在であっても、気にしないで下さい。今から話すことを箱に放り込んでおけばいいのです。
『ライトシップ』の心を変える力は、個人的信念とは全く関係がありません。だからこそ私は、この作品をリリースしたのです。
私はこの出会いについて書きながら、「人生は小説よりも奇なり」という言葉を思い出しています。そんな思いを込めて、『ライトシップ』の背景にある物語を御紹介します。
南フランスのラングドック・ルーション地方に数ヶ月間住んでいた時、ブガラッハ山が目と鼻の先にあったので、よく丘の上にハイキングに出かけました。私は、この地域にあるライトシップ(UFOと呼ばれることもある)の印象を持ち始めました。個人的には、UFOの正体についてはかなり懐疑的です。多くの場合、人間の心(想像力)と意識の異次元世界との接点から生じた現象、つまり人工物ではないかと考えています。
しかし、それらの印象はブガラッハ山の近くにいる間も続き、強まっていきました。やがて、『ライトシップ』から発せられる音が聞こえるようになりました。特に、私とその船との間でヒーリングのようなやりとりをしている時に、その音が聞こえるようになりました。これらのやり取りのある時、私は、自分たちをアルクトゥルス人(アルクトゥルス星出身)と名乗る2人の存在と、内的な対話を始めました。彼らは、地球が高次元の存在へとエネルギー的に移行するのを支援するために、自分たちとこの船がこの地域に駐留していると、報告しました。
私は、自分の経験をここで報告しているだけです。言い換えれば、これらの対話は、私自身の心の創造物である可能性があると明確に考えています。しかし、これらの対話は非常に興味深いものであり、私が聞いた音は、私に大きな変容をもたらしました。
そこで私は、その地域で生活しながら、ほぼ毎日、この船と2人の「乗組員」と接触して、この現象に接した時に、自分の頭の中で聞こえる音を記録し始めました。
この魅力的な異世界との出会いに敬意を表して、私はこの録音を、『ライトシップ(Lightship)』と命名しました。
その正体については、現実なのか想像なのか、私にはよくわかりません。つまり、評決はまだ出ていません。しかし、個人的には、これらの音のパターンは、変容的な活力を持って、強力に生きていると感じています。
心のアルゴノート(心の探究者)の仲間たちが、私と同じように、『ライトシップ』を快適な旅の乗り物として見つけてくれることを願っています。
あなたも是非、この船に乗り込んでみてはいかがでしょうか?良い旅になりますように。
トム・ケニオン
「未来は、以前とは違う。
敢えて、想像者になろう。」
ナビゲーションの御提案
『ライトシップ』は、意識の内なる状態や意識の他の領域を探求するための、パワフルな心理音響学的ツールです。「他の領域」とは、私たちの日常的な経験の外側にある心身の状態を意味します。
この音のパターンは、全て私自身の声によって、スタジオで作られたものです。この録音では、(シンセサイザーや電子的コーラスなどの)電子楽器は、一切使用していません。私の声を複数のトラックに重ねて、脈動や音響の変化を作り出し、この特別な録音に力強さを与えています。
あなたがそうすることを許せば、『ライトシップ』はあなたの知覚の扉を開き、あなたの中に存在する驚くべき内的世界と直接接触するように導いてくれるでしょう。従って、この録音は純粋にエンターテインメントの乗り物として、あるいは内なる現実を探求する手段として使用することができます。
ヘッドフォン
この録音は、ステレオ・ヘッドフォンを使用してもしなくても聴くことができます。一般的には、ヘッドフォンを使用すると、多くの人は、右耳と左耳から聞こえる音の違いを、最も強く感じることができます。お使いのステレオシステムが左右の分離に優れている場合は、それで充分です。
この録音を個人的な変容のためのツールとして使用することを選択した方には、いくつかの提案があります。
ライトシップ・クルーズ
ただ横になって、リラックスして聞いて下さい。思うままに心を漂わせてみて下さい。リラックスして、吐く息に意識を向ければ、心の変化やリラックス効果がより深まることに気づくでしょう。吐く息の一つ一つが、その前に吐いた息よりもリラックスしていくようにしましょう。自分にとって快適な呼吸のリズムを見つけて下さい。やがて、音に合わせてリラックスしていくうちに、呼吸がとても浅くなっていくことに気づくかもしれません。また、夢を見ているような感覚になることもあります。このようなタイプの夢は、単に溜まったストレスを発散している場合もあれば、自分の心理や内面生活への洞察をもたらす場合もあります。
第三のポータルを旅する
これは、『ライトシップ』でワークをするための、とてもシンプルで効果的なテクニックです。目と目の間、鼻梁に意識を置きます。この部分は、秘教的には「第三の目」と呼ばれています(従って、「第三のポータル」)。通常、私たちは、2つの目(2つのポータル)を通して、世界の視覚的な印象を受け取ります。しかし、この録音を聴きながら「第三の目」に意識を向けると、サイキックな視覚をもたらすことができます。また、このテクニックを使って、「遠隔透視」(遠く離れた場所から情報を感知すること)の実験をしたり、エネルギー体で旅をしたりするためのポータルとして使うこともできます。
幾何学的形状
神聖幾何学と呼ばれる、視覚化された三次元幾何学を瞑想の助けとすることに慣れている人は、球体、正八面体、星形正四面体(マカバ)などの想像上の空間の中に、自分を置いてみて下さい。この幾何学を使って、自分の心や宇宙の異次元に旅をしてみませんか?
エネルギー・ヒーリング
レイキ、ヒーリング・トランスファー、エネルギー・ヒーリングなど、繊細な心と体のヒーリングを行う方にとって、この録音は、ヒーリングされる側とエネルギー・ワーカーの両方のヒーリング体験を深めるための、音響的サポートとして使用することができます。
医療上の免責事項:このような形で録音を使用される方は、医療行為を目的としていないことに御注意下さい。これは、自己探求と自己発見を目的としたものです。病気の兆候がある場合は、専門家に相談して下さい。
マッサージと振動音響装置
この音源は、深いリラックス効果のあるマッサージに最適な複雑な音響波のパターンを作り出し、マッサージする側とされる側の両方の深い体験をサポートします。また、サウンドベッドやサウンドチェアなどの振動音響環境で聴くのも、とても効果的です。
サイコ・ナビゲーション
『ライトシップ』は、時間を進んだり戻ったり、他の並行現実に出入りできるサイコ・ナビゲーションの技術を探求したい人にとって、理想的なツールです。そのような現実は、心理的なものである可能性があります(例えば、サイコ・ナビゲーションを使って時間をさかのぼり、以前の印象や記憶を取り戻すことができます)。また、サイコ・ナビゲーションは、別の想像上の未来に行き、可能な結果を探ることで、創造的に問題を解決するための優れたツールです。最後に、サイコ・ナビゲーションは、精神的・靈的な進化という目的で、他の意識領域を探索するために使用することができます。サイコ・ナビゲーションに馴染みのない方は、こちらの記事(「Psycho-Navigation: Theory, Clinical Observations and Personal Insight(サイコ・ナビゲーション:理論、臨床観察、個人的洞察)」)を御参照下さい。
独自の手法を生み出す
『ライトシップ』は複雑で非常に汎用性の高いツールです。このトーン・マトリックスを使った新しい相互作用の方法を実験し、創造することをお勧めします。
重要な注意事項・免責事項:自動車の運転や機械の操作など、注意力が必要な場面では、絶対に聴かないで下さい。
その理由は、この録音の音響パターンが変性意識状態を促す傾向があり、夢のような精神状態を生み出すことが多いからです。つまり、この音源を聴くと、外の世界ではなく、自分の内側に意識を向けがちになるのです。
てんかんの既往歴のある方、脳に障害のある方、精神病や統合失調症などの精神疾患で処方された向精神薬を服用している方は、指導医に相談せずにこの録音を聴かないようにして下さい。
過去のハトホルやトム・ケニオンの翻訳記事はこちらをご覧下さい。