お手軽メンタルケアツール――ハトホルが教えてくれたホロン
ハトホルが教えてくれた「ホロン」というツール
アメリカ人のチャネラーで、トム・ケニオンという人がいます。
彼は、ハトホル、マグダラのマリア、アルクトゥルス人のチャネリングをしています。
今回は、ネット上にある、ハトホルの記事” The Holon of Balance and The Holon of Healing(バランスのホロンと癒しのホロン)”より、「ホロン」という意識に影響を与えるツールのご紹介をします。
特に断りをしない限り、基本的に、引用はこの記事より行います。
また、この記事の、私による全訳は、後で載せます。
“ホロンとは、3次元的な性質を持つ特定の幾何学的形状で、特別な方法で意識に影響を与えます。意識というのは、単にあなたが理解しているような心(mind)ではなく、身体的な知性、つまりDNAを含む自己のすべての側面を意味していることをご理解ください。”
今回は、「安定化のホロン(バランスのホロン)」と「免疫のホロン(イルカ・ホロン)」の、二つのホロンとその使い方・効果を御紹介します。
使い方は簡単で、決められた形状のホロンを想像して、あるいは思い描いて、自分の周りに展開させる、それだけです。
「安定化のホロン(バランスのホロン)」
やり方
・このホロンは、八面体(octahedron)と呼ばれる特定のプラトン立体に基づいています。八面体は、底辺で合体している正四角形がベースの二つのピラミッドで、一方のピラミッドが下を向き、もう一方のピラミッドが上を向いています(図参照)。
・このホロン(八面体)の中に、自分がいることを思い描く
・あるいは、あなたの上に光のピラミッドがあり、あなたの下にも全く同じ形のピラミッドがあり、あなたは上下二つのピラミッドに囲まれていると想像してみる
・八面体の中に、自分の身体が入っていれば、身体の位置はどこにあっても構わない
・ピラミッドをどれだけ大きくしても、体全体がその中に入っていれば問題ない
・あなたが立っていても座っていても、八面体の軸は体の中心を通って伸びている。よって、ピラミッドの頂点から中心を通って反対側のピラミッドの頂点まで線を引くと、この線は体の中心(頭頂から会陰の線)を通ることになる。
・ホロンの色は何色でもかまわない。トム・ケニオンの好みでは白色だが、これにとらわれる必要はない。ちなみに、私は白色か無色である。
・大事なことは、八面体の内側に、あなたがすっぽり入ること
・この八面体の中にいる自分を想像しながら、安全で快適な気持ちを想像してみてください。
“これをマスターしたい方は、毎日練習してください。ホロンを作り、安全性と快適さの感情を加え、それを強めてください。ホロンを想像するだけで、それらの感情が湧き上がってくるまで続けます。そうすると、いつでも好きな時にホロンを作ることができ、ホロンはあなたに快適さと安全の感情を与えます。その性質上、ホロンはあなたの中の微細なエネルギーをバランスのとれた状態にします。”
用途・効果
・自分の周りや生物圏で不安定な出来事があったときに、自分の内部エネルギー、特に感情を安定させる
・エネルギー的あるいや感情的な乱れや不調を感じた時に、このホロンを自分の周りに展開し、数秒から数分、深呼吸すると、落ち着く
・意識の男性的側面と女性的側面という極性のバランスをとる
・微細エネルギーのバランスを取る
・極端な地球変動の瞬間に、自分を保護する。但し、そのような地球上のイベントであなたが恐怖を回避し、ホロンに入るためには、普段からホロンを使って、いつでも自由にホロンを作成する能力をマスターしている必要がある。
“そのシンプルさに惑わされないでください。微細なエネルギーのバランスをとるための強力なツールなのです。”
そう、ハトホルは強調しています。
“ゲーム感覚で、「バランスのホロン」を作る方法を学ぶことを、お勧めします。ホロンで遊んでください。ホロンを回したり、色を付けたり、ホロンの中のどの部分にいるのが一番快適かを、感じてください。あなたの一日の好きなときに、練習してください。あらゆる場所で、「バランスのホロン」を作りましょう。あなたが何をしているのか、誰にも知られることはありません。買い物をしているとき、ゴミ出しをしているとき、ペットに餌をやっているとき、散歩をしているとき、テレビのコマーシャルを見ているときなどに、やってみてください。ホロンを作る時間や場所は、数え切れないほどあります。あなたが感情的、またはエネルギー的に不調な時はいつでも、瞬時に、意識せずに「バランスのホロン」を作れるように、十分に練習することです。そうすれば、強力な味方ができたことになります。「バランスのホロン」は、あなたの最良の友の一人になるのです。犬と違って、餌をやったり、散歩に連れて行ったりする必要もありませんし、新聞をかじったりすることもありません。”
(引用The Holon of Balance(バランスのホロン) 2007/02/03)
「バランスのホロン」についてのコメント
この数週間、感情やエネルギーの不調を感じることがしばしばありました。
そう感じる度に、この「バランスのホロン」を想像することで、不調が軽減されたり、あるいはなくなったりという経験をしています。
このホロンは、慣れれば、瞬時に出せるようになります。
また、いかなる意味でも危険性はありません。
さらに、座っているとき、立っているとき、横になっているときなど、いつでもできます。
想像力を使えるぐらいの意欲があるときは、いつでも可能です。
結界というより、幾何学図形で、自分の周りを囲むことで、エネルギーという周波数を安定させているのだと推測しています。
幾何学図形は、意識に影響を及ぼします。
詳しくは知りませんが、神聖幾何学が古代から今にいたるまで、深い関心を寄せられているのは、このツールが意識に深遠な作用をもたらすからだと思われます。
おそらく、古代人は、意識と幾何学の関係を知っていたものと思われます。
ともあれ、「バランスのホロン」は、簡単な図形なので、いつでも瞬時に出せるように、ゲーム感覚で、遊ぶように、使ってみてください。
単純なツールですが、慣れ親しんでいないと、いざという時に使えません。
一度、ホロンを展開したら、しばらく、他の作業をしても大丈夫です。
不調や乱れの程度にもよりますが、軽微なものであれば、何回もホロンを想像しなくて大丈夫です。
あまりにエネルギーの不調が激しい場合は、ホロンを展開後、横になるか、椅子に座るかして、安静にお過ごしください。
応用的な使い方 その1――困難な場所にホロンを送る
・逼迫した場所(災害に遭った地域や建物・場所)やそうした状況に、バランスのエネルギーを提供するために、「バランスのホロン」を送る
・もし私が地球のある地域に「バランスのホロン」を送りたければ、その地域が「ホロン」の中に入っていると、想像する
・「バランスのホロン」は、地球上のどこにでも、あるいは宇宙のどこにでも送ることができる(あなたの信念体系が受け入れられるならば)
応用的な使い方 その2――困難な状況下にある人や人々にホロンを送る
・ホロンを想像して、その中に、対象とする人がいると想像する
・但し、他人に「バランスのホロン」を送ることは、一種の善意の行為だが、注意点があると、トム・ケニオンは述べている。
“他の人の現実に関与してはいけません。つまり、誰もがそれぞれ自分の苦しみに対する権限を持っています。よって、あなたや私が誰かにもっと泰然自若な境地にあって欲しいと思っても、必ずしも本人がそう望んでいるとは限らないのです。私たちの誰もが、好きなだけ、悲しみの境地、怒りの心境、混乱の境遇にいる権利があるのです。このような時には、迷うこともあります。友人や家族の窮地を見て、何とかしてあげたいと思うことがあります。しかし、相手が望んでいないのに、自分の意図を他の人に投影するのは、微細なエネルギーの乱用だと思います。そこで私がお勧めしたいことは、「バランスのホロン」を押しつけるのではなく、提案として、新鮮な空気として送ることです。ホロンを、何の下心もなく無心にエネルギーの賜物として他人に送り、それを素直に受け取ってもらえれば、適切な方法として世界中に送ることができます。”
(引用:The Holon of Balance(バランスのホロン) 2007/02/03)
「免疫のホロン(イルカ・ホロン)」(参照:記事「バランスのホロンと癒しのホロン」)
やり方
・頭の真上から足の真下まで、自分の周りをぐるりと囲む円柱を想像する。
・円柱の頂点では、バナナのように前に曲がり、正面を向いた形になる。円柱の下側では、上側とは逆の方向に曲がっている。そのため、横から見ると、バナナをひねったような形になる。イルカ・ホロンと呼ぶ人もいる。
・あなたはこの形を体の周りに感じ、マイラー製の風船のように銀色をしていると想像してみてください。この銀色は、見えなくてもかまわない。ただ想像するだけで充分。特にこの銀色は、コロイド銀の抗菌・抗ウイルス作用と関連している。
・あなたの周りにこのホロンを感じてください。
用途・効果
・免疫系の強化のためのもの
・自分の体調管理に代わるものではない、補助的なもの。但し、もし自分が病気になったときには、このホロンが大きな助けとなる。
・精神状態が不安定になった時に使うとよい
・あなたの中の微細なエネルギーを安定させると同時に、免疫システムを強化する方向でエネルギーを活性化する
「免疫のホロン(イルカ・ホロン)」についてのコメント
枠珍のシェディングによる影響が懸念される中、様々な対処法が考案されています。
この「イルカ・ホロン」がこれに効果があるのかどうかは、私もわかりません。
ただ、エネルギー的な不調ではない体調異変を感じた時は、この「イルカ・ホロン」を想像するようにしています。
最初は、「バランスのホロン」と「イルカ・ホロン」、どちらを使えばいいのか、迷う時もあるかもしれません。とにかく試してみてとしか申せません。使っていく中で、どちらが適しているかが、自ずとわかるようになるでしょう。
また、「イルカ・ホロン」は「体調管理に代わるものではない」と、ハトホルは明言しています。よって、基本的な体調管理――適度な運動、良質な食事、良質な睡眠――がなされていて、その上で、何らかの体調異変を感じた際に、この「イルカ・ホロン」を使うのが推奨された使い方のように思われます。
さらに、自分の周波数を整えることも併せてやっていくとよいでしょう。
ハトホルのツールはシンプルなものばかり
これら以外にも、ハトホルの伝授してくれるツールはあるので、また機会を見て、ご紹介したいと思います。
ただ、彼らのワークをいくつかやってきて感じることは、どれもシンプルだということです。
おそらく、あまりに複雑な手順を踏むようなワークをする時間や心の余裕が、我々にないためではないかと推測しています。
あるいは、「シンプルなものが、最も強力」と言いたいのかもしれません。
音楽を使った瞑想もいくつか紹介しています。例えば、松果体に意識を向けて、ある音楽を聴くだけとか、ある音楽を聴きながら、特定の意図を持つだけとか、そんなシンプルなものばかりです。
誘導瞑想の中には、やっている最中、いろいろ指示が変わっていって、その指示に気をとられて、深い瞑想が却って妨げられるということがありますが、ハトホルの音瞑想では、そういうことはありません。
とにかく、以上、ご紹介した二つのホロンを、遊び感覚で、ゲーム感覚で、練習してみてください。
やってみて、何か気づいたことや疑問があれば、コメント欄にコメントをいただけると、ありがたいです。
疑問はわかる範囲で、お答えします。
トム・ケニオンがチャネリングしたハトホルの「バランスのホロンと癒しのホロン」の全訳はこちら。