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白湯とは、沸かしただけのお湯ではない
足つぼマッサージ後は白湯を飲む
こちらのUさんの足つぼまとめ記事で、足つぼマッサージ後は、白湯(さゆ)か水を飲むことが推奨されていました。
それは、体の汚れを排泄するために必要不可欠だからです。
水分を摂取しないと、マッサージによって除去された汚れを、体外に排泄できません。
官有謀『足の汚れが万病の原因だった』でも、それは強調されていました。
また、Uさんの別のtweetで知った「健康技」というサイトでは、白湯について述べている記事がありました(このサイトは、無料で、健康増進の、様々なワークやエクササイズを、丁寧に解説しており、非常にオススメです)。
白湯の効能
そこでは、白湯を摂取することの効能として、以下が挙げられています。
健康維持、冷え性改善、ダイエット効果、リラックス効果、胃腸の機能改善、認知症予防、免疫力向上です。
詳しい説明は、リンクを貼った記事に書いてあるので、そちらを御参照して下さい。
また、同じ記事に白湯の作り方が書いてあるのですが、ちょっと注意が必要かもしれないので、別の本に書いてあった白湯の作り方を御紹介します。
白湯とお湯のちがい――牧野内大史の説明
牧野内大史『フラワー・オブ・ライフ Φ 黄金比(ファイ)に隠された錬金術師たちの呼吸法と瞑想法』に、「白湯とお湯のちがい」という箇所で、白湯についての説明があります。
著者は、毎朝、ハチミツ(非加熱)と一緒に白湯を摂取しているという。
“ここでの「白湯」はただ沸騰した水のことではありません。
本当の白湯は、沸騰を続けることで完成します。
水を火にかけ、最初の水の分量からは半分くらいになるまで沸騰させ続けることで本当の白湯ができるのです。”
沸かしたお湯をさらに沸騰させ続けるとは、初めて知りました。
著者は続けて、作り方をこう述べています。
“まず、水を入れた鍋に火をかけ、水が沸騰をはじめたら、そのまま10分ほど煮沸を続けます。それから火を止めて飲むことができる温度まで、しばらく冷まします。”
そして、こうして作った白湯を飲んでみれば、ちがいは歴然としているという。
つまり、前述の「健康技」サイトでの作り方は、牧野内によれば、「ただの沸かしただけのお湯」でしかないことになります。
“ただ沸かしただけのお湯と、沸かし続けたものでは、口当たりのまろやかさがちがいます。
そのような本当の白湯を摂ることで、身体がポカポカしてCSFの循環も流れやすくなります。”
CSFとは、少し前に説明されていて、”cerebrospinal fluid”、つまり、「脳脊髄液」のことです。
人間の体は、脳脊髄液を通じて、脳全体に必要な栄養素を運ぶことができる。
しかし、現代生活は、このCFSの循環を滞らせています。
先の作り方で作った白湯を飲むことで、CFSの循環が回復すると、著者は言おうとしているのです。
白湯を煮詰める鍋について、著者はこう述べています。
“白湯を煮詰めるためには鍋の種類によっては臭いがつくことがあります。もし、ご自宅に手入れされた鉄瓶があればそれで白湯を沸かしましょう。僕自身はお手入れも含めて使いやすいホーローのやかん(野田琺瑯さんのアムケトル)を使っています。”
白湯の作り方
サイト「健康技」と牧野内の記述を合わせて、以下に白湯の作り方を記します。
両方試して、比較してみて、自分に合っていると感じたものを、取り入れれば良いと思われます。
白湯自体が合わないと感じたら、取り入れなければいいわけで、どうするかは、御自身で御判断下さい。
用意するもの:軟水
水は、軟水が良い。家に浄水器があれば、その水でもよい。ナチュラルミネラルウォーターの軟水が理想的だが、あるものでよい。
白湯:「健康技」の作り方
① ヤカンに水を入れて、火をかける
② ヤカンで10分かけて沸騰させる。
ヤカンで一気に沸かすのではなく、10分かけて沸騰させる。
この方法によって、不純物をより除去できる。
時間と火加減が難しいと思うかもしれないが、弱火で7分程度温めて10分に近づくにつれて火を強めていって、10分前後で沸騰するようにすればよい。大体でよい。
③ 沸騰したお湯を人肌程度に冷ます
②で作った10分かけて沸騰させた湯を自然に冷ます。水を混ぜたり、氷を入れたりしてはいけない。最初からぬるま湯を作ってはいけない。白湯としての効果が格段に落ちてしまうからだ。37度から40度の温度になるまで、自然に冷ます。
※「健康技」の記事では、起床時に飲むことを推奨している。
白湯:牧野内大史の作り方
① お鍋に水を入れて火をかける
② 沸騰したら10分ほどそのままにして、沸かし続ける。このとき、蓋は外しておく。
③ 火を止めて、飲める温度に下がるまで待ってから飲む
※牧野内は、朝、非加熱のハチミツと一緒に白湯を摂取している。
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