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全訳ハトホル61「The Eye of the Storm(嵐の目)」

記事の概要

 トム・ケニオンによる高次存在ハトホルの、61番目の惑星メッセージの翻訳をお届けします。

 大部分は、既に終わった世界瞑想の説明ですが、2017年3月時点での、世界の様子、特に靈的・異次元的領域での様子が述べられているのは、個人的に興味深いと感じました。

 過去の世界瞑想もそうですが、ハトホルの世界瞑想は、単純に、参加する人間だけを視野に入れているわけではありません。

 地球とその上に住む、あるいはその中に住む全ての存在――見えるものも、見えないものも――が恩恵に与かれるようなタイプの瞑想です。

 コメントで触れますが、地球にどれぐらい近さを感じるかは、その人と地球との異次元的な関係によるというのが興味深かったです。氣になる方は、どうぞコメントまでお読み下さい。


ハトホルの記事の四タイプ

A:「物事の全体的な理解を与える」
B:「意識や視野を拡大する、地球にまだない、あるいは隠された概念の紹介」
C:「地球規模の変容の波にうまく乗る、あるいは影響を軽減するワークの紹介」
D:「ワークショップやイベントの紹介」

 このハトホルの四タイプの内、今回の記事は、四つ全部を扱っていると思われます。


The Eye of the Storm(嵐の目) 2017/03/29

翻訳者:jacob_truth 翻訳完了日:2021/09/13(月)

原文:

瞑想使用音源:”Restoration Sound Meditation” (09:00)

 今、あなた方の世界が直面している状況を、ハリケーンやサイクロンに例えて、御説明します。

 このような比喩的な「嵐」の破壊力の中に、中心となる静寂の場所があります。それは「嵐の目(Eye of the Storm)」と呼ばれています。

 現在の「混沌の節目(Chaotic Node)」が強度を増すにつれ、複数のソースからの混沌とした破壊的な力が、ハリケーンやサイクロンのように、あなたの周りに渦巻くでしょう。このような時代を無傷で生き抜くためには、自分の中に中心の「静止点(still point)」を見つけることが、靈的な必要条件となります。

 前回のメッセージ「Restoration(回復)」では、自分の内なる中心の「静止点」に到達し、肉体的・精神的・感情的・靈的なレベルで自分を回復させるのに役立つ音の味方を御紹介しました。

 私たちは今、このような滋養と癒しのエネルギーを、この上昇を受け入れる人々に与える手段として、『回復』を用いた「世界瞑想」を呼びかけています。

 この「世界瞑想」の詳細を説明する前に、これらのエネルギーが誰に送られるのか、そしてこれらの発現の性質について御説明したいと思います。

 仏教のいくつかの流派では、「サンガ(sangha)」という言葉が、同じ意図を共有する人々の集まりやコミュニティを表す言葉として使われています。意図を共有した個々人が集まることで、錬金術的に言えば「第三の力」が生まれます。同じ意図を持った2人以上の人が集まると、それぞれの力よりも強い「第3の力(Third Force)」が生まれます。

 この「世界瞑想」では、世界全体に癒しと回復のエネルギーを送り、世界サンガのようなものを作りますが、この世界サンガは宗教とは関係ありません。それは物理学、つまり意識の物理学と関係しています。

瞑想
 2017年5月27日、私たちは回復と癒しの世界的な「静止点」となる結節点を作ることに努めます。この「静止点」から発せられたものは、世界中に向けられ、エネルギーの調和場を作ります。このエネルギー場は、それを受け取りたいと望む人や、そのような意識次元に生きている人を引き寄せることができます。

 このエネルギーは、そよ風のようなものです。この世の全ての感覚的な現象と同様に、それに気づく人と気づかない人がいます。この回復の穏やかな波に気づいた人は、深い感動を覚え、自然に高まっていきます。誰であろうと、どこにいようと、回復のエネルギーを自分の中に取り込むことができるのです。

 この「世界瞑想」に参加することを選択すれば、時間と空間を超えた意識次元に入ることになります。相互接続性の網を通して、世界中の人々と一緒になります。

 この瞑想中に接触する相手は、人間ばかりではありません。その中には動物もいます。人間と同じように、他の動物よりも意識の高い動物もいます。

 動物の中には、靈的に高度に進化した者もおり、彼らの深い部分でしか知られていない理由で動物の姿に転生した者もいます。あなたがつながる存在の中には、自然靈もいます。自然が人類(mankind)によってますます攻撃されているため、彼らの多くはかなり疲れています。

 重要なのは、あなたが誰かに何かを押し付けているわけではないということです。むしろ、生物圏と全ての存在の相互関係に、癒しと回復のエネルギーを導入するのです。主権的な意志に従って、このエネルギーを自分の中に取り入れるかどうかは、存在の自由です。

 もしあなたが瞑想に参加して下さるなら、あなたは地球と、地球に住む、そして地球の中にいる全ての存在に、最高の贈り物をすることになるでしょう。

 この瞑想のエネルギーは、24時間持続します。

 この「世界瞑想」は、ニューヨークのマンハッタンで開催される「音の浸食(Sound Immersions)」というワークショップの最後に行われます。

 時間は30分です。27分は『回復』を聴き、最後の3分は沈黙の内で過ごします。「世界瞑想」は、5月27日(土)午後5時30分(東海岸夏時間)に開始されます。これは、5月27日(土)午後9時30分(GMT=グリニッジ標準時)に相当します。瞑想の結節点の生成は、東海岸夏時間午後6時(GMT午後10時)に終了します。この30分の間に、「音の浸食(Sound Immersions)」のワークショップに物理的に参加している人は、結節点を生成するために私たちと一緒に参加します。これは、その場にいる人にとっても、遠くから私たちにつながっている人にとっても、非常に強力でパワフルな体験となるでしょう。

注:あなたのタイムゾーンで結節点がいつ発生するかを調べるには、「世界時計」の一部である「タイムゾーンコンバータ(Time Zone Converter)」にアクセスして下さい。

 「世界瞑想」が始まると、それはゴングの音のように24時間続きます。あなたはその24時間の間、いつでも、この癒しと回復の振動場に参加することができます。

 繰り返しになりますが、この意識次元は時間と空間に縛られていません。言い換えれば、あなたが物理的にどこにいようとも、惑星再生の振動場に完全に入ることができるのです。

 この瞑想には、二つの段階があります。第一段階は、サウンド・メディテーション『回復』で瞑想します。

 「世界瞑想」が行われる前に、メッセージ「回復」を読み、サウンド・メディテーションに取り組んでいただくことが一番の近道です。

 理想的には、そのメッセージに書かれているような上級編のやり方を使うことです。自分の体に意識を向け、自分の体が星々の銀河であることを想像します。そうすることで、サウンドコードの「シャクティ(Shakti)」、つまり靈的なエネルギーが、より深くあなたの体に届くようになります。この段階では、サウンド・メディテーションを1回聴きます。

 瞑想の第二段階では、「第三の目」または「アジュナセンター」に注意を移します。この段階では、『回復』を2回聞きます。第三の目に意識を持っていき、自分が宇宙に浮かんでいて、目の前に地球があることを想像します。

 地球と一緒に宇宙に浮かんでいるような感覚になったら、地球に意識を向けて、『回復』を聞き続けて下さい。

 地球に意識を向けることで、地球とその中に住む生物に、回復のエネルギーを与えることができます。

 皆さんの中には、この惑星が身近に感じられる方がいらっしゃるでしょう。ある人にとっては、この惑星は遠くに感じられ、別の人は両者の中間に地球を感じるかもしれません。この瞑想でのあなたの地球への近さは、あなたと惑星との異次元的な関係によって決定されます。

 あなたが、この「世界瞑想」に参加するように求められていると感じたら、私たちはあなたに感謝します。

 これまで私たちは、皆さんが御自身の意識の高次元にアクセスするための知的な概念と共に、様々なサウンドギフトを提供してきました。私たちにとって、このサウンド・メディテーション『回復』は、これまでに提供してきた中で、最高の贈り物です。

 というのも、このサウンド・メディテーションの起源は、私たちの集合意識の10・11・12次元にあるからです。これらの高次元に存在するハトホルたちは、私たちの靈的教師です。彼らは非二元性の次元に存在し、平和・育成・回復の振動場を絶えず発しています。

 私たちにとって、このエネルギーと知性の領域は「アーエートス(Aethos)」と呼ばれます。そこに住む存在たちは、私たちの視点からは虹のように見えます。

 あなた方の世界が最も不安定な通過点に入る時、全ての理解を超えた回復の平和があなたとあなたの関係者と共にありますように。

ハトホル
2017/03/29


トム・ケニオンによる見解と考察
 ハトホルの「世界瞑想」の説明はとてもわかりやすいので、詳しく説明する必要はないと思います。

 しかし、この通信ではいくつかの興味深い瞬間があったので、読者の方にも興味を持っていただけるのではないかと思います。

 彼らは言いました。

“皆さんの中には、この惑星が身近に感じられる方がいらっしゃるでしょう。ある人にとっては、この惑星は遠くに感じられ、別の人は両者の中間に地球を感じるかもしれません。この瞑想でのあなたの地球への近さは、あなたと惑星との異次元的な関係によって決定されます。”

 ハトホルたちの言葉を聞いている内に、私は自分が宇宙に飛び出していくような感覚に襲われました。そして、心の目で地球を振り返りながら、その謎めいた言葉の意味を尋ねました。地球との深いカルマの歴史を持つ人々にとって、瞑想の第2段階では地球が近くに現れると、彼らは言いました。しかし、カルマ的愛着ではなく、靈的な使命を持って地球にいる人は、遠くに地球を感じるという。また、今世で地球とのカルマを終えた人も、遠くに地球を感じる場合があるというのです。

 ハトホルが語った時、エネルギーが入って、私の体は震えました。

“これは、その場にいる人にとっても、遠くから私たちにつながっている人にとっても、非常に強力でパワフルな体験となるでしょう。”

 私は以前にも、ハトホルのこのようなエネルギーを経験したことがありますが、それはいつも何かパワフルで重要なことの前触れでした。

 私自身の感覚では、5月27日にマンハッタンのシンフォニー・スペースで開催されるワークショップ「Sound Immersions」全体が、その場にいる私たち全員に強力な変容をもたらすと思います。

 このイベントの最後のサウンド・イマージョンは、ハトホルたちが説明したような「世界瞑想」になります。唯一の違いは、私が10・11・12次元に住むハトホルたちを連れてきて、事前に録音されたサウンド・メディテーション(=『回復』)の上にサウンドコードをチャネリングすることです。事前に録音されたサウンド・メディテーションには、ハトホルの10・11・12次元のサウンドコードが既に含まれているので、これは興味深いことです。

 私が10・11・12次元で出会ったハトホルたちは、幾何学的な形をしていて、多くは球体です。多くのハトホルたちは白い光を放っていますが、虹のような色の光を放っているハトホルも、少なくありません。

 ハトホルたちがこのメッセージを伝えた後、私はハトホルたちに、「アーエートス」(10・11・12次元)に住む存在たちが虹のようだというコメントについて尋ねました。

 高次元のハトホルの多くは、白い光の球体のように見えます。彼らは、全ての光の周波数を体現していると説明されました。また、有益なエネルギーを発する時には、虹のように複数の色を同時に発することもあるとも、言っていました。

※なお、音楽は、運転中や複雑な機械を扱う作業中には聴かないでください。操作を誤る可能性があります。瞑想や静かなワーク、あるいは、リラックスのためにお聞きください。

※瞑想音源は、個人使用に限り、無料で使用できます(トムの公式サイトの「リスニングセクション」注意書きより)。

コメント

 ハトホルたちの発言にこうあります。

“皆さんの中には、この惑星が身近に感じられる方がいらっしゃるでしょう。ある人にとっては、この惑星は遠くに感じられ、別の人は両者の中間に地球を感じるかもしれません。この瞑想でのあなたの地球への近さは、あなたと惑星との異次元的な関係によって決定されます。”

 私はどちらかと言えば、地球が遠く感じる人間です。

 もっと言えば、自分のいる地域・国も非常に遠く感じる人間です。

 それは、おそらく、家庭・地域・国への愛着が、自分の使命の妨げになるからではないかと推測しています。

 以前、あるワークショップでの簡単なワークで、こんなことをしました。

 「私は地域のために働いている」YES/NO

 「私は国のために働いている」YES/NO

 「私は地球のために働いている」YES/NO

 「私は銀河のために働いている」YES/NO

 最初の二つでNOが出て、後の二つでYESが出て、とても驚いたのを覚えています。

 筋反射テストでのチェックです。

 正直、当時も今も、この答えに充分、納得しているわけではありませんが、いわゆる、多くの人が経験する「地球の人生」に愛着も興味もない理由の一部は説明していると捉えています。

 一昨日、興味深いtweetを見たので御紹介します。

 ロニさんのお師匠さんと全く同じではないですが、最近、こういう風なことなのかなと考えていました。

 ここまでひどい育児放棄はありませんでしたが、私自身、家庭への愛着を持つのを妨げられるような家庭教育を受けてきました。

 567以前から、自分と自分以外の家族は、随分、いろんなこと、物の捉え方が違うと感じていました。

 それゆえなのか、家族の重要事項が私にだけ伝えられないとか、もう終わり頃になって、断片的に教えられたというのもあります。

 父が存命中、病気の情報も、非常に限られた形で、ある程度時間が経ってから、病状が伝えられて、とても困惑したのを覚えています。

 母たちの意識レベルでの、私への見方はともかく、無意識レベルでは、私に「暖かい家庭」への愛着を持たせないための、私の「魂の計画」の一部だったのかもしれません(もしこうしたことに御興味があれば、最近、改訳版の出たジェイムズ・ヒルマン『魂のコード』をお読み下さい)。

 前述したように、どうも私は、地域や国レベルではなく、地球や銀河レベルでの働きをしているようです(自覚がありません)。

 温かい家庭への願望がないのが、むしろ私の計画なのでしょう。完璧!

 昔から、愛校精神とか愛社精神とか愛国心がほぼゼロの人間ですし、「暖かい家庭を築いて、妻と子どもがいて~」というものへの憧れもないので(恋愛願望はありますが)、多分、そういうことなのでしょう。

 念のために申しますが、他人が愛校精神・愛社精神・愛国心を抱いたり、いわゆる結婚願望を持ったり、「子どもが欲しい」と思うことを否定しているわけではありません。それは、そういうのを持っている一人一人のまったくの自由です。

 ただ、私はそれらにほとんど全く興味がない、興味が持てないというだけです。

 近いイメージを上げると、恋愛に多大な興味を持つ大多数と、恋愛関連の話を苦痛に感じる「A-sexul(エーセクシャル)」の方々ということになるでしょうか。

 私は他人や芸能人の恋愛・結婚話には全く興味がありませんし、突然、「あなたの恋愛体験は?」と聞かれるのは、どちらかというと苦痛ですが、「エーセクシャル」の方々がこれらの話に感じる「苦痛」とは違うものでしょう。

 要するに、学校や地域や国や地球への愛着や、結婚や恋愛に興味を抱くことは、たとえ大多数の興味・関心であったとしても、全ての人が持っているわけではなく、中には、何か特別な使命があるから、それらが欠如している人がいるということです。

 「大多数の人が興味を持っていることに興味を持てない」とか「大多数の人が近く感じることに、自分は遠さを感じる」という場合、それは、マイナスに捉える必要はないのかもしれません。

 そのことに興味を持ってないからこそ、その興味を別のことに振り分けられるわけです。そして、その別のことの方が大きいから、大多数が関心を抱くことに、興味を向けられないのかもしれません。

 そうそう、但し、自分が地球や銀河のために働いているとしても、この地球上にいる限り、何らかの生活の資を得ることをする必要はあります。それに一応の折り合いをつけられる仕事を見つけられればいいですが、そうでないと、本来のミッションにも支障が出るでしょう。

 私自身、今、就職活動の下準備のようなことをしています。

 地球に対して遠さを感じているから、なかなか、興味のあることを見つけにくい面もあります(笑)

 でも、おそらく必要があって地球にいるのでしょうから、何か方法があるはずです。

 また、いずれ時間があれば、「使命と地球の近さ・遠さ」のテーマを考えてみたいと、思います。


以前の翻訳記事はこちらをご覧下さい。


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