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真実の受け止め方:5段階
真実を知った時の衝撃
緊急放送システムで、「真実の人類史」が開示されるという話がある。
具体的な手段はともかく、それはとても膨大な情報量であるはずだ。
人によっては、多大な混乱とショックを経験するだろう。
その人の今の生活状況、どんな世界観を持っているか、どんな信念・信条・信仰を持っているか、物事を肯定的に見るか、否定的に見るか、真実をどこまでも追究するタイプか否か、人生経験によって、受け止め方には、様々な濃淡が生じるだろうと、推測され得る。
仮に、宇宙人や古代文明、サイキック能力、改編された古代文書などから、「常識」を大きく広げている人であっても、少なからずの驚きとショックは経験するだろう。
日本人の場合、日本の神話、皇室、日本史についての「真実」を知ったら、年配者であればあるほど、衝撃が大きいかもしれない。
エリザベス・キューブラー・ロスの研究
受け止め方は一様ではないだろうが、エリザベス・キューブラー・ロスの研究が参考になるかもしれないので、紹介する。
これを知っておけば、自分の反応が自然なものだと気づける。
たとえ一つ一つの反応が激しいものになったとしても、反応自体が自然なものだと知っておけば、不要な自己嫌悪を抱くことにはならないだろうし、受容までの過程を速められるかもしれない。
ロスは、『死ぬ瞬間』の中で、死にゆく患者が死をどのように受容していくかを述べた「5つの死の受容のプロセス」について書いている。
『死ぬ瞬間』の場合は、死にゆく患者が、死という事象をどのように受け止めていくかという文脈で述べているが、ここでは、世界観を大きく揺り動かすような真実の受容という意味で、各段階について述べていきたい。
真実を受け取った人を、「受信者」と仮に呼ぼう。
真実の受容の5段階
第1段階「否認」
受信者は大きな衝撃を受け、こんなことは本当のはずがないと否認する段階。
「仮にそうだとしても、本当はもっと受け入れやすい話があるのではないか」といった部分的否認の形をとる場合もある。
第2段階「怒り」
なぜ自分はずっと嘘ばかり教えられてきたのか、この世の何もかもが嘘で満ちていることへの強い怒りを周囲に向ける段階。
第3段階「取引」
精神の均衡をもたらすための取引。
「悪いところはすべて改めるので、何とかこれを知る前に戻してほしい」あるいは「もう数ヶ月直面するのを免れられれば、どんなことでもする」などと、真実を受け入れなくてすむように取引を試みる。
神(絶対的なもの)にすがろうとする状態。
第4段階「抑うつ」
取引が無駄と認識し、運命に対して無力さを感じ、失望し、ひどい抑うつに襲われ、何もできなくなる段階。
すべてに絶望を感じ、間歇的に「部分的悲嘆」のプロセスへと移行する。
第5段階「受容」
部分的悲嘆のプロセスと並行し、真実を受容し、意識を拡大する最終段階へ入っていく。
最終的に自分が真実を受け入れることに前向きになっていくが、同時に、別の可能性への一縷の希望も捨てきれない場合もある。
受容段階の後半には、突然すべてを悟った解脱の境地が現れる。
希望ともきっぱりと別れを告げ、安らかに真実を受け入れる。
大抵の人の反応
こういう段階的な反応を辿る人もいれば、各段階を行ったり来たりする人もいるだろう。
大抵の人は、最初、否認と怒りが交互に、あるいは同時に起きるのではないかと、推測している。
これを読む皆さんの人生経験を振り返ってみて、何らかの事柄の真実を知った時の衝撃を思い出してほしい。
大体、この5段階のどれか、特に最初は否認か怒りを体験しなかっただろうか。
それがどのぐらい続くかどうかは、真実の大きさや範囲、衝撃度合いによって異なる。
自分の世界観を根本から揺すぶるものであれば、数日寝込むかもしれないし、何もかもが疑わしく見えてくるかもしれない。
すべてが偽物でできているように思えて、強い怒りを感じ、あるいは烈しい破壊衝動を感じるかもしれない。
最初は受け入れやすい真実から
「真実の開示」によって、多くの人が寝込むようなショックを受けて、社会システムが麻痺するようなことは、おそらく開示者も望んでいないはずである。
だから、最初の段階では、なるべくショックが少なく、少し視野を広げれば受け入れられること、あるいはその可能性を考えられるような情報を、開示するのではないかと、予想している。
例えば、大抵の人間は、子どもたちに関わることを、何の準備や知識なく知れば、「あり得ない」と、強く拒絶するだろう。
私は都市伝説レベルでは知っていたが、本当だったと知り、また詳細な情報の一端も、いくつかの動画で見て、正直、愕然とした。
怒りはその後に起きたが、その怒りは、加害者に対するもので、真実を知ったことではなかった。
いや、おそらく、真実の全貌を知ってはいないので、その程度で済んでいると言えるかもしれない。
こうした事例ではなく、例えば、トランプ大統領が2017年1月~2021年1月の4年間にやってきたことで、比較的、受け入れやすい事象から取り上げるのではないだろうか。
そうして、情報源への信頼度を徐々に高めてもらい、視野をある程度広めてもらい、感情的にも受け入れられるような準備が整った段階で、おそろしい内容に移っていくのではないかと、推測している。
それは必ず来る
実際にいつ、どんな手段で、どのような形で、開示されていくのかは知らない。
だが、それは、2021年中に、必ず来ると、確信している。
その時、どんな反応をしても、一見、非日常的なものであっても、すべて自然なものだ。
「こんなのなんてことないさ」と、軽く受け止めるのも否認の一種だ。
皆さんご自身が、否認や怒りを覚えたら、どうかそれを充分、味わってほしい。
感情は否定せず、味わい尽くした方が速く消える。
そして、もし受容の段階に行けたら、できる範囲でいいので、同じように感情的な困難を感じている人たちを助けてほしい。
自分の体験
2016年、私は自分のアイデンティティを揺るがすような「真実」を知り、大変、苦しい日々を送った。
四方から壁が迫ってくるような道を進みながら、彼方に光があると確信しながら、日々を歩いた。
「真実はあなた方を自由にする」(ヨハネ福音書8章32節)というイエスの言葉が頼りだった。
支えてくれる友人たちのおかげで、何とか乗り切った。
振り返ってみると、途中がどんなに苦しくても、最後まで歩き通すことが、一つの救いになったことがわかった。
実際、先の5段階を行きつ戻りつしながら、最終的には受容にいたった。
皆さんも、一つ一つ真実を受容する度に、自分を称賛してほしい。
真実を知り、受け入れること、それは常に勇者の行為なのだから。
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