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JICA海外協力隊合格までの道のり #0 〜そもそも応募を迷っている時どう考える?〜

JICA海外協力隊2022年秋募集が始まりましたね。

コロナ渦を経て、書類選考の内容や面接方式も変わっており、最新の情報が欲しいと思う方もいるのではないでしょうか。

今回は、そんな方々に2022年春募集で協力隊へ合格した身として、最新のJICA海外協力隊の書類選考、面接の内容をシェアしようと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。

協力隊への応募、どの程度考えてる?

まず、はじめに、皆さんは今、協力隊への応募をどの程度考えているでしょうか?

①協力隊気になっているけど、まだ応募を迷い中・・・
②協力隊への応募は決めてて、絶対に合格したい!

私自身、①を経て②に行き着いたので、それぞれの時期にやっていたことを書いていきたいなと思います。

今回記事では、青年海外協力隊への応募をまだ迷っている方向けに、
協力隊へ応募するか、それとも別の道を選ぶのか、それを決める方法をご紹介します。

実は現職で新規事業に取り組んでおり、このような不確実な状況下での意思決定は普段からよく考えることなので、その知識も踏まえながら、今後何かに迷ったときにも汎用的に使える考え方を共有できたらと思っています。

青年海外協力隊への応募を決めていて、絶対に合格したい方は、以下の記事を見てください。

なぜ、あなたは協力隊の応募を決められないのか?

「Amazon.comの株買う?」と聞かれたらどう答えますか?
アマゾンでよくもの買うし、アマプラで映画見ることも増えたし、なんだかこの先も成長しそうだから買っておいたら損はないかな。となんとなく思って、「買おうかな。」と答えるかもしれません。

一方で、「X社(聞いたこともない名前の会社)の株買う?」と聞かれたら、すぐに「いやその会社わかんないし、買うか決められないわ。」と答えるのではないでしょうか。

協力隊への応募を決められない理由も構造はこれと同じ、
リスクに対するリターンが見合っているのかわからないから、応募を決められないだけです。

ということは、やることは簡単で、
曖昧になっているリスクとリターンを明らかにすること。

その結果、リスクに対するリターンが見合っていると思えるなら応募で決定すればいいのです。

応募を決めるためにすべきことは3つだけ

ここまでお話した通り、応募を決められない理由はただ曖昧な「わからない」ことがあるから、それだけなのでやることは簡単です。

  1. 「わからない」を明らかにする

  2. 「わからない」を「わかる」へする

  3.  応募するか決める

この3ステップを踏めば、協力隊へ応募するのか。それとも別の道を選ぶのか誰でも決められるはずです。

ステップ1:「わからない」を明らかにする

まずは、リスクとリターンになることを思いつく限り書きしてみましょう。
すると書いていくうちに、よくわからないなというポイントが出てくるはず。
これを見つけるのが大事です。
以下が例になります。

リスク
・キャリア:2年間、日本社会から離れるからその分の経験が積めない。
・ライフプラン:結婚、出産、子育てなどが遅れる。
・お金:2年間の収入が減る。
・派遣国のこと:治安、生活環境、食事など大丈夫なのか? ←わからない
 など 
リターン
・楽しい時間:一生の思い出になる楽しい時間になるはず? ←わからない
・現地への貢献:ずっとやりたかった国際協力ができる
・語学力:磨かれるとは思うけど、何語を学ぶことになる?それってメリットある? ←わからない
・海外経験:海外での生活や活動ができる良さってなんだろう? ←わからない
・協力隊活動経験:協力隊での活動が帰国後どう自分に生きるんだろう? ←わからない
 など

この時点でリターンの方が圧倒的に大きいや!となるなら、多少の不安があっても応募で決定で大丈夫です。

ステップ2:「わからない」を「わかる」へする

ステップ1で出てきた「わからない」ポイントを情報収集して「わかる」に変えていきます。
キャリアやライフプランなど自分のことについては皆さんそれぞれだと思うので、職場や家族・パートナーと話してみてほしいです。
ここでは、協力隊に関わる部分についてどうやって情報収集をしていくと良いのか、いくつか手段をご紹介します。
やはり協力隊経験者の方に話を聞くのが、リアルなぶっちゃけ話も聞けたりするのでオススメです。

  • JICA主催のイベントへ参加する

以下のページにオンライン・オフライン双方のイベントで記載されているので都合付くものに参加するのをオススメします。
オフラインのイベントでは協力隊経験者の方も来ており、気軽に話を聞くことができるので、可能ならオフラインのイベントへ参加するのが良いと思います。

  • 知り合いや職場など手当たり次第、協力隊経験者を探す

私の場合、学生時代の知り合いに協力隊経験者が何人かいたのでその方に連絡をして話を聞きました。また、職場でも先輩や上司に協力隊を考えていることを伝え、協力隊経験者を紹介して頂きました。

  • Twitterで協力隊経験者を探し、メッセージを送ってみる

Twitterで「海外協力隊」など検索すると沢山、協力隊の方のアカウントが出てくるので気になる職種や国の派遣者をフォローしてみると良いと思います。話を聞きたいと思ったらメッセージを送るのもありかと。皆さん優しいので返事をくれるはずです。

  • JICA海外協力隊の世界日記を読む

協力隊派遣中の方のブログが職種別、国別で見れるので気になる方のものを見ると現地での生活や活動のイメージが膨らみます。

  • note・ブログを読む

noteなどでも協力隊の方がブログを書いているので探してみるのがオススメです。

ステップ3:応募するか決める

リスクとリターンの一覧を再び並べてみて、自分にとって大事なことは何か優先順位をつけて見て下さい。
上位5つほどを見て、リターンが多ければ応募で決定です。やっぱりリスクが多いのであれば、別の道を考えるのが良いかなと思います。
こうすることで、自分が何のリスクを取り応募することになるのかも明らかになるので、それに対する対策を考えることもできるようになります。

リスク
5位: キャリア 
3位: ライフプラン
8位: お金
9位: 派遣国のこと(治安、生活環境、食事) 
リターン
1位:楽しい時間
2位:現地への貢献
6位:語学力
7位:海外経験
4位:協力隊活動経験

とはいえ、あげた項目で足りているのかなとか、優先順位に自信がないとか、まだまだ不安が残るのも正直なところですよね。

ここで急に無責任ですが、
最後は、直感に任せて決めて下さい(笑)

ここまでで思考の整理は十分にできたはずです。
今のあなたが思ったことは、信じて大丈夫です!
あなたが直感的に行きたいと思ったなら、応募で決定です!


以上がそもそも協力隊への応募を迷っている時どう考えるべきかについての私なりの方法でした。少しでも誰かの力になれたら幸いです。

次回は、1次試験・書類選考の応募用紙の書き方をご紹介しようと思いますので応募を決めた方はそちらも見てみて下さい!

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