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あなたの文章にみんな興味はないけれど、世界の誰かは必ず読んでいる

今日言いたいことは、タイトルの通りです(笑)。
これは私が文章を書くときにいつも肝に銘じていることです。

先日の記事で「人の目を気にしすぎると書けない」と書きました。反論を想像したり、読み手のネガティブ反応を恐れるほど、文章の「トガリ」はどんどん落ちていきます。

大丈夫です、みんなそんなに興味ないですから(笑)

著名なライターであれば別ですが、アマチュアがnoteに日記やコラムを書くくらいならどんなことを書いても何の問題も起きませんし、再起不能になる恥をかくこともありません。

リスクを気にして縮こまってしまうよりは、のびのび書いてそこから「当たり」が出るチャンスの方に賭けましょう。

ちなみに私も仕事用の記事や寄稿は、会社のブランドを毀損しないようリスクしっかり管理して書きます。一方でnoteはノーリスクの場として、書きたいことを書きたいように書きます。そこから仕事用の記事が生まれたり、思わぬ反響が生まれることも沢山ありました。

あなたの文章を私は読んでいます


ですが、「どうせ誰も読んでないし」と思ってしまうと書くモチベーションが続きません(笑)。矛盾することを言うようですが、どこかの誰かにはきっと届いている。これがインターネットの良いところです。

10年以上前に、私を救ってくれた文章がありました。

ちきりんさんの、「あなたの文章を私は読んでいます」という文章です。

書くことは人を救ってくれる。
そう信じています。
自分を表現することは誰にとってもとても素敵なことのはず。
多くの人に、完全に匿名で、自分の思うことをそのまま文章にして残しておいて欲しいです。
誰も読んでいないなんてことはありえません。
あなたの文章を私は読んでいます。

ちきりんブログより

当時、30歳前後だった私はキャリアの踊り場にいました。

自分らしい仕事ができているとは言えず、悶々としていました。ですが、いろんなブロガーの文章を読み、自分も細々と趣味程度のブログを書いていました。

当然、日の目を見ることはありませんから、自己肯定感も全然ありませんでした。自分の文章を、同僚や上司に自信を持って見せることもできませんでした。

でも、この文章で救われました。とにかく自分の考えを世の中に残そう。きっとそれをどこかの誰かが楽しみにしてくれている。それでいいじゃないかと。

そんなことで少し自信を取り戻しながら、私のキャリアは一歩ずつ前に進んでいきました。

今も残念ながらブロガーとしては売れていませんが(涙)、文章を書くことは私の仕事の非常に重要な一部となりました。そして何よりも「書くことが好き」と言えるようになりました。

哲学者の森有正は言いました。「人は、自分を何とかして証し(あかし)たいという根源的欲求に、抵抗できないほど強く惹かれる」と。

文章を書くことは、自分の人生を証明することでもあるんだと思います。だからどうか、ためらいなく自分を文章で表現してほしいのです。


あなたの文章を私は読んでいます。

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Jack
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