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ジャックジャックのデッキ備忘録⑯~GO!リンクス次元の剛鬼デッキ~

ご挨拶

どうも皆様。ジャックジャックです。
先日発売された新パックで新テーマの魔妖とあの悪名高きVRAINS出身テーマの剛鬼が登場しました。
VRAINS出身ということは当然リンクモンスターを主力とするデッキであり、リンク召喚もなく、剛鬼再戦というW死者蘇生の意味☆不明カードがないリンクスでは弱い…かと思われますが、やはりリンクス次元では事情が異なります。
剛鬼は墓地に送られるという非常に緩い条件で同名カード以外の剛鬼カードをサーチ出来る共通効果を持ち、これによって手札の少ないリンクスでは常に後続を構え続けられる非常に持久力が高い下級ビートデッキへと変貌しました。

真紅眼剛鬼

剛鬼だけで固めて強力汎用札を積んだり、サイレントソードマンといったサブギミックを搭載したり、カスタマイズ性が高いのも剛鬼デッキの特徴です。
しかし、それだけではあまり面白くないマイナーデッキクラスタの私は、本来リンク召喚テーマである剛鬼に融合シンクロギミックを取り入れたバリエーション賑やかなデッキに仕上げました。
普通に使う分にも十分強い剛鬼ですが、本記事では少し変則的な型を紹介していきましょう。

デッキ紹介~剛鬼モンスター~

剛鬼スープレックス

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剛鬼の展開役を担うURモンスターです。
召喚成功時に手札の剛鬼モンスター(同名可)を特殊召喚し、初動で盤面を固めていくのに使います。
打点も1800と十分あり、さらに後述のツイストコブラと一緒に構えると戦闘面では非常に強くなり、初動として3積み安定なカードです。

剛鬼ツイストコブラ

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スープレックスが初動である一方、ツイストコブラは継戦能力と突破力に長けた影のエース的存在です。
単体では低打点モンスターでしかありませんが、フィールド上に他の剛鬼モンスターがいる時は、剛鬼モンスター1体をリリースし、リリースした剛鬼モンスターの攻撃力分だけ剛鬼モンスターを強化します。
何回剛鬼モンスターって言うんだ。
大分ややこしいですが、二体並んだら剛鬼が3000オーバーになると思っていただければと思います。
しかも効果はダメージステップに使え、相手ターンにも使える誘発即時効果。完全フリーチェーンで召喚した瞬間にも使えます。
また、効果の条件が表示形式を問わないリリースと言うのがミソであり、底なしで埋められた剛鬼を処理しつつ強化出来ます。
当然、リリースで剛鬼共通効果も発動しますので、ツイストコブラを展開して維持していくのが剛鬼の基本的な戦い方となります。

剛鬼ライジングスコーピオ

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展開と言ったゲームメイク部分とは直接関係しませんが、上級モンスターでありながらリリースなしで召喚出来るのがこのスコーピオです。
2300打点もそれなりに強いですが、レベル5と言うのが曲者であり、後述のカードと組み合わせる素材とします。

デッキ紹介~真紅眼~

真紅眼の黒刃竜

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真紅眼融合

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真紅眼の黒竜

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高い継戦能力と高打点を持つ剛鬼は、汎用カードを積むだけでも強くなりますが、今回私が目を付けたのはこれらレッドアイズギミックの採用です。
勿論、剛鬼が戦士族だからということもありますが、特徴は装備カード状態の剛鬼が墓地へ送られたとしてもサーチ効果が使えるという点です。
そう。みんな大好き遊戯王wikiコンボです。
これにより、黒刃竜という大型モンスターの処理に相手のカードを消費させつつ、こちらは次のスープレックス&ツイストコブラの布陣を構え直していくことになります。
通常、融合デッキは消費が激しいですが、一枚で融合が出来る真紅眼融合と簡単にサーチが出来る剛鬼の組み合わせにより、少ない消費と手数により攻撃していきます。

デッキ紹介~その他のカード~

カメンレオン

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剛鬼とレッドアイズギミックだけでも十分強力ですが、更にそこにシンクロ召喚ギミックも取り込んでいきます。
セレクションボックス収録のカメンレオンは、守備力0の剛鬼を蘇生することができ、これによってレベル7~9のシンクロ召喚を行っていきます。
当然、シンクロ素材として墓地へ送られても剛鬼共通効果は発生するため、シンクロ召喚でも消費を少なく抑えることが出来ます。
主に出すのはライジングスコーピオとでヴァーミリオン、スープレックスとでスクドラ、ツイストコブラとでゼータです。
ちなみに、黒刃竜やライジングスコーピオがいると召喚が出来なくなるため、そこはスキル「レベル下降」を使って回避していきます(レベルコピーでもいいです)。
カメンレオンのためだけにスキルを割いているじゃんと思ったそこのあなた!デッキ構築は理屈じゃあなくオシャレポイントで決まるんですよぉ(自論)

弩弓部隊

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エネミー・コントローラー

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剛鬼を墓地へ送りつつ相手の妨害が出来るこれらのカードは優先して採用しておきたい防御札です。
特にバックにも触れる弩弓部隊は強力であり、モンスターが滅多に尽きない剛鬼とは相性が抜群です。
ツイストコブラの効果で剛鬼リリース→打点Upで攻撃を凌いだ後に弩弓部隊でリリース→次のターンにサーチしたスープレックス&ツイストコブラを再び展開という動きはよくある剛鬼の必殺パターンとなります。

因果切断

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このデッキは戦闘面と弩級部隊で前に触っていきますが、そこで立ちはだかる破壊耐性モンスター(特にブレイブ・ネオスと炎神)対策に因果切断も入れています。
剛鬼は手札から墓地へ送っても何も起きないですが、共通効果で手札を補充しやすいため、コストがなくて困ることは少ないです。
2枚は積んでおきたいですが、宗教の教えがありまして…
どうでもいいですが、因果切断のイラストってグロテスクですよね。

コズミック・サイクロン

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安定のカード。
マジでコレがないと勝てるデッキがないです。

デュエルパート

VSライトロード
https://duellinks.konami.net/att/05e1b9edb2983fe5870a68f08c6fbc9de500c0ae41

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最初は剛鬼が最も得意とするアド稼ぎ持久戦ムーヴを紹介しましょう。
相手はライトロードですが、先行を取っても採用罠が強いので妨害もばっちり出来ます。
ライジングスコーピオはフィールドにモンスターがいない時もリリースなしで召喚出来るため、打点と2伏せで威圧していきます。

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ルミナスの召喚にチェーンして弩弓部隊。
聖槍で逃げられそうになるものの、墓地を溜められると鬱陶しいので意地でも妨害していきます。

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因果切断を使ったことで手札が0になってしまうものの、そこは剛鬼共通効果で手札が補充出来ます。
このようにモンスターの供給が尽きることがありませんので、コストを要求する罠を使いやすいのが剛鬼デッキの魅力です。

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モンスターの供給が尽きないため、トップドローで弩弓を引いてもコストは困りません。
トワイライトの方のルミナスで展開しようとしてきた相手もしっかりと潰していきます。

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そして尽きない手札。
サーチにより、常に手札が尽きないのが本当に強いです。

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次にドローしたカメンレオンでゼータをシンクロ召喚し、トドメを刺しにいきますがカイトロイドで止められます。
しかし、もちろんシンクロ召喚時に剛鬼のサーチ効果が発生するため、次のターンにはスープレックスコブラの布陣が揃います。
初ターンですっからかんになってしまったフィールドも手札も徐々に温まってきました。

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妨害が出来なかったので次は相手がエヴァリーを立ててきますが、黒刃竜を融合召喚して攻めます。
なんだかんだで、一枚で3000打点になれる黒刃竜は色々と便利です。

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黒刃竜がエヴァリーで除外されてしまうものの、装備していたライジングスコーピオの効果で剛鬼をサーチし、次のターンは満を持してスープレックスコブラの陣を展開。
ツイストコブラの効果で剛鬼モンスターの打点は3400まで上昇しますので、エヴァリー3200ステータスも容易に突破可能です。

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もうカイトもいないようで、諦めた相手のサレンダーでフィニッシュです。

VSブラマジhttps://duellinks.konami.net/att/077952696751aa27d4a53f1dd11f92e5e6e45748cb

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お次はスキルを絡めた動きを見せます。
相手のスキルはバランスだったので、とにかく数が多いブラマジを想定して立ち回っていきます。

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ブラマジ読みだと後々で強く、かつ初動ではほぼ除去されないであろう黒刃竜を融合召喚します。
ここで素材として落とすのはライジングスコーピオであり、除去持ちかつブラマジの打点を超えて強いヴァーミリオンの下準備をしておきます。

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案の定、相手はブラマジです。
魔導陣はコズサイでしっかりケアしてターンを迎え、トップドローはカメンレオン2枚目。
しかし、このままではカメレオンが持つデメリットにより、召喚が出来ません。

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そこで使うのがデッキ紹介でも述べたスキル「レベル下降」。
これによって、黒刃竜のレベルを下げることが出来るため、カメンレオンを普通に召喚出来るようになりました。
このように、スキルを使ってデメリットを回避するのは非常にリンクスしてる感じがして私は好きです。

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ライジングスコーピオを蘇生し、出すのは灼銀の機竜。
関係ないですが、最近このカードをセレクション宝玉でプレミアにしました。

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ヴァーミリオンの効果でナビゲートを強制的に吐かせ、ブラックマジシャンを残してターンを渡さないようにしていきます。
当然、シンクロ時に剛鬼をサーチしており、何らか逆転されてもスープレックスコブラで立て直す準備はバッチリです。

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ナビゲートで出てきたモンスターは一掃し、相手は伏せ1枚とドロー込みで手札2枚。
対しこちらは大型モンスター2体に次のシンクロ準備、3000打点超えの剛鬼コンビもいるため、アドバンテージの差は歴然です。

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VSネオス
https://duellinks.konami.net/att/051aa1f7b777ca74fe051c605994bc11d3f441d334

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最後はもう少し、黒刃竜を混ぜた強い動きが見れるデュエルを紹介していきましょう。
お相手は流行りのネオスビートです。

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今回も普通に黒刃竜を融合召喚し、竜魔導を倒しに行きます。
ここでコズサイがもう一枚あるとブレイブ・ネオスの打点を抑えられ、光牙の効果も無効に出来たのでよかったですが、そう都合よくはいきませんね。

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相手は2枚目のネオスフュージョンで3000オーバーのネオスを2体立ててきます。
あんまり話題にされませんが、3000打点超えの疑似破壊耐性付きモンスターを一枚で出せるって意味わからないですよね。
黒刃竜に謝ってくれ。

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しかし、黒刃竜も効果では負けていません。
ネオスの攻撃でやられてしまいますが、戦闘破壊時に装備カードになっていたライジングスコーピオが墓地へ送られたため、サーチ効果が起動します。
そして黒刃竜の効果により、サーチを発動しつつライジングスコーピオが蘇ってきます。

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そして、ライジングスコーピオのサーチで増えた手札を利用し、2体目のネオスは因果切断で処理します。

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墓地へ捨てたツイストコブラはカメンレオンで釣り上げ(デメリットはスキルで回避)、対HEROには無類の強さを誇るゼータをシンクロ召喚します。

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ゼータでネオスを一時的に除外し、ガラ空きになったフィールドにライジングスコーピオの一撃を叩き込みます。

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主軸カードが全滅し、竜魔導だけでは逆転不可能と相手も悟ったのか、そのままサレンダーをしてフィニッシュです。

その他のリプレイ

VS不知火
https://duellinks.konami.net/att/01ee27e241defc31c1ac1160f46cd3e636c764759b

VS不知火ヴェンデット
https://duellinks.konami.net/att/02b34216686d7098dcf62d4500956583405419fead

VS超重武者
https://duellinks.konami.net/att/008ea8fc1e1ec8e262060684fbd99c38b83551e30b

VS青眼
https://duellinks.konami.net/att/0734ce5ff730ad478e45f3f075b9daf2073cdd0520

総括

というわけで、今回はレッドアイズ融合シンクロ剛鬼デッキの紹介でした(長い)。
このレッドアイズ型以外にもウィールダーを取り込んだ6シンクロ型も組んでおりましたが、あちらもあちらで中々強かったです。
普通の純構築の剛鬼もTwitterでチラホラキング報告やKCGTの突破報告を見かけるため、環境相手にも十分戦えます。
同じキャラクターのデッキのはずのなのに、ダイナレスラーとかいう謎の集団は一体何だったのでしょうか。

先述の通り、テーマ内効果だけで高い持久力を兼ね備えた剛鬼は、魔法・罠の差し替えによる拡張性が高く、スキルも特に縛りがない、一般的なメタカードが刺さりにくいということもあり、環境適応能力は十分です。
今回の記事では変態型の紹介となりましたが、普通の剛鬼についてはKCGTの台風の目となるかもしれません。
新パックは雑魚!引く価値なし!と言われておりましたが、これを機に、皆様も剛鬼デッキに注目してみてはいかがでしょうか?

それでは。また次回の記事でお会いしましょう。

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