ブロックチェーンを利用したオンラインギャンブル

その1　ブロックチェーンを利用したオンラインギャンブル

仮想通貨の特徴であるブロックチェーン（分散化台帳）。仮想通貨は、利用しているユーザーたちのコンピューターに直接記録、管理することによって銀行などのように管理権限を持つ組織による管理を不必要なシステムを構築しています。

これにより秘匿性の上昇やコストダウンなど、様々なメリットが生み出されるのですが、そういった中でこのブロックチェーン技術の応用によって大きな進歩を遂げるといわれているのが、オンラインカジノ業界。特に急進的存在として注目を集めているのが「FunFair」と言えます。

■ブロックチェーンギャンブルの旗手「FunFair」

仮想通貨の時価総額第二位のイーサリアムを利用して「ブロックチェーンを利用してオンラインカジノ産業を変える」という理念の下で発足したFunFairは、ブロックチェーン技術を最大限に利用した新時代のオンラインカジノの形となります。

今現在の基本的なオンラインカジノの在り方は「勝負の場を提供するカジノ運営会社」と「そのカジノでプレイをするプレイヤー」という関係性で行われ、その公平性は「政府認可のライセンス」や「独立した認定機関」で調査、認定。それを基に運営をされているという形です。

しかしこのFunFairはそういった従来のオンラインカジノにおける運営形式を覆し、将来的には「誰でもオンラインカジノを作成できる」という目標を掲げています。

こういったことを可能にするのが、イーサリアムのシステムに内包されているスマートコントラクトの存在。「通貨としての役目のみ」に特化しビットコインに比べ、イーサリアムは通貨による役目の他にスマートコントラクトは「契約」を交わすことが可能となります。

スマートコントラクトとは、端的に説明すると「人的要素を排除した自動処理」のことを指します。つまり、FunFairで発生したカジノ上の勝負の決着、又はその払戻し等をすべてスマートコントラクトを利用することによって、非常に公平で公正な判断を下すことが可能となります。

また、人的要素を排除するということはそれだけコストダウンにもつながる為、プレイヤー側にとっても手数料や控除率がこれまでのオンラインカジノに比べてよりプレイヤー側に有利になる可能性も秘めています。

2018年現在、ゲームを順調にリリースしており今後の拡大性にも大いに期待が持てるプロジェクトです。