百寿コンシェルジュの稼ぎの話
前回まで、シニアビジネスで成果を上げるために求められる資質や、ひとつのオプションとしての『百寿コンシェルジュ』という認定資格について、いろいろな話をしてきました。安心老後のパートナー・百寿コンシェルジュという仕事を、カラー動画でイメージしてもらえたでしょうか。?
『百寿コンシェルジュ』は、私がかれこれ20年にわたって実際に行ってきたビジネスモデルです。今日では、シニアビジネス最強のひとり起業モデルだと確信しています。移動式カフェや個人指導学習塾や出張ペット火葬もいいけれど、シニア顧客に継続的に繰り返し商売していくことを考えると、ニッポンの人口動態も考えれば、シニアの生涯主役人生をフルサポートする仕事というのは実に堅実だと思います。
かつ、最近はやりのネット起業に比べて、顧客の顔が見えるという点と社会的ミッション性という点で、やりがいを実感できる点が優れています。それに、テクニカルに自信のない私のような人間でもできますしね(笑)。
釈迦に説法する気はサラサラありませんが、ビジネスモデルの基本である、「顧客と商品と収益」。ここでは、ワンランク上のネクストステージを目指すみなさんのために、少しだけおカネの話をしておきますね。
百寿コンシェルジュの標準的な年収ですが、月収200万円をゴールとして設定しています。年収が4千万円を超えてしまうと、せっかく稼いでも納税という年貢をかなり差し出さねばなりません。最高税率である40%が持っていかれてしまいます。所得税にはさまざまな控除がありますが、「稼ぎと納税、双方のバランス」と「ライフワークバランス」という観点で考えると、年収にして2000万円から2500万円の範囲内を落としどころにするのがベストかな…と、現時点では思っています。
要するに、月収200万円です。これだけあると、日常生活諸経費、ホケンリョウ、ライフラインコスト、老親や子どもへのギフト、預金を確保してなお、自由に使えるおカネがそこそこ残ります。大好きな本も好きなだけ買えるし、友人たちと旅行に行くのも飲みに行くのも余裕です。メニューリストの値段を気にすることなく、どんな店でもフラッと入っていけます。
それでいて、ブラックあるいはグレー企業のようなさまざまな制約もストレスもありません。それどころか、人様から感謝されます。介護現場で働いているみなさんであれば、かつて福祉を志したときの純粋な想い(縁あって出会ったシニアをハッピーにして笑顔にしてあげたいっ!)を形にして、結果として、ゆとりある生活を過ごすだけのおカネと時間が手に入ります。
ということで、百寿コンシェルジュとしてスタートラインに立ったら、まずは「年収1,000万円」を目指す。そして、3年以内には「年収2,000万円」に到達する・・・というのが妥当な線かなぁと思っています。
ふつう独立起業というと、かつてはいわゆるフランチャイズチェーンへの加盟を考えるケースが多かったですね。今は、むしろアフィリエーター等のネット起業が主流化もしれません。
でも、賢明なみなさんには、いくらワンランク上のステージを目指すとはいえ、まさか何百万円も払って、コンビニや学習塾のようなフランチャイズチェーンに加盟して、オマケに毎月の売上や粗利の中からロイヤリティをぶんどられるトホホな道を選択する愚は犯してほしくありません。
また、ネット起業のように、技術とセンスを磨くのに多大な時間を労して、挙句、トライした人全体の1%すら成功を手にすることができない世界もどうかと思います。そもそもその手の話が根っから好きな人でないと継続するけいぞくすることはむずかしいですよね。タクシードライバーと同じです。
それよりも、初期投資ほぼゼロで、稼働時間を自分でコントロールして、地域のシニアと信頼関係を築きながら、老い先へのそなえや、もしもの時のサポートやらを提供しながら、日々都度感謝されながら、提供したサービスに見合うキャッシュを手にすることのほうに、事業としての意義が感じられると、私は思っています。
正直、私のこうした想いを理解・共有してくださる方が、果たしてどれくらいいるものなのかわかりません。しかし、だからといって、何も行動を起こさない理由にはなりません。だから、百寿コンシェルジュなる認定資格も作ったし、一連の記事を書いてもいます。
ビビッと感じていただけた方がいたら、とてもうれしいです。そんな方がたとえ少数でもいてくれると信じています。そんなみなさんには、薔薇色の未来に向けて、躊躇することなくはじめの一歩を踏み出してほしいです。一緒に、シニアビジネスを革新していきましょう。
子ども世帯と離れて暮らしながら、漠然と生い先への不安を抱きつつ、どうにか身の回りのことは自分でてきているがゆえに、いつでも何でも気軽に相談できる窓口がないシニアの人たちの、生涯主役人生をフルサポートしていきましょう。そして、公私ともに、ワンランク・ツーランク・スリーランク上のステージに駆け上がっていきましょう。
今回のオファーが、みなさんの前途にとってひとつの可能性の萌芽となることを、心の底から強く強く希望しています。
明治維新のヒーローとなった幕藩の志士たち。彼らの精神的支柱であった吉田松陰がこんな言葉を遺しています。
夢なき者に理想なし。
理想なき者に計画なし。
計画なき者に実行なし。
実行なき者に成功なし。
ゆえに、夢なき者に成功なし。
私から読者のみなさんにエールを贈るとすればこうなります。
さあ。夢に燃えながら、自由の翼で翔んでいけ!
追記:百寿コンシェルジュの『百寿』を因数分解すると、「飛躍と自由」になります・・・・・・