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【市場規模100兆円!5G時代にあえてシニアビジネス・・・の訳】その2

今回は、シニアビジネスの基本について話していくのだけれど、その前に、私の持論である「いつの時代にも儲かる4つのビジネス分野」のことに触れておこう。当然、今日にも当てはまるので、就職・転職・副業を検討している人には参考になる筈だ。

その成功確率が極めて高い4つの分野は、NEWSと称することができる。「ニュース」という英単語を因数分解すると、東西南北になる・・・という話はご存知だと思う。それぞれの方位が儲かる分野を象徴していて、N(ネットビジネス)E(エンターテインメント)W(武器すなわち戦争)S(シニアビジネス)となる。

ちなみに、インターネットが出現する以前の「N」は、ネットワークビジネスだった。ネトビと言えば悪徳マルチ商法を連想すると思うが、ネズミ講という口コミセールスの手法自体は実にすぐれた集客術で、それ自体が悪というわけではない。ネトビの悪とは、ノルマ・仕入れ・在庫の強要であり、容易に脱会(退会)を許さない規定であり、親しい人を抱き込んだりコミッションをバックしたりするマーケティング&セールスは、むしろ、どんな業界にもまかり通っている手法である。

ただ、あまりにも世間の悪評が高すぎるため、今日ではアフィリエイトをはじめとするネットビジネスに置き換えている。ネトビについては、非物販のコーポラティブビジネス(組合ビジネス)がこれからの時代には隆盛を迎える可能性が高い。もちろん、ノルマも仕入れも在庫もナシだし、クーリングオフも脱会も制約ナシである。

ちょっと本題から外れてしまった…。で、シニアビジネスの市場規模は、日本国内だけで何と100兆円とされている。そもそも、国民全体の金融資産の大半は65歳以上の高齢者のモノである。なんてったって、国民の平均年齢が50歳という時代なのだ。今や業界業種を問わず、全産業がシニアビジネスと言っても過言ではないだろう。これからは、シニアを制するものが勝者となることはまちがいない。

しかし、コロナ禍におけるシニアの購買傾向をよくよく眺めてみると、購買するものには顕著な特徴があることがわかってくる。私はそれをMONEYと表現している。

つまり、M(儲け話)O(贈り物)N(悩みごと・願いごと)E(縁起物)Y(拠り所)である。

老後を円滑に過ごすためだと言って、金融機関に言われるがままに投資信託を買う(M)。子どもや孫と会えないからといって、これでもかとプレゼントを送る(O)。富士山や鶴亀や御来光等々、めでたいとされるものをモチーフにした美術品・工芸品を買う。多くの高齢者世帯の壁に掛けられている皇族カレンダーは最たるものだ(E)。そして、認知症保険・がん保険・会員制健康クラブ。そして信仰となる(Y)。そう言えば、ある新興宗教の信者の話では、新年や教祖様の生誕日のお布施は軽く100万円はいくという話だ。信じられない!

さて、残ったのがNである。これは悩みごとと願いごとだが、優先順位としては悩みごとが先に来る。シニア(老親を抱えた子どもたちを含む)は悩みごとを解決してくれるものに対しては、容易に財布の紐を解くということ。そして私は長いこと、このフィールドで飯を食ってきたわけだ。

もうちょっと踏み込んだ話をしよう。彼らがおカネを払ってでも解決したい悩みごととはどういったものなのだろうか。私が運営する会員制の年中無休電話相談サービス『お困りごとホットライン(通称コマホ)』には、年間600件の相談が寄せられる。そのうち25%程度が、電話相談の延長線で個別サポートにつながっていく。つまり、オンサイトで同行・代行・請負することになるわけだ。

重要なのは、長いこと活動してみてわかったのだが、シニアの悩みというのは、富裕層でもそうでなくても、大体がみな同じということ。私は老後の8大課題と呼んでいるが、これらを解決してくれるサービスに対しては、シニアやその娘・息子たちは躊躇なくおカネを使うということだ。特に老親を抱えた50代の子ども世代は鉄板だ。仕事や家庭で忙しい娘や息子は、自分が動くくらいならお金で解決したいというのが本音なのだ。

【よくあるシニアの8大課題 = 実務代行サービス】
☆介護関連の事務手続き
☆認知症発症時の療養先確保
☆条件に合致した介護施設の選定
☆セカンドオピニオンの段取り
☆リビングウィルの事務手続き
☆節税に配慮した生前からの財産分与
☆予算内で賄える葬儀社の確保
☆死後事務

他にも、死後のペットの扱い、住まなくなった不動産譲渡。これを含めて、老後のよくある悩みトップテンだ。

また、まだまだ元気なアクティブシニアに対しては、まさかにそなえるための具体的な対策として、以下のキャンペーンオファーが有効なことがわかっている。特にコロナ以降は、加速して売れている。

【元気にシニア人気のリスク低減サービス】
☆ヒアリング式エンディングノート
☆認知症予防プログラム
☆近況伺い見守り会食懇談会
☆生前葬プロデュース
☆現物支給型長生き保険

どうだろう。イメージが湧くだろうか。

宣伝になってしまうけれど、これらのサービスを売るための、シニアとの出会い方、組織化の仕方、関係深耕術、会話術、カウンセリング技法。あと、当然ながら、各サービスの詳細プロトコル。これらを20時間~30時間、短期集中で習得してもらうのが『百寿コンシェルジュ認定講座』である。

シニアビジネス究極のひとり起業モデル。私は現在、この仕事をメインでこなしている・・・。

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