百寿コンシェルジュの紹介(2)
今回紹介する百寿コンシェルジュは、超ポジティブなS.Hさん。あのガムシャラな姿勢には、私も感激したものです。「話を聴いて、現状を変えられるかもしれないと直感した。だから熱い気持ちがあるうちに、とにかく前へ進みたいんです」。そう言って、短期間にたくさんの本も読破したし、私も会うたびに面談のロールプレイの相手をさせられました。
で、コメントを伝えると、こんどは手本を見せてくれと言う。だから、こちらも不用意なことは言えないし、ガチでやらざるを得ない(笑)。そんな彼女が、認定書を渡したときに号泣してたことが忘れられません。
「これまでの人生で、自分は何ひとつ真剣に取り組んだことも、やり遂げたこともなかった。それがこんなにも頑張れたのは駒場さんのおかげだ」というわけです。こっちまでもらい泣きしそうになったくらいです……。
★S.Hさんのプロフィールを教えてください。
大学卒業後、夏休みにボランティアをしていたのがきっかけで、介護系企業に入社しました。仕事は地域包括支援センターでイベントの企画等を手がけていました。いろいろな催し物を開いて地域のみなさんに気軽に足を運んでもらい、事業所の存在を知ってもらう。そうすることで、介護が必要になったら契約してもらえるような関係を築いておくんです。要は新規顧客の獲得ですよね。チラシを作ったり、ポスターを貼ったり。あとは、地域のシニア向けに、介護保険入門講座も担当していました。
★百寿コンシェルジュ認定講座を知ったきっかけは?
入社して3年も経過すると、待遇面とか人間関係とか、いろいろなフラストレーションが溜まってきて…。先行きのことも考えて、外部セミナーに積極的に出かけて情報収集していた時期があったんです。そんな時に、ある講演会で百寿コンシェルジュ認定講座のことを知りました。あの時が人生の転機になった瞬間だと思っています。目指すのはこれだって直感しました。ビビッときた感じです(笑)。
★受講してみようと思った動機は?
忘れもしない、「福祉の世界で幸せになるために知っておくべき3つのこと」という講演でした。聴いているうちに胸のなかで何かが弾けるような感覚が襲ってきて。自分も変われるかもしれないって。で、百寿グループのサイトの記事を夢中で読み漁って、理事長が書いた本も全部買って。私にもデキるんだっていう勇気のようなものが湧いてきた…みたいな感じで、速攻、申し込んでました(笑)。
★実際に受講してみた感想は?
世界観が変わりました(キッパリ!)。シニア援助の技術を学べたことはもちろん大きかったのですが、それ以上に、自分が生まれてきた意味や、世の中に果たすべき役割について考える機会を得たこと。そして、物事を深く、多角的に見ることの大切さを知ったこと。不思議なんですけど、あれ以来、勉強することが楽しくなっちゃったんですよね。学生時代の自分からは考えられないことです(笑)。
★今現在の活動について教えてください。
2019年いっぱいで会社を辞めてからは、本部のお手伝い(ニュースレターやHP掲載用コンテンツの作成、イベント運営、病院や施設の覆面調査)をさせていただきました。当初、2020年から起業予定でしたが、コロナの影響もあり、お言葉に甘えさせていただきました。その間、認定講座で学んだネットワーク構築術を実践しながら、地元の活動基盤を整えてきました。具体的には、緊急事態が解けた機関には、老人クラブや公民館のイベントに積極的に顔を出すようにしていました。
★実際の収入と目標について教えてください。
2020年は、月10日の非常勤契約で月15万円の給料制でした。今年4月からは個人事業主となり、百寿コンシェルジュとして活動しています。本部からお仕事を回していただたこともあって、上半期は年間目標である500万円のキッチリ半分。250万円を達成することができました。
★百寿コンシェルジュを目指す人へメッセージをお願いします。
自分の価値を磨きながら、同時に収入と自由時間を増やしたいと望んでいる人であれば、チャレンジする価値はあると思います。百寿グループの各種ツールを利用できるので心強いです。軽い気持ちで今とは別の世界の話を聴いてみることから始めてはどうでしょうか。