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さあ、どうする? ~現状を変えるために~

今回は、仮に現在の仕事・職場・働き方に「?」を感じている人がいたとして、現状を変えるためにどうしたらいいのか…について書いてみます。

もしも現在の勤務先が、ある程度きちんとした人事評価や人材育成の制度が整っているとしたら、上司に異動の申入れをしてみるのがいいでしょう。なにも定期面談の時まで待つ必要はありません。思い立ったが吉日です。

その際には、例えば、現場一辺倒できてあなたが、なぜ本部で働きたいのか。具体的に何がしたいのか。あるいは、何ができるのか。それが会社全体にとってどんな意味があるのか。これらを情報武装して臨むことです。

会社はもちろん、上司でさえ、あなたがどのような部署で、どのような仕事をしたいのか。いかなるスキルや経験を持っているのか、気づいてない場合があるものです。ですから、こういった形で会社に貢献したいのだと、会社の発展のために提案をしてあげるのです。

医療や福祉の世界では、こうした光景はあまり見かけないかもしれません。ですが、一般の企業であれば日常茶飯事です。そして、自分の構想をまとめて提案してくるような部下は、プラスの評価をしてもらえる確率が高いものです。

環境の奴隷に成り下がらず、臆することなく、あなたの考えや希望を言葉にして表現することです。あなたから動くことで、新しい風が吹く可能性がうまれてくるのです。

「人間にとって、憎まなければならない狂気とは何だろう。それは、あるがままの人生に折り合いをつけてしまって、あるべき姿のために闘わないことだ」とは、ラ・マンチャの騎士、ドン・キホーテの台詞です。

つぎの選択肢は、転職です。別の会社のキャリア採用に応募するのです。大切なのは、あなたが具体的に取り組みたいことを、どこの会社を舞台にして実現したいのか。それをあなたが決めることです。応募する時期とか、先方が中途採用をしているとかしていないとかは、いっさい関係ありません。あなたの都合でアプローチすればいいだけの話です。

いまの時代、いつ何時でも、企業は優れた人材を欲しているものです。ホームページ上では人材募集について告知していなかったとしても、です。こういうのを潜在需要アプローチと言います。あなた自身が本当に働きたい企業に対して、ためらうことなく提案してみることです。

超高齢化の波のなかで、どこの企業であってもシニア戦略は避けて通れません。シニアの老後の課題に精通しているみなさんです。さらにその先の、要介護からエンディングまでのニーズを知り尽くしていて、実際にサポートしてきたみなさんです。

ならば、そうした経験やノウハウやネットワークを駆使して新しいサービスアイデアをいろいろと描けるはずでしょう? それをそのまんま、「こんなシニア戦略、御社はご興味ありませんか?」と持ちかければいいのです。

なぁに、ダメでもともとです。失うものは何もありません。いけしゃあしゃあとアプローチすればいいのです。いいですか? ボールはあなたの手中にあります。主導権はあなたにあるのです。

そうそう。ひとつだけ気をつけてほしいことがあります。それは、つぎの仕事が決まる前に現在の職場に辞表を出さないことです。いまの仕事を続けながら、何とか時間をやりくりして転職活動をすることです。必須のリスクマネジメントです。誤解を恐れずに言うならば、福祉の世界には「バカ」がつくほど正直な人もいるので老婆心ながら念押ししておきます。そこだけはまちがえないようにしてくださいね。

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