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ヘレス でシェリーのボデガを見学!(ルスタウ編2019年)

スペインの南、アンダルシア地方のヘレス デラフロンテーラというシェリーの産地まで行き、シェリーのボデガ(醸造所)を見学してきました!

ヘレスデラフロンテーラまではセビーリャから電車で1時間ほど。成田エクスプレスとかロマンスカーの様な全席指定のカッコいい電車です。ちなみにヘレス空港駅とヘレスデラフロンテーラ駅は違うので注意!(私は焦ってチケット買ったら間違えて空港までのチケットだった。隣の駅だからさほど問題なかったが)

駅到着。可愛い。

駅前にすでに樽のオブジェが!!

まずはルスタウのボデガへ!
駅からは徒歩約10分。てくてく歩きます。

写真じゃ伝わらないかもですが、やたらデカイ顔なし銅像が。

線路沿いを歩いて。落書き?クオリティ高し!

ルスタウの看板出たー!

こちらがルスタウ醸造所のエントランス
ブドウの葉っぱがキレイ!!!

↑ここが事務所入り口。
知人の紹介で日本から予約してた事を伝えるが
「え?聞いてないよ?予約入ってないけど?」みたいに言われてしまう。
マジか?!なんとか事情を話そうにも英語もスペイン語もほとんど出来ないので焦るが、なんだか大丈夫みたいになった(笑)
言葉がわからないなら分からないでなんとかなるもんですな。

しばらく待って、年配のおじさまおばさま方と一緒に見学開始!

樽が積み重なる蔵に入った途端、甘いような香ばしいような良い香りがぶぁ〜とやってきた!

まずはマンサニージャを試飲。

う、うまい!!!

ほんのり塩味を感じるキリッと辛口。香りも爽やか。あー、魚貝と合わせたい!

続いてフィノ、ハラーナを試飲。
マンサニージャと同じく辛口のシェリーですが、フィノの方がちょっとナッツっぽい香りが強く、味もコクがある感じ。

フィノの特徴的なナッツの香りの元、フロールについての説明。

天井は隙間がある。風通しをよくしているんだって。蔵の中は涼しい。シェリー達にとって良い温度環境になるようにしているそうです。


どうしても「システム」というと機械やコンピューターで若いシェリーと古いシェリーをキチンと分量計算されて自動で混ぜるシステムがあるんでは?と思ってたけど、なんてこたぁない、こうやってホースで出して、次の樽に入れる、というシステムというにはあまりにアナログな方法。長年の謎が解けました。

ちなみに、このホース「プルポ(スペイン語で「タコ🐙」の意味)」と言うそうです。

マンサニージャ、フィノ、アモンティリャード、オロロソと試飲し、最後は甘口シェリーのクリーム「イーストインディア」を試飲。

日本でも飲んだけどこのクリーム美味しい。

クリームというとミルクとかが入ってると思いがちですが「オロロソとペドロヒメネスをミックスしたもの」がクリームっていうんです。ミルク系のものは一切入ってません!ペドロヒメネスは黒蜜のごとく甘いから、辛口で独特の香りがあるオロロソで中和される事で丁度良い甘さになるんです。

そもそもオロロソがとっても美味しかったんだよね。そりゃ美味いわけだよ。

試飲はグラスを持って、醸造所の中を歩きながら、次々と違うタイプのシェリーを注いでもらい、その説明を聞きながら歩き飲みするスタイル。
次のシェリーを注がれる時に飲みきれなかった分は下に捨てる。試飲会でよくある、バケツとかは用意されてません。下が土だから捨てても問題ないんだね。
ちゃんと飲みきりたかったけど、まだ朝10時半。このペースで全部飲み切ったらラストヤバイぞ、と思い、途中から少し捨てながら飲みました(悔しい!が、酔っ払う訳にはいかななかったので泣く泣く、、、また、結構ちゃんと一杯分くらいついでくれちゃうんだよ💦大サービスでした)

ちなみに、見学は全て英語だったので、ほとんどわからないかなー?と思ってたけど、シェリーの醸造においての専門用語は知っていたので意外と分かった。知識を持つって大事ね。


一緒に見学してたおじさまとおばさま達。
もともとバルセロナに住んでたんだけど、仕事をリタイアして今はポルトガルに住んでいるそうだ。
色々話しかけてくれて嬉しかったな。

最後にオマケでベルモットを試飲

コレコレ!!最近発売されたベルモットのロゼ!ずっと飲みたかったから嬉しい!
割と甘めです。桜餅みたいな香りが特徴。レモンスライス入れてロックスタイルやソーダで割ると良さそう!

ベルモットというとチンザノやノイリープラットが有名ですが、それらにくらべると結構甘い。バルセロナのバルでベルモット頼んだ時も甘いなぁって思ったから、スペインではこの甘さが主流なのかな?

「だいぶ酔っ払っちゃったねぇ」とベルモットを飲みながら皆で談笑。

販売もしてます。
とにかくマンサニージャの美味しさに感動し、10€という値段にも惚れ、一本お買い上げ💕
日本じゃ酒屋で買ったら2,000円は余裕で超えるもん。現地で買ったという満足感も嬉しいのよね。

ここで見学は終了。
裏口からさようなら、なんですが、醸造所の中をグルグル歩いてたから、外に出ても「ここどこ?!」と一瞬迷ったよ。入り口と全然違う所で解散って、、、


もどってきた!

さて、時間はまだ11時半。
Googleマップで調べたらTIOPEPEのボデガまでも歩いて20分程度なので、チラリと覗こうと思い、移動開始。

しかしヘレス 、シェリーに興味無い人にとってはこれといった観光名所がないので、人は少ない。

のんびりテレテレ歩いていたらオッサンがタムロするバーを発見!
まるで「世界入りにくい居酒屋」まんまの店構えだけど、多少酔っ払った勢いで入る

昼12時でシェリーを求めるオッサンでカウンターは満杯

犬もいる笑

先程美味しかったので、今回はマンサニージャを。
なんと1€!安い! しかも並々と注がれた!

ゴンザレスビアス社の系列らしき店でした。

↑ほとんどヨタヨタ歩きで酔っ払ってたオッサン

店内をパシャパシャ写真撮ってたら「撮ってやるよ!」と、私を撮ってくれた😅

いやぁ、一杯しか飲まなかったけど、ここが本当に良かったのよー!
地元の感じを存分に味わわせてもらいました♥️

路地をてくてく

かわいい

ティオペペの看板発見!

続く。

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