事業を成長させていくために最も重要な競争要因は何か。

先日、女性起業家5名とのトークセッションの中でこんな体験談があった。

「ある日、突然スタッフが半分退職してどうなるかと思ったが、なんと業績は逆に上がった。」

その退職したスタッフたちは会社に対して批判的だったらしい。
それでみんなで示し合わせて突然退職した。
普通に考えると半分もいなくなったら残されたスタッフは大変。

でも、逆にそれがきっかけでチームが盛り上がって劇的に生産性が上がった。

その時に思い浮かんだのが、ネットフリックスの創業者リード・ヘイスティングスの話。

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【能力密度】

優秀な人材はお互いをさらに優秀にする。
重要なのは、優秀な同僚に囲まれているとワクワクするし、刺激を受けるし、最高に楽しいということ。

最高の職場とは贅沢なオフィスやスポーツジム、あるいは社員食堂でタダで寿司が食べられることではない。才能豊かで協調性のある仲間と共に働く喜びこそがその条件だ。

自分を高めてくれるような仲間である。全員が抜群に優秀であれば社員がお互いに学びあい、モチベーションを刺激しあうので、パフォーマンスは限りなく向上していく。

逆に、怠け者、人当たりは良くても成果が挙げられない者、悲観論者などがチームにいると、全員のパフォーマンスが低下する。

オーストラリアのある大学での実験では、チームメンバーが抜群の才能と知性に恵まれていても、たった1人が問題行動をするだけでチーム全体のパフォーマンスが低下することが明らかになった。
長期にわたって何十回と実験を繰り返したところ、足を引っ張るメンバーを1人加えたグループでは、他のグループと比べて成績が実に30～40％も低くなった。

NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX リード・ヘイスティングスより引用。
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今つくづく思うのはどんな時代であれ、
事業を成長させていくために最も重要な競争要因は何かというと「資本」ではなく、やっぱり「人」ですね。
これに尽きる。