ポテンヒットになってないか?
ポテンヒットって野球で使う言葉ですが、打球が内野手と外野手の間あたりにフラフラっと上がってポテンと落ちてヒットになってしまうことを言います。
ピッチャーとしては打ち獲ったと思った打球がヒットになってしまう。
これはチームでプレイをする上で起こりうる出来事です。
センターを守っていて、センターに向かって飛んできた打球は当然センターが取りに行きます。
ライトが取りに行ったりはしない。
それがセンターとセカンドの間辺りにフラフラっと打球が上がった時に、センターはセカンドがとると思い、セカンドはセンターがとると思ってしまい、結局お見合いをしてポテンヒットになってしまう。
「誰かがやってくれるだろう。」仲間を信じることも大切だけど、そう思い込んで、結果的に誰も取りに行かずにポテンヒットになってしまいます。
最悪なのは
「それはバイヤーの担当でしょ」
「いや、それは商品開発の担当だ」
「え、誰からも指示がなかったから。」なんて会話。
じゃ、こういう現象をどうやったらなくすことができるだろうか。
それは、野球やサッカーと同じで周りのメンバーや自分たちが「声」を出すこと。
周りのメンバーが「センター!」って言えばセンターも迷いなく全力で取りに行けるし、もしくはセンターが「俺がとる!」って言えばセカンドも安心して任せる事ができます。
それには日ごろから「声を掛け合う」という習慣が必要。
コミュニケーションが活発なチームにはポテンヒットなんて起こらない。
つまり、やはり円滑なコミュニケーションがチームの生産性を向上させる。
たまにキャッチャーがセンターフライを取りにく場面を見かけますが、気持ちは素晴らしいけど、生産性が高いとは言えません。
新しことにチャレンジし続ける当社のような会社では、常に複数の新しいプロジェクトが走っています。
ホラクラシーという自立型の組織運営をしているので、メンバーの当事者意識は高いと思います。
ゆえに、センターとセカンドが両方とも取りに行ってぶつかることもあります。
そこも声掛けですね。常に誰かが「声」を出さないと。
そして、みんなが周りのメンバーの状況を把握してプレイする。
センターが足をケガしていることを知っているかいないかで、ライトとレフトの動きは変わります。