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我が家の猫たち

こんばんは、Jack.Dです。皆様、今日も一日お疲れさまでした。

私はあと一カ月もすると齢50歳を迎えます。振り返ってみると我が家での猫たちとの付き合いは、私が中学生だったころまでさかのぼります。

当時は、全身まっしろけの野良猫たちが我が家の周辺をウロウロしていました。

朝食や夕食の時間になり家族が集まってくる頃になると、決まって一匹のシロネコが、家族が食卓を囲う部屋にある引き違い窓(ほうきでホコリを掃き出すことができる大きな窓)の外から、我々を見つめていたのです。

当時の私はそれを見かねて、そのシロネコに私のご飯のおかずをお裾分けしてあげたこともしばしば。

何回かそんなことが続いたのちに、そのシロネコに対して親近感が湧いてききました。

あるときそのシロネコを撫でてあげようと思い、手を差し伸べた途端に思いっきり引っかかれてしまいました。

引っ搔かれた手は大流血。「野良ネコたるもの、そう簡単には人にはなれないものなんだ」と、その頃は学習しました。

やがて時間は流れ、シロネコの役割がパンダ柄の猫に代わった頃合いから、ネコが家の中に出入りするようになりました。

パンダ柄のネコは、とても愛嬌が良く、人を引っ搔くようなことはありませんでした。

これ以降我が家に関わるネコたちは次のように変遷していきました。

→①シロネコ:雄→②パンダネコ:雌→③パンダネコ:雌(サバ柄)→④(私が同僚から譲り受けてきた)シャムネコ:雄→(結婚により自宅を離れ、離婚により実家に戻るまでは不明)→⑤ロシアンブルー:雄→⑥ペルシャ:雄→⑦栗柄(内側の渋皮色):雌

⑥のネコが病気で亡くなってしまった時の父の背中の寂しい姿に耐えられず、私の同僚から譲り受けた⑦のネコが非常にタチが悪かった。

子猫のときは、それはそれはとても可愛い愛らしい存在でした。

しかし、ある程度成長すると悪魔に豹変したのです。

エアコンの上から寝ている父に向ってダイブをしたり、カーテンというカーテンもボロボロに、壁にかけてあった絵画も半ば落ちそうな状態になっていたりと。

たまりかねた父が、⑦ネコ(以降、栗柄なので「マロン」)を、リードをつないで散歩に連れ出すようになりました。

外出することに味をしめたマロンは、これ以降勝手に外出するようになりました。

父には、前のネコは外から病気をもらって病死してしまったので「決して外には出さない」と約束をしておりました。

しかし、マロンは閉めてあった網戸をぶち破って勝手に外出してしまうのです。

こんなこともあって父は、マロンが外出することを勝手に容認してしまったのですが、マロンに対して避妊手術をしておくべきでした。

気付くと7匹の子猫を産んでいたのです。それも束の間、さらに5匹増えました。

今までずっと1匹体制を維持してきたのに、一気に12匹の猫たちをお世話することになったのです。

それから、家の中がボロボロになるのにそんなに時間はかかりませんでした。

しばらく12匹の猫たちを見てきましたが、同じ血筋であるはずなのに、どうも派閥が生まれたみたいです。

12匹体制から4年経ち、今自宅にいるネコたちは6匹だけになりました。

マロンとその子1匹は病死、その他6匹は派閥争いに敗れ、我が家を追放されてしまったようです。

そして、マロンの子が産んだ2匹が加わり、6匹だけ我が家に残っています。

我が家のネコたちのラインナップは以下のとおり。
①キジトラ:雄 ・・・ 避妊済
②茶トラ :雄 ・・・ 避妊済
③クロ  :雌 ・・・ 未避妊
④シロトラ:雌 ・・・ 未避妊
⑤クロ  :雄 ・・・ 未避妊(子猫のためまだ不要)
⑥茶トラ :雄 ・・・ 未避妊(子猫のためまだ不要)

③④の避妊を父に依頼しましたが「面倒くさい」と断られてしまいました。「ムカ~ッ」と思いましたが、そんなことも言ってられないので、明日③の避妊手術を私が対応することにしました。

思えばマロンを連れてきた私が悪いのです。
もう、父の寂しい背中には決してだまされないようにします。

今日はこの辺で、お先に失礼いたします。
お休みなさい。


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