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クラウドDWH「Snowflake」が非公開でIPO申請。直近の評価額は124億ドル
クラウドDWHを提供するデカコーン企業「Snowflake」が非公開で上場申請書類を提出したとBloombergが報じました。
Snowflakeは2012年にOracle出身のBenoit Dageville氏とThierry Cruanes氏にMarcin Zukoski氏を加えた3名で創業しました。彼らはクラウドベースでデータウェアハウス(DWH)を提供しています。ERP等複数のデータベースから分析等に用いるための統合データ基盤を構築するために使用されます。
Snowflakeは2017年にシリーズDでICONIQ Capital等から1.05億ドルを調達し、評価額5億ドルに。2018年1月にはSequoia Capital等から2.64億ドルもの出資を受けてユニコーン企業となりました。
2018年11月にシリーズFで4.50億ドル、2020年2月にはシリーズFで4.79億ドルを調達し、評価額は124億ドルに達しました。シリーズFのラウンドに参加したSalesforceとは戦略的パートナーシップを締結しています。
2019年5月にはServiceNowの元会長で同社をIPOに導いたFrank Slootman氏がCEOに就任。顧客数は2,000社を超えているといいます。
ワーナーミュージックやZoominfo、Nikola、Vroomなど、米国IPOが再び活況となってきました。2020年後半は再びユニコーン企業の上場が増えそうな気配があります。