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ダミアン・レーン騎手が「アウト」に

  先日、ダミアン・レーン騎手が来年の短期免許での来日騎乗の危機について投稿しました。

  結論から申し上げますと、来年の騎乗、来年の短期免許の交付が「不可」となりました。制裁理由は、今回も「ムチ」でした。6/10の東京競馬場4Rで1番人気のイッツオンリーユーに騎乗したレーン騎手。直線では2番人気のネッロランパンテとの接戦となり、並ぶようにゴールを通過。結果はネッロランパンテが勝利、イッツオンリーユーが2着でした。これだけの接戦になりましたので、いくら意識していても、ムチの使用制限があることをレーン騎手は忘れてしまいました。現在、連続でムチを使用できる可能回数は5回となっているのですが、今回のレースでレーン騎手がゴール前で使用したムチの回数は「7回」(数えました😅)。
 
 レースを見て「これは……」と思いましたが、やはり制裁となっていました。今回の制裁点は「8点」。短期免許期間中に制裁点が30点を超えますと、来年の短期免許の認可が下りないルールになっているのですが、6/4終了時点でレーン騎手の制裁点は

24点

つまり「24+8」で、制裁点が32点……。

 今年は史上3人目の外国人による日本ダービー制覇を果たし、新馬戦では多くの素質馬に騎乗し勝利を量産するなど、流石の存在感を示していた彼ですが、来年はその姿を見ることが出来ません。
 名手レーン騎手がなぜこれほどに重宝されてたかと申しますと、ビッグレースが始まる3月末、オーストラリア競馬はシーズンオフでこの時期は競馬自体あまり開催されていません。そのため、レーン騎手にとってはこの短期免許期間が「稼ぎ時」で、その手腕を知っている関係者にとっても、もちろんオファーしたい騎手というわけです。
 そのレーン騎手が来年騎乗できないということで、この開催期間中に乗っていた馬、特に来年クラシックレースに出走するかもしれない素質ある2歳馬に乗ってもらえないということで、陣営は今後騎乗してもらうか、アタマを悩ませることとなりそうで、早くも短期免許で来日が可能な著名の外国人騎手のオファーを試みているようです。
 「マジックマン」と異名をとり、今年夏~秋にかけての来日が予定されていますブラジル人騎手、ジョアン・モレイラ騎手が最有力候補のようですが、来年春までに日本のビッグレース期間中にシーズンオフになる各国の有力騎手探しがどうなるか、そしてレーン騎手に変わる騎手は誰になるのか、彼不在による影響が来年どのくらい波及するか、それによってどのような変化が起こるのか、私的にはまたひとつ、観戦する楽しみが増えました

 
 


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