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プロキオンS・雑感

・ドンフランキー
 逃げの手を打ち、前半600㍍33秒9。額面では逃げ有利のペースではありませんでしたが、結果的にはこの馬のスピード能力、そして現況の充実を示しました。前走の1200㍍の勝ちタイムが1分10秒8でしたが、今回の1200㍍の通過タイムは1分10秒2。そのなかで逃げ切ったことがその裏付けといえるのでしょうし、溜めるよりも気のままに逃げる方が持ち味が生きるタイプのようです。600㌔近い巨漢。血統的には芝でも再度見てみたい馬です。

・リメイク
 今回はスタートを決め、正攻法の競馬。絶好位、手応えも良好。見た目は完全勝ちパターンでしたが、今回は相手が強かった、それだけだと思います。非の打ちどころはなかったと思いますが、強いてあげれば、過去のレースを顧みても正攻法ですと、最後の詰めがひと息のようです。圧勝したカペラSのようにしっかりと脚を溜める型がやはりベストのようです。

・オメガレインボー
 中団の外め、この馬の脚は使いました。この馬の力は出しましたが、前の2頭には離されましたが、GⅢレベルでしたら、引き続きチェックが必要でしょう。

・エルバリオ
 中団内を追走しジリジリの伸び。重賞でもメド立つ内容ではありましたが、近走1400㍍に特化した使い方をしており、当面この番組は秋競馬までありません。もし再度、夏競馬を走るとすれば1700㍍か1800㍍になるでしょうか。また、軽いダートコンディション時にパフォーマンスを上げており、彼の好走条件、パターンは比較的分かりやすいように思えます。

・ジレトール
 勝ち馬をマークする形でしたが、直線早々に失速。前半600㍍が35秒台前後の時に好走しているこの馬にとって、33秒9の前半ラップは速すぎました。オープンでも通用しますが、現状はメンバー、展開、脚質比較を鑑みる必要がありそうです。

・タガノビューティー
 後方追走で、外から脚を伸ばしてきましたが、残り200㍍を切ったところで異常歩様を発症してしまいました(調教再審査の制裁)。これがなければ、3着争いは確実でした。参考外の一戦。状態が心配ですが、何事もなければ、次走もマイル前後でしたら引き続き注目です。

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