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米海軍空母打撃群、ウクライナ・ロシア懸念で地中海滞在を命じられた。

米空母打撃群12.30

ワシントン(AP) - ロイド・オースティン国防長官は、ウクライナ国境付近に数千人のロシア軍が集結していることを懸念し、米海軍空母打撃群に中東へ移動せず、地中海地域にとどまるよう命じた。

ある国防省関係者は、USSハリー・S・トルーマンとそれに付随する5隻のアメリカ軍艦のスケジュール変更は、ヨーロッパにおける持続的なプレゼンスの必要性を反映したものだと語った。この地域の米国の同盟国やパートナーを安心させるために必要なことだと、軍事配備の詳細を議論するために匿名を条件に同高官は語った。

米国と西側諸国は、国境付近のロシア軍の増強が推定10万人のピークに達するのを見ており、モスクワがウクライナへの侵略を準備しているのではないかという恐怖を煽っている。

ロシアは2014年にウクライナのクリミア半島を併合し、その直後に同国東部の分離主義者の反乱の背後に支援を投入した。7年以上にわたる戦闘で1万4000人以上が死亡し、ドンバスと呼ばれるウクライナの産業中心地は壊滅的な打撃を受けた。

ロシアは新たな侵略の意図を否定し、その代わりに、ウクライナはモスクワが支援する反政府勢力が保有する地域の支配権を取り戻すために武力を行使しようとする計画を練っていると非難している。ウクライナはこの主張を否定している。

トルーマン攻撃隊は、巡洋艦USS San Jacinto、誘導ミサイル駆逐艦USS Cole、USS Bainbridge、USS Gravely、USS Jason Dunhamの5隻の米軍艦船で構成されている。また、ノルウェー海軍のフリゲート「フリッドヨフ・ナンセン」も加わっている。
トルーマンは12月1日に母港のバージニア州ノーフォークを出港し、12月14日に地中海に入港した。このまま湾岸地域に向かう予定だった。

記事引用元:APNEWS

米ロシア首脳、30日に電話会談へ 2国間関与など幅広く協議

Bidenロシア会談

[ワシントン 29日 ロイター] - 米ホワイトハウスは29日、バイデン大統領とロシアのプーチン大統領が30日に電話会談すると発表した。

米国家安全保障会議(NSC)のホーン報道官は声明で、会談では米ロの外交的関与を含む多岐にわたる議題が協議される見通し。

ロシア大統領府のペスコフ報道官はロイターに対し、電話会談が「30日夜遅く」に予定されていると明らかにした。

ホーンNSC報道官はまた、ロシアがウクライナ国境周辺で軍部隊を増強している問題を巡り、バイデン大統領が欧州諸国の首脳らと協議しているほか、政府高官らが北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)、欧州安保協力機構(OSCE)と連絡を続けているとし、米政府が共通のアプローチを巡り、欧州の同盟国と連携を続ける方針を明らかにした。

米とロシアはこれまでに、両国の当局者が来年1月10日の安全保障関連協議に参加するとの見通しを示している。

JACKの私見:2つの記事を紹介したが、この2つの異なるニュースは年の瀬の30日の会談に、関係する。ロシアが調子に乗った要件を米国やNATOにぶつけた結果、2つの大国がガチで睨み合っているが、米国が地中海に空母打撃群を留まったせいで、ロシアは容易にウクライナへ手が出せなくなった状況だ。次はロシアがどう出るか?メンツ次第かもしれない。NATOだけではなく、英国ジョンソン政権も強気で、ロシアが劣勢になってきた雰囲気はある。目が話せない。

記事引用元ロイター

Jack Hikuma