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ポンコツの夢がやぶれたとき

ポンコツには夢がある。

小学校からのお友達、もこちゃんと一緒にスナックを開くことである。


もこちゃんはポンコツより変な女

2人で飲みに行くと必ず、どんなお店にするか話し合いをする。

先日、もこちゃんが

「最近さ、あったかい蕎麦作るのはまってる」

と言ってきた。

もこちゃんは料理が好き

めっちゃ美味しそう!!それ!スナックの締めメニューにしようよ!


絶対頼んじゃうよねえ!

「家賃を考えると、狭くてカウンターだけかな」

と、もこちゃんがいう。

いいねえいいねえ

「だけどさ、お金の計算だれがする?この店の会計も危ういのに」
と聞くと、もこちゃんは、

「理系の男を雇おう」

シュッとした理系

「でもさ、その理系のこと計算してる姿見てるうちにさ、2人して好きになっちゃうかもよ?」

というと、もこちゃんは

「それなら太った暑苦しい理系にしよう」


ただでさえ狭いんだからあっ

「いや、何かの間違えで三角関係になったらまずいからそれを2人雇おう。」

と、もこちゃんはたたみかけてきた。

人件費っっ

「完璧」

「私が蕎麦作るから、ポンコツちゃん接客ね」
と言ってきた。
「は?!ポンコツも蕎麦作りたいんだけど。」

すると、もこちゃんは、

「ママはお着物だから、その上に割烹着を着たいね!」

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「めっちゃいいね!」

「絶対人気店になるよねえ!」

と2人は盛り上がった。


活気あふれるうっっ

「でもさ…」

「これって…」



スナックではない




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